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公開番号2025085148
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023198823
出願日2023-11-24
発明の名称押釦装置
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類H01H 13/14 20060101AFI20250529BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】操作ボタンの押下操作を円滑にする。
【解決手段】関数電卓100は、操作ボタン212と、操作ボタン212の本体部212aが挿入される開口1Cが形成された機器ケース1とを備え、機器ケース1には、或る領域Rへの鍔212bの受け入れを案内するガイドリブ1A2が少なくとも一つ設けられ、ガイドリブ1A2には、操作ボタン212の押下操作がなされた際に操作ボタン212が押下方向に向かうに従って鍔212bとガイドリブ1A2との間隔が広がるように構成される第1領域1A21a1,1A22a1と、操作ボタン212の押下操作がなされた際に鍔212bとガイドリブ1A2との間隔が一定になるように構成される第2領域1A21a2,1A22a2とが設けられ、第1領域1A21a1,1A22a1は、第2領域1A21a2,1A22a2と比較して開口1C側に設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
柱部と鍔部とを有する操作ボタンと、
前記操作ボタンの前記柱部が挿入される開口部が形成された機器ケースと、を備え、
前記機器ケースには、或る領域への前記鍔部の受け入れを案内するリブが少なくとも一つ設けられており、
前記リブには、前記操作ボタンの押下操作がなされた際に前記操作ボタンが押下方向に向かうに従って前記鍔部と前記リブとの間隔が広がるように構成される第1領域と、前記操作ボタンの押下操作がなされた際に前記鍔部と前記リブとの間隔が一定になるように構成される第2領域と、が設けられ、
前記第1領域は、前記第2領域と比較して前記開口部側に設けられている、
ことを特徴とする押釦装置。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記開口部の深さと前記リブの押下方向における長さとの和と比較して、前記柱部の前記鍔部からの突出量と前記鍔部の前記押下方向における長さとの和が、等しい又は小さい、
ことを特徴とする請求項1に記載の押釦装置。
【請求項3】
前記リブの前記第1領域及び前記第2領域は、前記操作ボタンを所定の角度まで回動させた場合に前記鍔部と係合して当該操作ボタンが前記押下方向を軸とした回転方向において所定の角度を超えて回動することを阻止するように設けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の押釦装置。
【請求項4】
前記開口部に前記操作ボタンの前記柱部が挿入される方向と、前記押下方向と、は反対方向である、
ことを特徴とする請求項1に記載の押釦装置。
【請求項5】
前記柱部は、前記開口部に前記柱部の一端側から挿入され、他端側に前記鍔部が設けられており、
前記操作ボタンは、前記柱部の前記一端側から前記押下操作される、
ことを特徴とする請求項1に記載の押釦装置。
【請求項6】
前記機器ケースには、前記リブが複数設けられており、
前記リブは、互いに対向する2対2組で前記開口部の周囲に構成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の押釦装置。
【請求項7】
前記鍔部は、前記2対2組の前記リブのうち少なくとも1対1組の前記リブに対応する位置に切欠き部が設けられており、
前記切欠き部は、前記1対1組の前記リブと係合し、前記操作ボタンが前記押下方向を軸とした回転方向において所定の角度を超えて回動することを阻止するように設けられる、
ことを特徴とする請求項6に記載の押釦装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、押釦装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子卓上計算機(電卓)は、簡易な演算を行う際に広く利用されている。特に、電子卓上計算機では、多数の計算を行うなどの事務用途で迅速かつ正確な入力操作が可能となるように、キー配置が定められ、また、キータッチが工夫されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭61-190630号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に開示されているキィ構造では、例えば、キィトップ部1の側面1Bを押して所謂斜め押しの状態にすると、ステム部2がパネル3に干渉してしまい、キィトップ部1を押し切れないといった不具合が発生するおそれがある。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、操作ボタンの押下操作を円滑にすることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る押釦装置は、
柱部と鍔部とを有する操作ボタンと、
前記操作ボタンの前記柱部が挿入される開口部が形成された機器ケースと、を備え、
前記機器ケースには、或る領域への前記鍔部の受け入れを案内するリブが少なくとも一つ設けられており、
前記リブには、前記操作ボタンの押下操作がなされた際に前記操作ボタンが押下方向に向かうに従って前記鍔部と前記リブとの間隔が広がるように構成される第1領域と、前記操作ボタンの押下操作がなされた際に前記鍔部と前記リブとの間隔が一定になるように構成される第2領域と、が設けられ、
前記第1領域は、前記第2領域と比較して前記開口部側に設けられている、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、操作ボタンの押下操作を円滑にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
押釦装置の一例としての関数電卓の概観を示す斜視図である。
関数電卓の機能構成を示すブロック図である。
キーの構造を示す概略図である。
上部ケース(機器ケース)の開口に操作ボタンを挿入する局面を示した図である。
(a)は上部ケースの開口に操作ボタンを正しい向きで挿入した状態を示す図、(b)は上部ケースの開口に操作ボタンを誤った向きで挿入しようとした状態を示す図、(c)は上部ケースの開口に挿入された操作ボタンを紙面上時計回りで回動させたときの状態を示す図である。
(a)は図5(a)の左上隅の部分を拡大した図、(b)は図5(a)の左下隅の部分を拡大した図である。
(a)~(e)は上部ケースの開口に操作ボタンを誤った向きで挿入しようとした状態を示す図である。
(a)~(e)は上部ケースの開口に操作ボタンを誤った向きで挿入しようとした状態を示す図である。
(a)は従来のガイドリブを説明するための図、(b)は従来のガイドリブを有する場合において操作ボタンの端の押下操作がなされたときの当該操作ボタンの状態を示す図、(c)は本実施形態のガイドリブを有する場合において操作ボタンの端の押下操作がなされたときの当該操作ボタンの状態を示す図である。
(a)は鍔及びガイドリブを対象とした各種寸法の測定箇所を示す図、(b)はタイプIのキー群とタイプIIのキー群との当該各種寸法の対応関係を示す表である。
上部ケースの天面および操作ボタンの天面を載置面側にして当該上部ケースと当該操作ボタンとを載置した状態を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る押釦装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下では、押釦装置が関数電卓である場合について説明するが、本発明は、押釦装置が関数電卓である場合に限定されず、機器ケースの開口に押下操作可能に挿入された操作ボタンを備える押釦装置であればどのような押釦装置にも適用される。
【0010】
図1は、本実施形態に係る押釦装置の例としての関数電卓の斜視図である。図1に示すように、関数電卓100は、各種キー群を有する入力キー群2と、ディスプレイ10と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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