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公開番号
2025106649
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-16
出願番号
2024000021
出願日
2024-01-04
発明の名称
製氷機
出願人
ホシザキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F25C
1/04 20180101AFI20250709BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】製氷機の製氷部を冷却する冷凍装置の冷媒に可燃性冷媒を用いたものにおいて、冷凍装置の冷媒が循環する経路から可燃性冷媒が漏出したときに、漏出した可燃性冷媒が滞留しないようにする。
【解決手段】製氷機10は、貯氷検知器39により貯氷室14内に氷が満たされたことを検知していないときには、製氷モードとして冷凍装置40により冷却した製氷部21で送水手段23により送出される製氷水を凍結させて氷を製造する製氷運転を実行するように制御して貯氷室14内に貯える氷を製造し、貯氷検知器39により貯氷室14内に氷が満たされたことを検知したときには、待機モードとして製氷運転を実行しないように制御して貯氷室14内に貯える氷を製造せずに待機していて、待機モード中に圧縮機41が作動していない状態で凝縮器42のファン42aを作動させるように制御する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
製氷水を凍結させて氷を製造する製氷部と、
圧縮機により循環供給される可燃性冷媒をファンにより送風される空気によって冷却する凝縮器により凝縮させ、凝縮された可燃性冷媒を蒸発器で気化させるときの気化熱によって前記製氷部を冷却する冷凍装置と、
前記製氷部に製氷水を送出する送水手段と、
前記製氷部で製造された氷を貯える貯氷室と、
前記貯氷室内に氷が満たされたことを検知する貯氷検知器とを備え、
前記貯氷検知器により前記貯氷室内に氷が満たされたことを検知していないときには、製氷モードとして前記冷凍装置により冷却した前記製氷部で前記送水手段により送出される製氷水を凍結させて氷を製造する製氷運転を実行するように制御して前記貯氷室内に貯える氷を製造し、
前記貯氷検知器により前記貯氷室内に氷が満たされたことを検知したときには、待機モードとして前記製氷運転を実行しないように制御して前記貯氷室内に貯える氷を製造せずに待機する製氷機であって、
前記待機モード中に前記圧縮機が作動していない状態で前記凝縮器のファンを作動させるように制御したことを特徴とする製氷機。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の製氷機において、
前記待機モード中に前記貯氷検知器により前記貯氷室内に氷が満たされたことを検知したときには、前記待機モード終了間際に前記圧縮機が作動していない状態で前記凝縮器のファンを作動させるように制御することを特徴とする製氷機。
【請求項3】
請求項1または2に記載の製氷機において、
前記冷凍装置は、前記圧縮機により供給される圧縮された可燃性冷媒を前記凝縮器を経ずに前記蒸発器に送出するバイパス経路と、前記バイパス経路を開閉するバイパス弁とを備え、
前記待機モード中に前記貯氷検知器により前記貯氷室内に氷が満たされたことを検知したときには、前記待機モード終了間際に前記圧縮機が作動していない状態で前記バイパス弁を開放させるとともに前記凝縮器のファンを作動させるように制御することを特徴とする製氷機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、可燃性冷媒を用いた冷凍装置により冷却される製氷部で氷を製造する製氷機に関し、貯氷室に氷が満たされたときに製氷部で氷の製造を待機するようにした製氷機に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、製氷部で氷を製造する製氷機の発明が開示されている。この製氷機は、製氷水を凍結させて氷を製造する製氷部と、圧縮機により循環供給される冷媒をファンにより送風される空気によって冷却する凝縮器により凝縮させ、凝縮された冷媒を蒸発器で気化させるときの気化熱によって製氷部を冷却する冷凍装置と、製氷部に製氷水を送出する送水手段と、製氷部で製造された氷を貯える貯氷室と、貯氷室内に氷が満たされたことを検知する貯氷検知器とを備えている。
【0003】
この製氷機においては、冷凍装置により冷却された製氷部で送水手段により製氷水を送出して凍結させることにより氷を製造する製氷運転と、冷凍装置から製氷部にホットガスを送出することによって製氷部から氷を離脱させる除氷運転とを交互に実行することにより、貯氷室内には製氷運転により製氷部で製造された氷が除氷運転によって落下して貯えられる。貯氷検知器により氷が満たされたことを検知していないときには、製氷モードとして製氷運転と除氷運転とを交互に実行するように制御して貯氷室内に貯える氷を製造し、貯氷検知器により氷が満たされたことを検知したときには、貯氷モード(待機モード)として製氷運転と除氷運転とを実行しないように制御して貯氷室内に貯える氷を製造せずに待機している。
【0004】
また、この製氷機においては、貯氷モードであるときに、貯氷室内の温度の上昇を抑制するための保冷運転を実行するように制御しており、保冷運転は冷凍装置により製氷部を冷却することによって製氷部を配置した製氷室内を介して貯氷室内を冷却している。この製氷機は、貯氷室または製氷部の温度を検出する温度センサを備えており、保冷運転ではこの温度センサの検出温度が上限温度となると冷凍装置を作動させ、温度センサの検出温度が下限温度となると冷凍装置の作動を停止させるように制御している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-032062号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の製氷機においては、製氷モード中の製氷運転を実行しているときに、冷凍装置の冷媒が循環する経路から冷媒が漏出したときには、製氷部や冷凍装置を構成する各構成部品が製氷運転時のような温度変動をせず、製氷部の温度変動や冷凍装置の構成部品である凝縮器の温度変動を検知することで、冷凍装置の冷媒が循環する経路から冷媒が漏出したことを検知することができる。これに対し、貯氷モード中に冷凍装置の冷媒が循環する経路から冷媒が漏出したときには、製氷部で氷を製造しているわけでないので、製氷部や凝縮器が製氷運転時のような温度変動をせず、製氷部や凝縮器の温度変動に基づいて冷凍装置の冷媒が循環する経路から冷媒が漏出していることを検知することができない。特に、貯氷モード中に貯氷室内を冷却する保冷運転を実行していないときには、冷凍装置を作動させていないために製氷部や凝縮器の温度変動が小さく、製氷部や凝縮器の温度変動に基づいて冷凍装置の冷媒が循環する経路から冷媒が漏出したことを検知することができない。
【0007】
冷凍装置に用いられる冷媒は代替フロンガスを用いた不燃性冷媒に代えて炭化水素系の可燃性冷媒が用いられることがあり、可燃性冷媒が製氷機のハウジング内で漏出すると、漏出した可燃性冷媒が製氷機のハウジング内で滞留するおそれがある。製氷機のハウジング内に可燃性冷媒の漏出を検出するガスセンサを設けたときには、可燃性冷媒の漏出を検出することができるようになるが、ガスセンサを設けることで製氷機のコストが高く問題がある。また、可燃性冷媒の漏出を検出するガスセンサを設けたときには、ガスセンサが製氷機を設置した厨房で残った食品残渣から発生する腐食性ガスに反応するおそれがあり、ガスセンサにより可燃性冷媒が漏出したと誤検出するおそれがある。本発明は、製氷機の製氷部を冷却する冷凍装置の冷媒に可燃性冷媒を用いたものにおいて、冷凍装置の冷媒が循環する経路から可燃性冷媒が漏出したときに、漏出した可燃性冷媒が滞留しないようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記課題を解決するため、製氷水を凍結させて氷を製造する製氷部と、圧縮機により循環供給される可燃性冷媒をファンにより送風される空気によって冷却する凝縮器により凝縮させ、凝縮された可燃性冷媒を蒸発器で気化させるときの気化熱によって製氷部を冷却する冷凍装置と、製氷部に製氷水を送出する送水手段と、製氷部で製造された氷を貯える貯氷室と、貯氷室内に氷が満たされたことを検知する貯氷検知器とを備え、貯氷検知器により貯氷室内に氷が満たされたことを検知していないときには、製氷モードとして冷凍装置により冷却した製氷部で送水手段により送出される製氷水を凍結させて氷を製造する製氷運転を実行するように制御して貯氷室内に貯える氷を製造し、貯氷検知器により貯氷室内に氷が満たされたことを検知したときには、待機モードとして製氷運転を実行しないように制御して貯氷室内に貯える氷を製造せずに待機する製氷機であって、待機モード中に圧縮機が作動していない状態で凝縮器のファンを作動させるように制御することを特徴とする製氷機を提供するものである。
【0009】
上記のように構成した製氷機においては、待機モード中に圧縮機が作動していない状態で凝縮器のファンを作動させるように制御しているので、待機モード中に冷凍装置の可燃性冷媒が循環する経路から可燃性冷媒が漏出しても、漏出した可燃性冷媒は凝縮器のファンの作動によって生じる空気の対流によって拡散するようになり、漏出した可燃性冷媒が滞留するのを防ぐことができる。
【0010】
上記のように構成した製氷機においては、待機モード中に貯氷検知器により貯氷室内に氷が満たされたことを検知したときには、待機モード終了間際に圧縮機が作動していない状態で凝縮器のファンを作動させるように制御するのが好ましい。このようにしたときには、待機モード中に可燃性冷媒が漏出しても、漏出した可燃性冷媒を製氷モードで圧縮機の作動前に拡散させることができる。さらに、待機モード終了間際に凝縮器のファンを作動させているので、待機モード中に凝縮器のファンを連続的に作動させたときよりも消費電力を抑えることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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