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公開番号2025029348
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-06
出願番号2023133909
出願日2023-08-21
発明の名称冷却庫
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類F25D 25/02 20060101AFI20250227BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】利便性の高い収容庫を提供する。
【解決手段】冷却庫1は、冷却室10を有する筐体50と、冷却室10に配置される棚板40と、を備えている。棚板40は、底壁部45と、底壁部45の一の方向における一方側端部から起立する第1壁部41と、底壁部45の前記一の方向における他方側端部から起立し、第1壁部41よりも高い第2壁部42と、を有している。第2壁部42は、その上端42aに位置する係合部47を有する。筐体50の冷却室10に露出する後壁25は、係合部47と係合可能な被係合部61を有する。第2壁部42が第1壁部41よりも後方に位置する場合に、係合部47と被係合部61とが係合して棚板40が前後方向に引き出し不能である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
冷却室を有する筐体と、
前記冷却室に配置される棚板と、
を備え、
前記棚板は、
底壁部と、
前記底壁部の一の方向における一方側端部から起立する第1壁部と、
前記底壁部の前記一の方向における他方側端部から起立し、前記第1壁部よりも高い第2壁部と、
を有し、
前記第2壁部は、前記第2壁部の上端に位置する係合部を有し、
前記筐体の前記冷却室に露出する後壁は、前記係合部と係合可能な被係合部を有し、
前記第2壁部が前記第1壁部よりも後方に位置する場合に、前記係合部と前記被係合部とが係合して前記棚板が前後方向に引き出し不能である、冷却庫。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記第1壁部が前記第2壁部よりも後方に位置する場合に前記棚板は前後方向に引き出し可能である、請求項1に記載の冷却庫。
【請求項3】
前記後壁には、前記冷却室に前記棚板が配置された状態で、前記配置された棚板よりも低い位置であって、前記第2壁部の上端よりも高い位置に形成されており、前記冷却室に冷気を吹出す吹出口が形成されており、
前記後壁は、前記第1壁部が前記第2壁部よりも後方に位置する場合に、前記第1壁部と接触する部分を有する、請求項1又は2に記載の冷却庫。
【請求項4】
前記後壁は、前記第1壁部が前記第2壁部よりも後方に位置する場合に、前記第1壁部側に突出して前記第1壁部と接触する突出部を有する、請求項3に記載の冷却庫。
【請求項5】
前記突出部は、前記第1壁部が前記第2壁部よりも後方に位置する場合に、前記第1壁部と面接触する、請求項4に記載の冷却庫。
【請求項6】
前記後壁は、前記棚板が前記冷却室に配置された状態において、前記棚板の下方を伝って後方に流れた冷気が流入可能な流入口を有する、請求項3に記載の冷却庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却庫に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
冷蔵庫などの冷却庫の庫内は、棚板などによって仕切られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-34652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
平板状の棚板の上には、背が低い物品を配置しやすく取り出しやすい。一方で、棚板の上に背の高い物品を載置した場合、安定性に欠ける場合がある。背の高い物品を収納する観点からは、前後に壁部を有する所謂ボックスタイプの棚板が好ましい。
【0005】
そこで、本発明の一局面では、利便性の高い棚板を備える冷却庫を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一局面にかかる冷却庫は、冷却室を有する筐体と、前記冷却室に配置される棚板と、を備えている。前記棚板は、底壁部と、前記底壁部の一の方向における一方側端部から起立する第1壁部と、前記底壁部の前記一の方向における他方側端部から起立し、前記第1壁部よりも高い第2壁部と、を有している。前記第2壁部は、前記第2壁部の上端に位置する係合部を有し、前記筐体の前記冷却室に露出する後壁は、前記係合部と係合可能な被係合部を有し、前記第2壁部が前記第1壁部よりも後方に位置する場合に、前記係合部と前記被係合部とが係合して前記棚板が前後方向に引き出し不能である。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一局面によれば、利便性の高い冷却庫を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態にかかる冷却庫の斜視図である。
図1に示す冷却庫の冷却室内を示す斜視図である。
収納棚が第1の状態で配置されている冷却庫を示す断面模式図である。
収納棚が第2の状態で配置されている冷却庫を示す断面模式図である。
収納棚を示す斜視図である。
図5に示す収納棚を別の方向から見た斜視図である。
収納棚の係合部と冷却室の被係合部とが係合している状態を示す断面図である。
第1の状態の収納棚を冷却室から取り出した状態を示す斜視図である。
収納棚を第2の状態で配置する様子を示す斜視図である。
図4に示す冷却庫において収納棚と冷却室の後壁とを拡大して示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。以下の説明において、前後左右等の方向に関しては、冷却庫を使用するユーザから視た方向を意味するものとする。
【0010】
本実施形態では、一つの冷却室を備えている冷却庫1を例に挙げて説明する。但し、本発明にいて、冷却庫は、冷却庫1に限定されない。本発明において、「冷却庫」とは、外気温度よりも低い温度の内部空間(冷却室)を有し、収容物の温度を低下させることができるもの全般をいうものとする。冷却庫は、例えば、冷蔵庫であってもよいし、冷凍庫であってもよい。冷却庫は、ひとつの冷却室のみを有するものであってもよいし、複数の冷却室を有するものであってもよい。冷却室は、冷却室内の温度が、例えば、5℃程度、0℃程度、-18℃程度、-23℃程度といった所定の冷却温度に近づくように制御される室であってもよい。冷却室は、複数の冷却温度に設定可能であってもよい。冷却庫が複数の冷却室を有する場合、複数の冷却室が、冷蔵室、冷凍室、野菜室、チルド室、パーシャル室等のうちの少なくとも2つを含んでいてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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