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公開番号2025069852
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2023179830
出願日2023-10-18
発明の名称冷蔵庫
出願人アクア株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F25D 23/02 20060101AFI20250423BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】従来の冷蔵庫では、断熱扉の開閉動作時に自閉機構の構成部品間の摺動による部品劣化が発生するという課題がある。
【解決手段】本発明の冷蔵庫10は、第1の断熱扉14及び第2の断熱扉15を自閉させる自閉機構41を有する。キャッチャー部42には、押圧部材64が、キャッチャー部42の本体部61に対してスライド可能に装着される。この構造により、第1の断熱扉14等の閉動作時には、押圧部材64の押圧部66と回転規制部54の連結部54Bとの接触領域が変化しながら、押圧部材64が連結部54Bを押圧しながら移動する。その結果、押圧部材64及び連結部54Bは、部品間の摺動による削れ量が低減される。
【選択図】図6B
特許請求の範囲【請求項1】
貯蔵室が形成される断熱箱体と、
前記貯蔵室の前面開口部を開閉自在に塞ぐ断熱扉と、
前記断熱扉を前記断熱箱体に対して自閉させる自閉機構と、を備え、
前記自閉機構は、
前記断熱箱体に対して固定される筐体部と、
前記筐体部に対して回転可能に配設されるキャッチャー部と、
前記筐体部に形成されるガイド溝と、
前記キャッチャー部に対してスライド可能に配設されると共に、前記ガイド溝に挿通されるガイド軸を有する押圧部材と、
前記キャッチャー部の回転速度を減速させる回転規制部と、
前記キャッチャー部の前記回転動作の駆動源となる回転駆動部と、を有し、
前記断熱扉の閉動作時には、前記キャッチャー部は、前記ガイド溝にガイドされながら前記前面開口部側へと回転動作し、前記押圧部材は、前記回転規制部を前記断熱箱体の奥行方向へと押圧することを特徴とする冷蔵庫。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記回転規制部の前記押圧部材と接触する面には、前記断熱箱体の横幅方向へと延在する平坦面と、前記平坦面と連続し、前記奥行方向へと傾斜する傾斜面と、が形成され、
前記キャッチャー部の前記回転動作に連動して、前記押圧部材は、前記平坦面を前記奥行方向へと押圧すると共に、前記平坦面を前記傾斜面側へと移動することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記ガイド溝は、前記奥行方向へと延在する縦溝と、前記縦溝と連続し、前記縦溝よりも前記横幅方向へと傾斜する斜め溝と、を有し、
前記ガイド軸が前記縦溝を移動する間は、前記押圧部材は前記平坦面を移動し、前記ガイド軸が前記斜め溝を移動する間は、前記押圧部材は前記傾斜面を移動することを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記自閉機構は、前記断熱扉に配設され、前記断熱扉の開閉動作に連動して前記キャッチャー部に連結し、あるいは前記キャッチャー部から離脱するストライカ部を有し、
前記キャッチャー部には、前記ストライカ部の係合ピンが侵入可能な係合溝が形成され、前記断熱扉の閉動作時には、前記キャッチャー部の前記回転動作に連動して、前記係合ピンは前記係合溝内へと侵入することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記押圧部材は、前記キャッチャー部に差し込まれる挿通孔を有し、
前記押圧部材は、前記挿通孔を介して前記キャッチャー部に装着され、前記断熱扉の閉動作時には、前記キャッチャー部に対してスライド移動することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記挿通孔を形成する前記押圧部材の内側面には、前記押圧部材のスライド移動する方向にスリットが形成されることを特徴とする請求項5に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記キャッチャー部は、前記係合溝を形成する第1の基部と第2の基部とを有し、
前記第2の基部は、前記第1の基部よりも前記奥行方向の奥側に位置すると共に、前記第2の基部は、前記第1の基部よりも長いことを特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫。
【請求項8】
前記キャッチャー部の前記第1の基部には、前記係合溝へと前記係合ピンを誘導する復旧部が形成されることを特徴とする請求項7に記載の冷蔵庫。
【請求項9】
前記断熱扉が、両開き式扉であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
【請求項10】
貯蔵室が形成される断熱箱体と、
前記貯蔵室の前面開口部を開閉自在に塞ぐ断熱扉と、
前記断熱扉を前記断熱箱体に対して自閉させる自閉機構と、を備え、
前記自閉機構は、
前記断熱箱体に対して固定される筐体部と、
前記筐体部に対して回転可能に配設されるキャッチャー部と、
前記筐体部に形成されるガイド溝と、
前記キャッチャー部に対してスライド可能に配設される押圧部材と、
その回転軸が前記ガイド溝に挿通され、前記押圧部材に自転可能に支持されるローラ部と、
前記キャッチャー部の回転速度を減速させる回転規制部と、
前記キャッチャー部の前記回転動作の駆動源となる回転駆動部と、を有し、
前記断熱扉の閉動作時には、前記キャッチャー部は、前記ガイド溝にガイドされながら前記前面開口部側へと回転動作し、前記ローラ部は、前記回転規制部を前記断熱箱体の奥行方向へと押圧することを特徴とする冷蔵庫。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷蔵庫に関し、特に、自閉機構の構成部品間の摺動による部品劣化を防止し、初期設定した断熱扉の自閉動作が経年により変化し難い冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、従来の冷蔵庫が開示されている。冷蔵庫は、貯蔵室として用いられる冷蔵庫本体と、冷蔵庫本体の前面開口部を塞ぐ断熱扉と、を備える。そして、断熱扉の右側端部が、上部ヒンジ部及び下部ヒンジ部を介して冷蔵庫本体に対して回転自在に軸支される。また、冷蔵庫本体の天井面には、上部ヒンジ部の近傍に断熱扉の自閉機構部が配設される。
【0003】
自閉機構部は、主に、上部ヒンジ部と同軸上に回転可能な第1機構と、第1機構に対して回転可能に取り付けられたL字形状の第2機構と、第1機構に配設される永久磁石と、第1機構の回転動作を規制するダンパ部と、第1機構の回転動作をアシストする第1バネ部と、断熱扉の全閉状態を検出する位置検出スイッチと、を備える。
【0004】
また、下部ヒンジ部は、自閉機能と減速機能とを有するベース部等を備える。ベース部の経路には、冷蔵室ドアの回転方向の下方に傾斜する傾斜部、傾斜部上端よりさらに冷蔵室ドアの回転方向の略水平方向に形成される水平部、及び、水平部の端部にて冷蔵室ドアの回転時にピンが当接して冷蔵室ドアの回転を規制する終端部が形成される。そして、下部ヒンジ部の回転軸の側面に形成されるピンは、バネにより圧縮されることで、冷蔵室ドアの回転時に上記傾斜部及び水平部と当接し、上記傾斜部及び水平部上面を摺動する。
【0005】
特許文献2には、従来の家屋等の開口部を開閉自在に塞ぐ扉体の閉止装置が開示されている。閉止装置は、扉体が収納される枠体の上端部に配設される装置本体部と、扉体の上端部に配設され、扉体の全閉時に装置本体部にガイドされる被ガイド部材と、を備える。
【0006】
装置本体部は、主に、ケース本体と、ケース本体の上面に回転可能に配設されるアーム部と、アーム部に形成されるガイド溝と、ケース本体の内部に配設され、アーム部と連結する回動片と、回動片の回転を規制するダンパ部及び第1のスライダー部と、回動片の回転を補助するスプリング部及び第2のスライダー部と、を備える。また、被ガイド部材は、主に、扉体に固定されるブロック部材と、ブロック部材に形成され、扉体の閉動作時に上記ガイド溝へ侵入する摺動子と、を備える。
【0007】
扉体の閉止装置では、扉体の閉動作時に、摺動子がガイド溝内へと侵入し、アーム部は、被ガイド部材により押圧されることで回転し、扉体は枠体内へと自閉する。このとき、装置本体部では、回動片が、アーム部に連動して回転し、回動片一部が、第1のスライダー部を押圧し、あるいは第2のスライダー部に押圧されながら、第1及び第2のスライダー部に対して摺動することで、扉体の回転速度が調整される。つまり、扉体の閉止装置では、装置本体部の内部に構成されたカム機構を用いて、扉体の回転速度が調整される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第3953082号公報
特開2009ー287237号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
従来の冷蔵庫では、下部ヒンジ部においても断熱扉の回転速度が減速調整されるが、断熱扉の閉動作が行われる毎に、回転軸のピンが、ベース部の上記傾斜部及び水平部上面を摺動する。そのため、ピンと上記傾斜部及び水平部上面とは、同じ接触箇所にて繰り返し摺動を繰り返すことで、摩擦等による部品劣化が発生する場合がある。この場合には、摺動動作時の抵抗値がばらつくことで、初期設定値から断熱扉の回転速度や減速開始位置等が変化するという課題がある。
【0010】
また、冷蔵庫とは技術分野は異なるが、従来の扉体の閉止装置では、カム機構を用いて扉体の回転速度を調整する。しかしながら、カム機構での繰り返しの摺動動作が起こる部品間にて、摩擦等による部品劣化が発生する場合がある。この場合には、上記従来の冷蔵庫と同様に、摺動動作時の抵抗値がばらつくことで、初期設定値から扉体の回転速度や減速開始位置等が変化するという課題がある。また、カム機構の摺動部品の材料次第では、経年劣化による異音の発生、製造コストの増大やカム機構自体の重量増大等の課題も発生する。
(【0011】以降は省略されています)

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