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公開番号2025098625
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214879
出願日2023-12-20
発明の名称海水製氷システム
出願人個人
代理人個人
主分類F25C 5/20 20180101AFI20250625BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】メンテナンスが容易であると共に、効率的に製氷することができる海水製氷システムを提供すること
【解決手段】海水供給ポンプ3、4と、冷凍機10と、冷凍機10から供給される冷媒で製氷する製氷機9とを埠頭Pに設置し、埠頭Pに接岸した漁船1から送給される海水を、海水供給ポンプ3、4を経て製氷機9でシャーベット状の氷を製造し、上記シャーベット状の氷を製氷機9から漁船1に供給する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
海水供給ポンプと、冷凍機と、上記冷凍機から供給される冷媒で製氷する製氷機とを埠頭に設置し、埠頭に接岸した漁船から送給される海水を、上記海水供給ポンプを経て製氷機でシャーベット状の氷を製造し、上記シャーベット状の氷を製氷機から上記漁船に供給することを特徴とする海水製氷システム。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
海水供給ポンプと、冷凍機と、上記冷凍機から供給される冷媒で製氷する製氷機と、上記製氷機で製造されたシャーベット状の氷を貯留する貯留タンクとを埠頭に設置し、埠頭に接岸した漁船から送給される海水を、上記海水供給ポンプを経て製氷機でシャーベット状の氷を製造し、上記シャーベット状の氷を貯留タンクから上記漁船に供給することを特徴とする海水製氷システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は海水製氷システムに関し、より詳しくは、海水を原料として、氷層からの海水の分離が生じにくくて長時間にわたって粘性状態が維持される微細な氷粒子からなるシャーベット状の氷を製造することができる海水製氷システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
魚の鮮度を保持するための方法として従来より最も簡単に行われている方法は、魚を氷で冷却する方法である。例えば、漁船が漁に出る際には、大量の氷を漁船に積み込み、捕獲した魚を、氷を入れた海水中に保存しながら輸送している。しかしながら、真水から作った氷の場合、氷が溶けると、鮮度保持に使用している海水中の塩分濃度が低下する。その結果、浸透圧により、氷水に浸している魚の体内に水が浸入して、魚の鮮度が落ちてしまうという問題があった。
【0003】
そこで、近年、魚介類の鮮度保持のために海水をシャーベット状に凍らせたシャーベット氷(アイススラリー、リキッドアイスとも称される)が使用されている。この魚介類の鮮度保持に利用されているシャーベット氷は、海水等の塩水から製造された微細な氷と水とが混合された流体であり、魚介類を傷めることがなく、また、魚体内塩分濃度の変化を防ぎ、肉質の劣化や色調の変化を防ぐことができる。また、このシャーベット氷は、通常の水よりも温度が低く、熱交換速度も速いことから、魚介類を短時間で凍結することができ、魚介類の鮮度保持に有効である。さらに、シャーベット氷は、流動性を有し、輸送が容易であるなど、様々な利点を有している。このため、シャーベット氷を製造する装置や方法に関して、様々な提案がされている。
【0004】
例えば、外筒と前記外筒の内部に収容された内筒とを有し前記外筒と前記内筒との間に冷媒を流通させる二重管と、前記内筒の内部に前記内筒と同心配置されて収容され駆動装置により駆動されて軸心の周りに所定方向に回転し得るように構成された回転円筒と、前記回転円筒の外周面部に固定され前記内筒の内周面部に摺動可能に接触する刃先部を有するスクレーパとを備え、前記内筒と前記回転円筒との間に流通させた塩水を前記内筒を介して前記冷媒により冷却して前記内筒の内周面部に氷を生成させ、前記生成された氷を前記スクレーパの刃先部により前記内周面部から掻き取ることによりシャーベット氷を製造するようにした製氷装置であって、前記スクレーパは、前記回転円筒の外周面部に配置され前記回転円筒の前記軸心と平行する軸心を回動中心として回動自在に支持されたスクレ
ーパ本体部と、前記スクレーパ本体部より比重の大なる材料により形成され前記スクレーパの前記回動中心と前記刃先部との間に位置して前記スクレーパ本体部に装着されたスクレーパ加重体とを備えたことを特徴とする製氷装置が提案されている(特許文献1)。
【0005】
また、原液と希釈液を混合し一定溶質濃度の混合液を得る工程と冷却回転円筒、該冷却回転円筒を混合液に浸す円筒溶液槽及び該冷却回転円筒に接近して設けられた掻き取り刃からなる氷液混合物を生成する工程からなり、該混合液を該円筒溶液槽に送り、該冷却回転円筒表面に氷液混合物を生成し、生成された氷液混合物を該掻き取り刃によって掻き取り排出し、この時、該冷却回転円筒の冷却温度と回転数を該混合液の溶質濃度、外気温度及び希望する排出氷液混合物の氷の含有率に対応した値としている、冷却回転円筒の回転稼働時間中に排出する氷液混合物の融点温度が生鮮魚介類の氷温である氷液混合物を連続的に生産する方法が提案されている(特許文献2)。
【0006】
上記特許文献1の装置は、二重管の内部にスクレーパを備え、二重管の内周面に生成した氷を掻き取る構造のため、二重管の内部のメンテナンスや調整が煩雑であるという問題がある。また、二重管内部が凍結しないように精密な温度調整や流量調整をする必要があり、調整が不十分であると二重管内部が凍結して運転が中断するという問題がある。
【0007】
また、上記特許文献2の装置は、冷却回転円筒を円筒溶液槽中の混合液に浸す構造のため、例えば、船上で使用する際には、振動により混合液が冷却回転円筒に均一に塗布されず、効率的かつ均一に製氷できないという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2010-223481号公報
特開2017-40467号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、メンテナンスが容易であると共に、効率的に製氷することができる海水製氷システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願第一発明の海水製氷システムは、海水供給ポンプと、冷凍機と、上記冷凍機から供給される冷媒で製氷する製氷機とを埠頭に設置し、埠頭に接岸した漁船から送給される海水を、上記海水供給ポンプを経て製氷機でシャーベット状の氷を製造し、上記シャーベット状の氷を製氷機から上記漁船に供給することを特徴とする。
本願第二発明の海水製氷システムは、海水供給ポンプと、冷凍機と、上記冷凍機から供給される冷媒で製氷する製氷機と、上記製氷機で製造されたシャーベット状の氷を貯留する貯留タンクとを埠頭に設置し、埠頭に接岸した漁船から送給される海水を、上記海水供給ポンプを経て製氷機でシャーベット状の氷を製造し、上記シャーベット状の氷を貯留タンクから上記漁船に供給することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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