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公開番号
2025074845
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185920
出願日
2023-10-30
発明の名称
生鳥移送装置
出願人
プライフーズ株式会社
代理人
個人
主分類
A22C
21/00 20060101AFI20250507BHJP(屠殺;肉処理;家禽または魚の処理)
要約
【課題】落下による生鳥ダメージを防ぐことができる、生鳥移送装置を提供する。
【解決手段】生鳥移送装置は、生鳥が入れられた籠が設けられ、籠から生鳥を排出するダンピング装置と、ダンピング装置から搬出された生鳥を受け取るレシーバー装置と、レシーバー装置から生鳥を受け取って移送する受取コンベアを有するコンベア装置と、を備える。ダンピング装置は、籠が設けられるフレームと、フレームを傾斜させる第1傾斜部とを有し、レシーバー装置は、搬送部を有する本体部と、本体部を傾斜させる第2傾斜部とを有する。第1傾斜部は、フレームが傾斜していない第1初期位置と、フレームが第1角度だけ傾斜した第1位置と、フレームが前記第1角度よりも大きい第2角度だけ傾斜した第2位置との間でフレームを傾斜させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
生鳥が入れられた籠が設けられるダンピング装置であって、前記籠から前記生鳥を排出するダンピング装置と、
前記ダンピング装置から搬出された前記生鳥を受け取るレシーバー装置と、
前記レシーバー装置から前記生鳥を受け取って移送する受取コンベアを有するコンベア装置と、
を備え、
前記ダンピング装置は、前記籠が設けられるフレームと、前記フレームを傾斜させる第1傾斜部と、を有し、
前記レシーバー装置は、搬送部を有する本体部と、前記本体部を傾斜させる第2傾斜部と、を有し、
前記第1傾斜部は、前記フレームが傾斜していない第1初期位置と、前記フレームが第1角度だけ傾斜した第1位置と、前記フレームが前記第1角度よりも大きい第2角度だけ傾斜した第2位置と、の間で前記フレームを傾斜させ、
前記第2傾斜部は、前記フレームから遠ざかるにつれて前記搬送部の高さが高くなるように前記搬送部が水平方向に対して第3角度だけ傾斜している第2初期位置と、前記搬送部が略水平である又は前記第3角度以下傾斜している第3位置と、の間で前記搬送部を傾斜させ、
前記フレームが前記第1位置に位置し、かつ、前記搬送部が前記第2初期位置に位置するときに、前記フレームと前記本体部とが連結され、
前記フレームが前記第2位置に位置し、かつ、前記搬送部が前記第3位置に位置するときに、前記搬送部と前記受取コンベアとが連結される
ことを特徴とする生鳥移送装置。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記籠は、多段積みされており、
前記本体部は、前記籠の段数と同じ数の前記搬送部を有し、
前記コンベア装置は、前記受取コンベアを複数の前記搬送部のうちのいずれかに連結させる移動部を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の生鳥移送装置。
【請求項3】
前記搬送部は、ベルトコンベアであり、
前記第3位置では、前記搬送部が略水平である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の生鳥移送装置。
【請求項4】
前記第1初期位置にある前記フレームを前記第1位置へ傾斜させ、その後、前記第1位置から前記第2位置へ前記フレームを傾斜させるとともに前記第2初期位置にある前記搬送部を前記第3位置へ傾斜させるように、前記第1傾斜部及び前記第2傾斜部を制御する傾斜制御部を備えた
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の生鳥移送装置。
【請求項5】
前記搬送部への前記受取コンベアの近接を検知する検知部と、
前記搬送部の前記フレームと反対側の端近傍に設けられたストッパと、
前記搬送部が前記第3位置に位置し、かつ、前記検知部により前記受取コンベアの近接が検知されたら、当該検知された前記搬送部の前記ストッパを開ける開閉制御部と、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の生鳥移送装置。
【請求項6】
前記フレームが前記第1位置に位置するときに、前記籠の前記搬送部側の端部近傍に設けられた排出扉を開く開閉制御部を備えた
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の生鳥移送装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、生鳥移送装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、1つ又は複数の積み重ねられた箱の集積から家禽を家禽運搬装置に堆積させる堆積装置が開示されている。堆積装置は、傾斜ユニット及びシュートを備える。傾斜ユニットは、1つ又は複数の積み重ねられた箱の集積が受け取られる受容位置と、家禽が1つ又は複数の積み重ねられた箱の集積からシュートを介して家禽運搬装置に移送される堆積位置との間の傾斜軸周りに、1つ又は複数の積み重ねられた箱の集積を傾斜させるように構成されている。また、シュートは、傾斜ユニットとは独立して、受容位置と堆積位置との間で傾斜可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7218414号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の発明では、家禽(生鳥)を籠から家禽運搬装置に排出するときに、生鳥が落下して重なることで生鳥がダメージを受け、加工後の食鳥の品質が劣化するおそれがある。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、落下による生鳥ダメージを防ぐことができる生鳥移送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る生鳥移送装置は、例えば、生鳥が入れられた籠から前記生鳥を排出して移送する生鳥移送装置であって、前記籠が設けられるダンピング装置であって、前記籠から前記生鳥を排出するダンピング装置と、前記ダンピング装置から搬出された前記生鳥を受け取るレシーバー装置と、前記レシーバー装置から前記生鳥を受け取って移送する受取コンベアを有するコンベア装置と、を備え、前記ダンピング装置は、前記籠が設けられるフレームと、前記フレームを傾斜させる第1傾斜部と、を有し、前記レシーバー装置は、搬送部を有する本体部と、前記本体部を傾斜させる第2傾斜部と、を有し、前記第1傾斜部は、前記フレームが傾斜していない第1初期位置と、前記フレームが第1角度だけ傾斜した第1位置と、前記フレームが前記第1角度よりも大きい第2角度だけ傾斜した第2位置と、の間で前記フレームを傾斜させ、前記第2傾斜部は、前記フレームから遠ざかるにつれて前記搬送部の高さが高くなるように前記搬送部が水平方向に対して第3角度だけ傾斜している第2初期位置と、前記搬送部が略水平である又は前記第3角度以下傾斜している第3位置と、の間で前記搬送部を傾斜させ、前記フレームが前記第1位置に位置し、かつ、前記搬送部が前記第2初期位置に位置するときに、前記フレームと前記本体部とが連結され、前記フレームが前記第2位置に位置し、かつ、前記搬送部が前記第3位置に位置するときに、前記搬送部と前記受取コンベアとが連結されることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る生鳥移送装置によれば、フレームが第1角度だけ傾斜した第1位置に位置し、かつ、搬送部がフレームから遠ざかるにつれて搬送部の高さが高くなるように水平方向に対して第3角度だけ傾斜している第2初期位置に位置するときに、フレームと本体部とが連結される。すなわち、籠の底面と搬送部とが連結部を介して連結される。また、フレームが第1角度よりも大きい第2角度だけ傾斜した第2位置に位置し、かつ、搬送部が略水平である又は第3角度以下傾斜している第3位置に位置するときに、搬送部と受取コンベアとが連結される。これにより、生鳥の受けるダメージを防ぐことができる。なお、籠の底面と搬送部とを連結する連結部が曲面を有することが望ましい。
【0008】
前記籠は、多段積みされており、前記本体部は、前記籠の段数と同じ数の前記搬送部を有し、前記コンベア装置は、前記受取コンベアを複数の前記搬送部のうちのいずれかに連結させる移動部を有してもよい。これにより、生鳥の受けるダメージを軽減しつつ、一度の動作で多数の生鳥を移動させることができる。
【0009】
前記搬送部は、ベルトコンベアであり、前記第3位置では、前記搬送部が略水平であってもよい。これにより、搬送部による搬送時に生鳥が落下しないようにすることができる。
【0010】
前記第1初期位置にある前記フレームを前記第1位置へ傾斜させ、その後、前記第1位置から前記第2位置へ前記フレームを傾斜させるとともに前記第2初期位置にある前記搬送部を前記第3位置へ傾斜させるように、前記第1傾斜部及び前記第2傾斜部を制御する傾斜制御部を備えてもよい。これにより、フレーム(籠)と搬送部との距離が短くなり、搬送部への移動時に生鳥が落下したり暴れたりしないようにすることができる。また、搬送部への移動時に仮に生鳥が落下したとしても、搬送部のフレーム側の端部近傍で生鳥の落下が止まる。したがって、生鳥へのダメージを防ぐことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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