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公開番号
2025071583
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-08
出願番号
2023181868
出願日
2023-10-23
発明の名称
画像処理装置及び画像処理装置の制御方法
出願人
シャープ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06T
7/13 20170101AFI20250428BHJP(計算;計数)
要約
【課題】原稿領域を高精度に特定可能な画像処理装置を提供する。
【解決手段】 制御部を備える画像処理装置。制御部は、原稿を読み取って得られた画像を取得し、画像から特徴点を抽出し、画像において、所定の方向に並んだ複数の特徴点を、原稿の範囲を定めるエッジに対応する特徴点として特定し、特定された特徴点に基づいて原稿範囲外を設定し、設定された前記原稿範囲外の特徴点を除去する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
制御部を備え、
前記制御部は、
原稿を読み取って得られた画像を取得し、
前記画像から特徴点を抽出し、
前記画像において、所定の方向に並んだ複数の特徴点を、前記原稿の範囲を定めるエッジに対応する特徴点として特定し、
前記特定された特徴点に基づいて原稿範囲外を設定し、
前記設定された前記原稿範囲外の前記特徴点を除去する、
画像処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記画像は、複数の撮像素子を第1の直線に沿って並べたラインイメージセンサと、前記第1の直線に対して直交する第2の直線に沿って並べた光源素子群とを用いて生成され、
前記所定の方向は、前記第2の直線と平行である、
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記エッジに対応する特徴点は、前記原稿の、前記第1の直線と略平行な二辺に対応する特徴点を含む、請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記第1の直線と略平行な前記原稿の二辺を第1及び第2の辺と呼び、
前記画像において、前記第1及び第2の辺に対応する特徴点から所定の距離だけ離れた、前記第1及び第2の辺と平行な直線をそれぞれ第1及び第2の仮想直線と呼ぶとき、
前記エッジの一部に対応する特徴点は、更に、前記第1の辺を延長した直線と前記第1の仮想直線との間の特徴点、及び、前記第2の辺を延長した直線と、前記第2の仮想直線との間の特徴点を含む、
請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
画像入力部を更に備え、
前記画像入力部は、前記画像入力部が前記原稿を撮像する際に前記原稿の背景となる背景部を備え、
前記画像は、前記背景部に対応する背景画像と、前記原稿に対応する原稿画像とを含む、
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記背景は白色である、請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記画像から抽出した前記特徴点の座標を算出し、
前記座標に基づいて、前記原稿の範囲を定めるエッジの一部に対応する特徴点を抽出する、
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記画像から抽出した前記特徴点の画素を特定し、
前記画素に基づいて、前記原稿の範囲を定めるエッジの一部に対応する特徴点を抽出する、
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項9】
画像処理装置の制御方法において、
画像を読み取って得られた画像を取得し、
前記画像から特徴点を抽出し、
前記画像において、所定の方向に並んだ複数の特徴点を、前記原稿の範囲を定めるエッジに対応する特徴点として特定し、
前記特定された特徴点に基づいて原稿範囲外を設定し、
前記設定された前記原稿範囲外の前記特徴点を除去する、
画像処理装置の制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は画像処理装置等に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、フラットベッドスキャナや複合機(MFP、Multi-Function Printer)等の画像処理装置では、原稿台の読み取り面に原稿を載置して原稿カバーで原稿と読み取り面とを覆った状態で、イメージセンサが原稿を撮像することにより画像を生成する。このとき、イメージセンサは、原稿だけではなく、原稿カバーの内面を背景として含む画像を出力する。このため、原稿の画像を生成するためには、イメージセンサの出力から原稿の範囲を特定する必要がある。
【0003】
本開示に関連して、特許文献1には、第1及び第2の閾値判定値を有する二値化処理を行うことにより、原稿のエッジを抽出することが開示されている。特許文献2には、エッジの検出結果を、第1方向に第1間隔毎にサンプリングして第1境界点群を抽出し、第1方向に第2間隔毎にサンプリングして第2境界点群を抽出すること、第1境界点群に基づいてノイズ除去条件を決定すること、ノイズ除去条件を満たす境界点を第2境界点群からノイズとして除去することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-044635号公報
特開2020-149148号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示によって解決しようとする課題は、原稿領域を高精度に特定可能な画像処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、制御部を備え、前記制御部は、原稿を読み取って得られた画像を取得し、前記画像から特徴点を抽出し、前記画像において、所定の方向に並んだ複数の特徴点を、前記原稿の範囲を定めるエッジに対応する特徴点として特定し、前記特定された特徴点に基づいて原稿範囲外を設定し、前記設定された前記原稿範囲外の前記特徴点を除去する、画像処理装置を提供する。
【0007】
また、本開示は、画像処理装置の制御方法において、画像を読み取って得られた画像を取得し、前記画像から特徴点を抽出し、前記画像において、所定の方向に並んだ複数の特徴点を、前記原稿の範囲を定めるエッジに対応する特徴点として特定し、前記特定された特徴点に基づいて原稿範囲外を設定し、前記設定された前記原稿範囲外の前記特徴点を除去する、画像処理装置の制御方法を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、原稿領域を高精度に特定可能な画像処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
画像処理装置にて撮像される原稿の一例を示す図である。
図2(A)は、灰色背景を用いて原稿を撮像して生成し、特徴点を抽出した画像の例であり、図2(B)は、白色背景を用いて原稿を撮像して生成し、特徴点を抽出した画像の例である。
本開示の第1実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。
第1実施形態に係る画像処理装置にて撮像される原稿の例を示す図である。
第1実施形態に係る画像処理装置が原稿を撮像して生成した元画像と、その元画像に対して特徴点抽出処理を実行して抽出した特徴点について説明するための図である。
第1実施形態に係る画像処理装置が、原稿画像の副走査方向の辺に基づいて原稿外範囲の特定することについて説明するための図である。
第1実施形態に係る画像処理装置が、原稿外領域の画素を削除した後の原画像について説明するための図である。
第1実施形態に係る画像処理装置が、傾いた原稿画像の副走査方向の辺に基づいて原稿外範囲の特定することについて説明するための図である。
第1実施形態の実施例に係る画像処理装置の動作について説明するためのフローチャートである。
第1実施形態の実施例に係る画像処理装置の動作のうち、不要エッジ情報の除去について説明するためのフローチャートである。
図11(A)は元画像の例であり、図11(B)は階調補正後の例である。
図12(A)はスケーリング後の例であり、図12(B)は水平方向のエッジのフィルタ処理後の例である。
図13(A)は垂直方向のエッジのフィルタ処理を実行した後の例であり、図13(B)は水平方向のエッジ検出後の例である。
図14(A)は垂直方向のエッジ検出後の例であり、図14(B)は水平方向のノイズ除去後の例である。
図15(A)は垂直方向のノイズ除去後の例であり、図15(B)は水平方向の外郭エッジを抽出した後の例である。
図16(A)は垂直方向の外郭エッジを抽出した後の例であり、図16(B)は水平方向と垂直方向の外郭エッジを合成した例である。
本開示の第2実施形態で用いられる原稿の形状について説明するための図である。
図18(A)は、図17の原稿を撮像して生成した元画像に対し、第1実施形態の手法を用いて判定した原稿範囲外を説明するための図であり、図18(B)は、図18(A)の元画像に対して、第1実施形態の不要エッジ情報の除去を実行した状態を説明するための図である。
図19(A)は、図17の原稿を撮像して生成した元画像に対し、第2実施形態の手法を用いて判定した原稿範囲外を説明するための図であり、図19(B)は、図19(A)の元画像に対して、第2実施形態の不要エッジ情報の除去を実行した状態を説明するための図である。
図20(A)は、図9のステップS15で傾き検知をする元画像と、その元画像から抽出された特徴点の例を示し、図20(B)は、図20(A)の元画像及び特徴点に対して、ステップS17のエッジ情報の傾き補正をした状態を示し、図20(C)は、エッジ情報の傾きを補正した図20(B)の特徴点に基づいて生成した縦方向エッジのヒストグラムの例である。
図21(A)は、図9のステップS15で傾き検知をする元画像と、その元画像から抽出された特徴点の例を示し、図21(B)は、図21(A)の特徴点に対して傾き補正をしないで行う度数の計数について説明するための図であり、図21(C)は、図21(B)のように度数を計数して生成した縦方向エッジのヒストグラムの例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施形態の説明に先立って、背景色の違いと、検出されるエッジの特徴点の関係について説明する。図1は画像処理装置にて撮像される原稿の一例である原稿1を示す図である。ここで、画像処理装置は、撮像素子を主走査方向に沿って並べて配置したラインイメージセンサを備えるものとする。以下、本明細書において、特徴点とは、原稿の外周の辺(または原稿のエッジ)として、原稿1を含む画像から抽出された画素であり、特徴点の座標で表される。また、特徴点抽出処理とは、画像から特徴点を抽出する処理である。特徴点抽出処理は、例えば、副走査方向をX軸とし、主走査方向をY軸として、画像を通過し、X軸に平行な直線それぞれにおいて、Xの値が最大の画素と最小の画素とを、特徴点として抽出して、それら特徴点の座標を出力する。また、画像を通過し、Y軸に平行な直線のそれぞれにおいて、Yの値が最大の画素と最小の画素とを特徴点として抽出して、それら特徴点の座標を出力する。
(【0011】以降は省略されています)
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