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公開番号2025087316
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201885
出願日2023-11-29
発明の名称フリーザ
出願人株式会社前川製作所
代理人SSIP弁理士法人
主分類F25D 13/06 20060101AFI20250603BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】フリーザにおける被冷却物搬送用コンベアベルトの下方の視認性を向上させる。
【解決手段】一実施形態に係るフリーザは、被冷却物を搬送するためのコンベアベルトの往路部分と復路部分との間に位置している下チャンバと、下チャンバから冷気を噴出するための下側冷気噴出部と、を備える。下チャンバは、第1下チャンバと、コンベアベルトの搬送方向において第1下チャンバから互いにずれた位置に設けられる第2下チャンバと、を含む。第1下チャンバ及び第2下チャンバは、第1下チャンバ及び第2下チャンバの上流側から下流側に向かって流路断面積が縮小するテーパ形状を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被冷却物を搬送するためのコンベアベルトの往路部分と復路部分との間に位置している下チャンバと、
前記下チャンバから冷気を噴出するための下側冷気噴出部と、
を備え、
前記下チャンバは、
第1下チャンバと、
前記コンベアベルトの搬送方向において前記第1下チャンバから互いにずれた位置に設けられる第2下チャンバと、
を含み、
前記第1下チャンバ及び前記第2下チャンバは、前記第1下チャンバ及び前記第2下チャンバの上流側から下流側に向かって流路断面積が縮小するテーパ形状を有する、
フリーザ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1下チャンバの前記上流側は、前記コンベアベルトに対して前記コンベアベルトの幅方向の一方側に配置され、
前記第2下チャンバの前記上流側は、前記コンベアベルトに対して前記幅方向の他方側に配置される、
請求項1に記載のフリーザ。
【請求項3】
前記コンベアベルトの前記往路部分の上方に位置する上チャンバと、
前記コンベアベルトに対して前記コンベアベルトの前記幅方向の一方側にずれて配置され、前記上チャンバと前記第1下チャンバとを連通させる第1連通ダクトと、
前記コンベアベルトに対して前記幅方向の他方側にずれて配置され、前記上チャンバと前記第2下チャンバとを連通させる第2連通ダクトと、
をさらに備える、
請求項2に記載のフリーザ。
【請求項4】
前記第1下チャンバ及び前記第2下チャンバは、前記上流側から前記下流側に向かって前記第1下チャンバ及び前記第2下チャンバの下面の高さ位置が徐々に高くなることで流路断面積が縮小するように形成されたテーパ形状を有する、
請求項1乃至3の何れか一項に記載のフリーザ。
【請求項5】
前記下側冷気噴出部は、前記第1下チャンバ及び前記第2下チャンバの上部にそれぞれ配置され、板厚方向に貫通する複数の貫通孔が設けられた多孔板を含む、
請求項4に記載のフリーザ。
【請求項6】
前記多孔板は、前記第1下チャンバ及び前記第2下チャンバのそれぞれの天板である、
請求項5に記載のフリーザ。
【請求項7】
前記第1連通ダクトは、前記上チャンバと前記第1下チャンバとを連通させる第1連通位置と、前記第1連通位置から前記搬送方向にずれた第1オフセット位置との間を移動可能であり、
前記第2連通ダクトは、前記上チャンバと前記第2下チャンバとを連通させる第2連通位置と、前記第2連通位置から前記搬送方向にずれた第2オフセット位置との間を移動可能である、
請求項3に記載のフリーザ。
【請求項8】
前記第1オフセット位置は、前記搬送方向において前記第1下チャンバから前記第2下チャンバに向かう方向に前記第1連通位置からずれた位置であり、
前記第2オフセット位置は、前記搬送方向において前記第2下チャンバから前記第1下チャンバに向かう方向に前記第2連通位置からずれた位置である、
請求項7に記載のフリーザ。
【請求項9】
前記上チャンバに導入された冷気は、前記第1連通ダクトを介して前記第1下チャンバに流入可能であるとともに、前記第2連通ダクトを介して前記第2下チャンバに流入可能である、
請求項3、7又は8の何れか一項に記載のフリーザ。
【請求項10】
前記上チャンバから前記冷気を噴出するための上側冷気噴出部、
を備える、
請求項9に記載のフリーザ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、被冷却物、特に食品を冷却又は冷凍可能なフリーザに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
被冷却物、特に食品を冷却又は冷凍可能なフリーザとして、搬送用のコンベアベルトの往路部分に載置された被冷却物を少なくともコンベアベルトの往路部分の下方から噴き出す冷気によって冷却又は冷凍可能なフリーザが知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-179397号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、コンベアベルトの往路部分の下方からコンベアベルトに向かって冷気を噴き出すためには、冷気を噴き出すための構造物をコンベアベルトの往路部分の下方に配置する必要がある。そのため、コンベアベルトの復路部分や、その下の床面の視認性に影響がある。特に食品用のフリーザの場合、コンベアベルトの復路部分や、その下の床面の視認性が良好であることが衛生的な面からも重要である。
【0005】
本開示の少なくとも一実施形態は、上述の事情に鑑みて、フリーザにおける被冷却物の搬送のためのコンベアベルトの下方の視認性を向上することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の少なくとも一実施形態に係るフリーザは、
被冷却物を搬送するためのコンベアベルトの往路部分と復路部分との間に位置している下チャンバと、
前記下チャンバから冷気を噴出するための下側冷気噴出部と、
を備え、
前記下チャンバは、
第1下チャンバと、
前記コンベアベルトの搬送方向において前記第1下チャンバから互いにずれた位置に設けられる第2下チャンバと、
を含み、
前記第1下チャンバ及び前記第2下チャンバは、前記第1下チャンバ及び前記第2下チャンバの上流側から下流側に向かって流路断面積が縮小するテーパ形状を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の少なくとも一実施形態によれば、フリーザにおける被冷却物の搬送のためのコンベアベルトの下方の視認性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係るフリーザを搬送方向の上流側から下流側に向かって見たときの内部構造を模式的に示す図である。
一実施形態に係るフリーザを搬送方向の上流側から下流側に向かって見たときの内部構造を模式的に示す図である。
一実施形態に係るフリーザを側方から見たときの内部構造を模式的に示す図である。
一実施形態に係るフリーザを側方から見たときの内部構造を模式的に示す図である。
第1連通位置及び第1オフセット位置について説明するための図である。
第2連通位置及び第2オフセット位置について説明するための図である。
図4におけるI-I矢視に相当する断面における冷気の流れを説明するための図である。
図4におけるI-I矢視に相当する断面における冷気CAの流れを説明するための図である。
図3におけるII-II矢視に相当する断面における冷気の流れを説明するための図である。
図1におけるIII-III矢視に相当する断面における冷気の流れを説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して本開示の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本開示の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
【0010】
図1は、一実施形態に係るフリーザを搬送方向の上流側から下流側に向かって見たときの内部構造を模式的に示す図であり、後述する図4におけるI-I矢視に相当する図である。
図2は、一実施形態に係るフリーザを搬送方向の上流側から下流側に向かって見たときの内部構造を模式的に示す図であり、図3におけるII-II矢視に相当する図である。
図3は、一実施形態に係るフリーザを側方から見たときの内部構造を模式的に示す図であり、図1におけるIII-III矢視に相当する図である。
図4は、一実施形態に係るフリーザを側方から見たときの内部構造を模式的に示す図であり、図1におけるIV-IV矢視に相当する図である。
(【0011】以降は省略されています)

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