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特許ウォッチ
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公開番号
2025093329
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023208903
出願日
2023-12-12
発明の名称
冷蔵庫
出願人
シャープ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F25D
11/00 20060101AFI20250617BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】サーモスタットからインバータ制御回路に外部電源電圧が入力される冷蔵庫において、インバータ制御回路の消費電力を小さくする。
【解決手段】冷蔵庫は、貯蔵室が形成された筐体と、外部電源電圧が入力される第1の外部端子と、第2の外部端子と、を備え、前記貯蔵室の温度に応じて導通状態又は遮断状態になるサーモスタットと、圧縮機と、前記第2の外部端子に電気的に接続される交流電圧入力端子を備え、前記交流電圧入力端子に入力される交流電圧によって制御回路が駆動され、前記交流電圧入力端子に入力されたときに前記圧縮機の今回運転時の回転数を決定し、前記交流電圧入力端子に前記外部電源電圧が入力されている間は前記圧縮機を前記回転数で運転させ、前記交流電圧入力端子に前記外部電源電圧が入力されていない間は前記制御回路および前記圧縮機を停止させるインバータ制御回路と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
貯蔵室が形成された筐体と、
外部電源電圧が入力される第1の外部端子と、第2の外部端子と、を備え、前記貯蔵室の温度に応じて前記第2の外部端子が前記第1の外部端子と導通する導通状態又は前記第2の外部端子が前記第1の外部端子と導通しない遮断状態になるサーモスタットと、
圧縮機と、
前記第2の外部端子に電気的に接続される交流電圧入力端子を備え、前記交流電圧入力端子に入力される交流電圧によって制御回路が駆動され、前記交流電圧入力端子に入力されたときに前記圧縮機の今回運転時の回転数を決定し、前記交流電圧入力端子に前記外部電源電圧が入力されている間は前記圧縮機を前記回転数で運転させ、前記交流電圧入力端子に前記外部電源電圧が入力されていない間は前記制御回路および前記圧縮機を停止させるインバータ制御回路と、
を備える冷蔵庫。
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【請求項2】
前記インバータ制御回路は、過去の運転時の運転時間に基づいて前記今回運転時の回転数を変更する
請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記過去の運転時の運転時間は、前回運転時の運転時間である
請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記冷蔵庫の外気の温度を検知する検知部を備え、
前記インバータ制御回路は、前記今回運転時に前記検知部により検知された温度に基づいて前記今回運転時の回転数を制御する
請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記インバータ制御回路は、前記過去の運転時に前記検知部により検知された温度と前記今回運転時に前記検知部により検知された温度との差から前記今回運転時の回転数を制御する
請求項4に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記インバータ制御回路は、
記憶部と、
前記交流電圧入力端子に前記外部電源電圧が入力されている状態から前記交流電圧入力端子に前記外部電源電圧が入力されていない状態への変化が発生するのに連動して前記圧縮機の今回運転時の運転時間を前記記憶部に書き込み、前記交流電圧入力端子に前記外部電源電圧が入力されていない状態から前記交流電圧入力端子に前記外部電源電圧が入力されている状態への変化が発生するのに連動して前記過去の運転時の運転時間を前記記憶部から読み出す制御部と、
を備える
請求項1から3のいずれかに記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記インバータ制御回路は、前記圧縮機の過去の停止時の停止時間と前記過去の運転時の運転時間とに基づいて前記今回運転時の回転数を制御する
請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項8】
前記過去の停止時の停止時間は、前回停止時の停止時間である
請求項7に記載の冷蔵庫。
【請求項9】
前記インバータ制御回路は、前記過去の運転時の運転時間及び前記圧縮機の過去の停止時の停止時間から運転率を計算し、前記運転率に基づいて前記今回運転時の回転数を制御する
請求項1に記載の冷蔵庫。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、冷蔵庫を開示する。当該冷蔵庫においては、サーモスタットが、冷凍室の壁面の温度が上限温度より上昇した際に、端子Tに外部電源電圧を出力し、当該温度が下限温度より低下した際に、端子Tに外部電源電圧を出力しない。インバータ制御回路は、端子Tを通じて温度信号入力端子に入力される外部電源電圧に基づいてインバータの点弧制御を行い、可変速度圧縮機の電動機の作動及び回転数を制御して貯蔵室の温度を調整する(段落0022)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/090752号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された冷蔵庫においては、冷凍室の壁面の温度が下限温度より低下した際にも、インバータ制御回路が通電されたままである。このため、インバータ制御回路の消費電力が大きくなる。
【0005】
本開示は、この問題に鑑みてなされた。本開示の一態様は、例えば、サーモスタットからインバータ制御回路に外部電源電圧が入力される冷蔵庫において、インバータ制御回路の消費電力を小さくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様の冷蔵庫は、貯蔵室が形成された筐体と、外部電源電圧が入力される第1の外部端子と、第2の外部端子と、を備え、前記貯蔵室の温度に応じて前記第2の外部端子が前記第1の外部端子と導通する導通状態又は前記第2の外部端子が前記第1の外部端子と導通しない遮断状態になるサーモスタットと、圧縮機と、前記第2の外部端子に電気的に接続される交流電圧入力端子を備え、前記交流電圧入力端子に入力される交流電圧によって制御回路が駆動され、前記交流電圧入力端子に入力されたときに前記圧縮機の今回運転時の回転数を決定し、前記交流電圧入力端子に前記外部電源電圧が入力されている間は前記圧縮機を前記回転数で運転させ、前記交流電圧入力端子に前記外部電源電圧が入力されていない間は前記制御回路および前記圧縮機を停止させるインバータ制御回路と、
を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態の冷蔵庫の、扉が閉じられた状態を模式的に図示する正面図である。
第1実施形態の冷蔵庫の、扉が開かれた状態を模式的に図示する正面図である。
第1実施形態の冷蔵庫を模式的に図示する斜視図である。
第1実施形態の冷蔵庫の回路図である。
第1実施形態の冷蔵庫に備えられるサーモスタットを模式的に図示する斜視図である。
第1実施形態の冷蔵庫に備えられるインバータ制御回路のブロック図である。
第1実施形態の冷蔵庫に備えられる圧縮機の回転数を制御するのに用いられる情報を示す図である。
第1実施形態の冷蔵庫の動作の流れを示すフローチャートである。
第1実施形態の冷蔵庫に備えられる圧縮機の今回運転時の回転数を決定する処理の第1の例、第2の例及び第3の例において使用される第1のテーブルを示す図である。
第1実施形態の冷蔵庫に備えられる圧縮機の今回運転時の回転数を決定する処理の第1の例において使用される第2のテーブルを示す図である。
第1実施形態の冷蔵庫に備えられる圧縮機の今回運転時の回転数を決定する処理の第1の例において使用される第3のテーブルを示す図である。
第1実施形態の冷蔵庫に備えられる圧縮機の今回運転時の回転数を決定する処理の第1の例の内容を示す図である。
第1実施形態の冷蔵庫に備えられる圧縮機の今回運転時の回転数を決定する処理の第2の例において使用される第4のテーブルを示す図である。
第1実施形態の冷蔵庫に備えられる圧縮機の今回運転時の回転数を決定する処理の第2の例の内容を示す図である。
第1実施形態の冷蔵庫に備えられる圧縮機の今回運転時の回転数を決定する処理の第3の例において使用される第5のテーブルを示す図である。
第1実施形態の冷蔵庫に備えられてもよい除霜機構のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0009】
1 第1実施形態
1.1 冷蔵庫の構造
図1は、第1実施形態の冷蔵庫の、扉が閉じられた状態を模式的に図示する正面図である。図2は、第1実施形態の冷蔵庫の、扉が開かれた状態を模式的に図示する正面図である。
【0010】
冷蔵庫には、サーモスタットの出力により、回転数が固定された固定速度圧縮機のオン/オフを制御する固定速度圧縮機式の冷蔵庫と、インバータの出力により、回転数が可変である可変速度圧縮機のオン/オフ及び回転数を制御する可変速度圧縮機式の冷蔵庫と、がある。固定速度圧縮機式の冷蔵庫は、単純な構造を有するが、高い省電力性能を有しない。これに対して、可変速度圧縮機式の冷蔵庫は、複雑な構造を有するが、高い省電力性能を有する。図1から図4に図示される第1実施形態の冷蔵庫1は、固定速度圧縮機式の冷蔵庫に備えられる固定速度圧縮機を可変速度圧縮機に置き換えた可変速度圧縮機式の冷蔵庫である。これにより、冷蔵庫1の大部分を、固定速度圧縮機式の冷蔵庫を構成する部品と共通の部品で構成することができる。これにより、冷蔵庫1の開発コストを下げることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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