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公開番号2025086471
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023200468
出願日2023-11-28
発明の名称冷蔵庫
出願人アクア株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F25D 23/06 20060101AFI20250602BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】長期間にわたって高い断熱性能を維持することができる冷蔵庫を提供すること。
【解決手段】正面が開口した断熱箱体と、前記開口を開閉するための扉とを備え、前記断熱箱体は、背面、互いに対向する第1側面と第2側面、天面及び底面を有し、前記背面を被覆する背面真空断熱材、前記第1側面を被覆する第1側面真空断熱材及び前記第2側面を被覆する第2側面真空断熱材を備え、前記第1側面真空断熱材及び前記第2側面真空断熱材は、前記背面真空断熱材に一体的に接続していて、前記第1側面真空断熱材及び前記第2側面真空断熱材の少なくとも一方の外側表面に、開閉可能な排気孔が設けられている、冷蔵庫。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
正面が開口した断熱箱体と、前記開口を開閉するための扉とを備え、
前記断熱箱体は、背面、互いに対向する第1側面と第2側面、天面及び底面を有し、
前記背面を被覆する背面真空断熱材、前記第1側面を被覆する第1側面真空断熱材及び前記第2側面を被覆する第2側面真空断熱材を備え、
前記第1側面真空断熱材及び前記第2側面真空断熱材は、前記背面真空断熱材に一体的に接続していて、
前記第1側面真空断熱材及び前記第2側面真空断熱材の少なくとも一方の外側表面に、開閉可能な排気孔が設けられている、冷蔵庫。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記天面を被覆する天面真空断熱材を備え、前記天面真空断熱材は前記背面真空断熱材に一体的に接続している、請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記底面を被覆する底面真空断熱材を備え、前記底面真空断熱材は前記背面真空断熱材に一体的に接続している、請求項1又は2に記載の冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、冷蔵庫用の断熱材として、真空断熱材が利用されている。真空断熱材は、樹脂製中空容器の内部に芯材を減圧状態で充填した断熱材である。芯材として、エアロゲル粉末などの無機粉末を用いた真空断熱材が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-106092号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
冷蔵庫の断熱性能を向上させるため、冷蔵庫の箱体全体に対する真空断熱材のカバー率を高めることは有効である。真空断熱材のカバー率を高めるために、真空断熱材を冷蔵庫の箱体に沿った形状とすることが考えられる。冷蔵庫の箱体は、冷凍室、冷蔵室、野菜室などに区画されていて複雑な形状である。このため、ブロー成形を用いて真空断熱材の樹脂製中空容器を冷蔵庫の箱体に沿った形状に成形すると、得られる樹脂製中空容器の厚さが不均一になりやすい。真空断熱材の樹脂製中空容器の厚さが不均一になると、脂製中空容器の厚さが薄い部分から気体が透過しやすくなるため、真空断熱材の真空度が低くなり、真空断熱材の断熱性能を長期間にわたって維持することが困難となるおそれがある。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、長期間にわたって高い断熱性能を維持することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記の課題を解決するために、冷蔵庫の断熱箱体の背面を被覆する真空断熱材と、断熱箱体の側面を被覆する真空断熱材とを一体的に接続し、さらにその側面の真空断熱材の少なくとも一方の外側表面に、開閉可能な排気孔を設けて、真空断熱材の真空度が低下して断熱性が低下したときは排気孔から真空断熱材内の気体を外部に排気できるようにすることが有効であることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
(1)正面が開口した断熱箱体と、前記開口を開閉するための扉とを備え、前記断熱箱体は、背面、互いに対向する第1側面と第2側面、天面及び底面を有し、前記背面を被覆する背面真空断熱材、前記第1側面を被覆する第1側面真空断熱材及び前記第2側面を被覆する第2側面真空断熱材を備え、前記第1側面真空断熱材及び前記第2側面真空断熱材は、前記背面真空断熱材に一体的に接続していて、前記第1側面真空断熱材及び前記第2側面真空断熱材の少なくとも一方の外側表面に、開閉可能な排気孔が設けられている、冷蔵庫。
【0008】
(1)の冷蔵庫は、第1側面真空断熱材及び第2側面真空断熱材が背面真空断熱材に一体的に接続しているので、第1側面真空断熱材及び第2側面真空断熱材と背面真空断熱材との間に隙間が発生しにくい。このため、断熱性が向上する。また、真空断熱材に開閉可能な排気孔が設けられているので、真空断熱材の真空度が低くなったときは、排気孔と吸引ポンプとを接続して、真空断熱材内の気体を外部に排気することによって真空度を回復できる。さらに、排気孔は、第1側面真空断熱材及び第2側面真空断熱材の少なくとも一方の外側表面に配置されているので、冷蔵庫本体を移動させずに、排気孔と吸引ポンプとを接続することができる。よって、(1)の冷蔵庫によれば、比較的容易に、長期間にわたって高い断熱性能を維持することができる。
【0009】
(2)前記天面を被覆する天面真空断熱材を備え、前記天面真空断熱材は前記背面真空断熱材に一体的に接続している、(1)に記載の冷蔵庫。
【0010】
(2)の冷蔵庫は、天面真空断熱材が背面真空断熱材に一体的に接続していて、天面真空断熱材と背面真空断熱材との間に隙間が発生しにくい。このため、断熱性がより向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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