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公開番号
2025101257
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023217976
出願日
2023-12-25
発明の名称
皮剥ぎ装置
出願人
株式会社前川製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A22C
17/12 20060101AFI20250630BHJP(屠殺;肉処理;家禽または魚の処理)
要約
【課題】皮付き肉の皮を効率良く剥ぎ取り、製品肉の品質と歩留まりを高めることができる皮剥ぎ装置を提供する。
【解決手段】皮剥ぎ装置は、回転ドラム14と、引き込み板15と、搬送部と、を備えている。回転ドラム14は、外周面に面粗部を有する。引き込み板15は、その先端部15eが回転ドラム14の外周面の近傍部に臨むように配置される。引き込み板15は、その先端部15eと回転ドラム14の外周面によって皮付き肉2の皮3の外表面を挟み込んで皮付き肉2の皮3を回転ドラム14の回転方向に引き込む。搬送部は、皮付き肉2を搬送する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
皮付き肉から皮を剥ぎ取る皮剥ぎ装置であって、
外周面に面粗部を有する回転ドラムと、
先端部が前記外周面の近傍部に臨むように配置され、当該先端部と前記外周面によって前記皮の外表面を挟み込んで前記皮を前記回転ドラムの回転方向に引き込む引き込み板と、
前記皮付き肉を搬送する搬送部と、
を備えていることを特徴とする皮剥ぎ装置。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記引き込み板の前記先端部は、前記搬送部による前記皮付き肉の搬送方向と向かい合う側を向いて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の皮剥ぎ装置。
【請求項3】
前記皮付き肉を、前記先端部と前記外周面の間の隙間に押し付ける付勢部をさらに備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の皮剥ぎ装置。
【請求項4】
前記皮付き肉は骨部を有する肉であり、
前記搬送部は、
前記皮付き肉を下方に吊り下げた状態で前記骨部の端部を保持するクランプ装置と、
前記クランプ装置を移動させる移動装置と、
を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の皮剥ぎ装置。
【請求項5】
前記回転ドラムは、回転軸線が略鉛直方向を向き、かつ、前記回転軸線に沿う方向に延出する複数の歯が前記外周面に前記面粗部として設けられ、
前記引き込み板は、前記先端部が前記回転軸線に沿って配置されていることを特徴とする請求項3に記載の皮剥ぎ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、皮付き肉から皮を剥ぎ取る皮剥ぎ装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、食鶏腿肉等の皮付き肉から皮を剥ぎ取る皮剥ぎ装置が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の皮剥ぎ装置は、外周に複数の歯車が併設された回転ドラムと、先端部が回転ドラムの外周面に臨むように配置された切断刃と、皮付き肉を切断刃の刃面に向かう方向に移動させる搬送装置と、を備えている。回転ドラムの複数の歯車の歯は、皮付き肉が搬送装置によって搬送されてきたときに、その皮付き肉と係合して皮付き肉を切断刃の方向に引き込む。切断刃と回転ドラムの外周面の間には、微少な隙間が設けられている。
皮付き肉が回転ドラムに引き込まれて、皮付き肉の皮が切断刃の刃先に押し付けられると、皮付き肉の皮が切断刃によって切断される。切断された皮は、回転ドラムと切断刃の隙間を通って回転ドラムの回転方向に排出される。こうして、搬送装置による皮付き肉の搬送が進むと、皮付き肉の外面の皮が切断刃によって連続的に剥がされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6346668号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の皮剥ぎ装置は、皮付き肉の皮の表面が鋭利な切断刃によって切断された後に、切断刃の刃先が皮と肉の間に入りこんで両者の間を切断しつつ、皮付き肉の皮を剥ぎ取る仕組みとされている。このため、この皮剥ぎ装置では、皮付き肉の皮を切断刃によって確実に削ぎ落すことができる。
【0006】
しかし、特許文献1に記載の皮剥ぎ装置は、切断刃の刃先が皮付き肉の皮と肉の間に入りこんで両者の間を切断するものであるため、切断刃に対する皮付き肉の押し付け力のバラつきや、皮付き肉の単体毎の皮の厚みの相違等によって皮付き肉の皮の裏面の肉に切断刃の刃が深く食い込むことがある。この場合、肉の表面を傷つけたり、肉の表面が必要以上に削ぎ落されて製品肉の歩留まりが低下することが懸念される。
【0007】
そこで本発明は、皮付き肉の皮を効率良く剥ぎ取り、製品肉の品質と歩留まりを高めることができる皮剥ぎ装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る皮剥ぎ装置は、上記課題を解決するために、以下の構成を採用した。
即ち、本発明に係る皮剥ぎ装置は、皮付き肉から皮を剥ぎ取る皮剥ぎ装置であって、外周面に面粗部を有する回転ドラムと、先端部が前記外周面の近傍部に臨むように配置され、当該先端部と前記外周面によって前記皮の外表面を挟み込んで前記皮を前記回転ドラムの回転方向に引き込む引き込み板と、前記皮付き肉を搬送する搬送部と、を備えていることを特徴とする。
【0009】
上記の構成において、皮付き肉が搬送部によって引き込み板の先端部と回転ドラムの外周面の間の隙間に搬送されてくると、皮付き肉の皮の外表面が引き込み板の先端部と回転ドラムの外周面の間に挟み込まれる。このとき、回転ドラムの外周面には面粗部が設けられているため、皮付き肉の皮は、回転ドラムの回転に伴って引き込み板の先端部と回転ドラムの外周面の間に引き込まれる。こうして皮付き肉の皮が引き込まれると、皮付き肉の皮が肉部から引き剥がされる。このとき、引き込み板や回転ドラムは、皮付き肉の肉部を切断しないため、肉部の表面を不要に削ぎ落としたり、肉部の表面を傷付けることがない。
【0010】
前記引き込み板の前記先端部は、前記搬送部による前記皮付き肉の搬送方向と向かい合う側を向いて配置されることが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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