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公開番号2025041539
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2024144099
出願日2024-08-26
発明の名称径方向にスパウトを整列させる為の充填機および方法
出願人アルベルト ハントマン マシネンファブリク ゲーエムベーハー ウント ツェーオー.カーゲー
代理人個人,個人,個人
主分類A22C 11/02 20060101AFI20250318BHJP(屠殺;肉処理;家禽または魚の処理)
要約【課題】食料品、特にソーセージ生産のための食料品を充填するためのスパウトを径方向に整列させる充填機および方法を提供する。
【解決手段】食料品を放出するためのスパウト3と、スパウト3を支持するための支持装置4、特に長手方向軸Lの周りにスパウト3を回転可能に支持するための支持装置4とを備える。湾曲したスパウト3を径方向に整列させるための装置4は、スパウト3を少なくとも部分的に湾曲して整列させることができる可動湾曲要素5を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
食料品、特にソーセージ生産用の食料品を充填するための充填機(1)であって、
前記食料品を放出するためのスパウト(3)を備え、かつ前記スパウト(3)を長手方向軸(L)周りに支持する、特に回転可能に支持する支持装置(4)を備え、
湾曲したスパウト(3)を径方向に整列させるための装置(2)であって、湾曲要素(5)を有し、前記湾曲要素(5)は、少なくとも部分的にスパウト(3)を湾曲させて整列させるように構成される、充填機(1)。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記湾曲要素(5)は、前記スパウト(3)を少なくとも部分的に湾曲させるために、ある角度、特に前記長手方向軸(L)に対して垂直な角度で移動可能であり、特に湾曲乳棒として設計され、好ましくは、湾曲中に前記スパウト(3)が凹部(7)内に位置するように、前記スパウトに面するその端部領域に凹部(7)、特に実質的にV字状、U字状またはC字状の凹部を有することを特徴とする、請求項1に記載の充填機(1)。
【請求項3】
前記スパウト(3)は、少なくとも前記支持装置(4)とは反対側の端部領域において、前記スパウト(3)の中心軸(M)が実質的に前記長手方向軸(L)に沿って延びるように湾曲されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の充填機。
【請求項4】
前記湾曲要素(5)は、前記長手方向軸(L)に平行な軸または傾斜した軸に沿って前後に移動可能に配置されていることを特徴とする、請求項1、2または3に記載の充填機。
【請求項5】
前記湾曲したスパウト(3)を径方向に整列させるための前記装置(2)は、特に同心度偏差(a)を測定することができるセンサ(10)を、好ましくはスパウト外壁の位置を測定するためのセンサの形態で、特に、距離計の形態で、さらに/またはスパウトの径を測定するように適合されたセンサの形態で有することを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の充填機(1)。
【請求項6】
前記センサ(10)は、特に前記湾曲要素(5)と共に、前記長手方向軸(L)に平行な又は傾斜した軸に沿って前後に移動可能に配置されていることを特徴とする、特に請求項5に記載の充填機(1)。
【請求項7】
前記スパウト(3)は、角度位置の位置検出によりサーボ駆動装置を介して回転可能であることを特徴とする、請求項5又は6に記載の充填機(1)。
【請求項8】
制御システム(11)は、センサ信号に応じて、前記湾曲要素(5)の前記長手方向軸(L)に対する運動を決定し、それに応じて、特に変位制御および/または力制御によって、前記湾曲要素の駆動を制御し、特に、前記湾曲要素(5)の前記長手方向軸(L)の方向における運動を決定し、それに応じて、前記湾曲要素(5)の更なる駆動を制御することを特徴とする、請求項5~7のいずれか一項に記載の充填機(1)。
【請求項9】
湾曲したスパウト(8)を径方向に整列させるための前記装置(2)は、特に湾曲要素(5)、特に湾曲乳棒を手の力で移動させるレバー(15)を有し、好ましくは前記レバー(15)にリミットストップ(9)が設けられ、さらに好ましくは異なるリミットストップ位置が調整可能であることを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項に記載の充填機。
【請求項10】
径方向に整列させるための前記装置(2)は、少なくとも一時的に前記充填機に取り付け可能であることを特徴とする、請求項1~9のいずれか一項に記載の充填機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食料品を充填するための充填機に関し、また、請求項1及び12の前提部分によるスパウトを径方向に整列させるための方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【0002】
食料品を充填するための充填機は、食料品を放出するための充填管を有する。工業的食品加工、特にソーセージの製造においては、操作者によって操作される自動充填機がしばしば使用される。
【0003】
これらの自動充填機では、スパウト、例えば、ソーセージケーシングを保持し、ペースト状の塊をソーセージケーシング内に放出するために使用される固定された充填管又は駆動されたネジ切りスパウトは、完全に直線ではなく、使用中に湾曲される。スパウトは、たとえば、8~28mmの直径範囲および0.35~1.5mmの壁厚を有する長さ500mmの管である。スパウトの湾曲は、たとえば、ケーシングスプーラの不適切な搬送、不適切な洗浄、不適切な保管および不適切な使用によって引き起こされる。
【0004】
スパウトが長いほど、より多くのシャーリングソーセージケーシングを引き出すことができ、その結果、製造における中断、すなわち(腸)ケーシングの交換が少なくなるので、スパウトは非常に長くなければならない。
【0005】
実際には、湾曲したスパウトは次のような問題を引き起こす。
【0006】
1.新しいケーシングビードを描くと、ケーシングビードが破損することがある。
また、新しいソーセージケーシングを引き抜いた後にスパウトをケーシングブレーキ内に引き込む際に、スパウトがケーシングブレーキ内に入らずに調整スクリューに衝突した場合等には、かなりの損傷が発生する可能性がある。
【0007】
2.ソーセージケーシング、スパウトまたはケーシングブレーキは、スパウトがケーシングブレーキ内に浸漬されたときに損傷することがある。
【0008】
3.生産中にケーシングの破裂が起こることがある。実際には、湾曲したスパウトは、生産誤差、即ち、ケーシングの破裂を増加させる。これは、ケーシングブレーキを介した予荷重が、湾曲によってスパウトに不均一に作用するためである。さらに、個々のケースにおいて、湾曲したスパウトに好都合な外部空気の浸透が発生する可能性がある。
【0009】
4.湾曲したスパウトも、ある程度の湾曲を超えると安全上危機的なことになる場合がある。これらは、高い回転速度で強く偏向またはねじれ、操作者に損傷または危険をもたらす可能性がある。
【0010】
5.しかし、固定された、すなわち回転できないように装着されたスパウトまたは充填管であっても、湾曲は、スパウトが下流のユニット、例えば、クリッパと正確に整列されないという問題を引き起こす可能性がある。
(【0011】以降は省略されています)

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