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公開番号2025112195
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024006354
出願日2024-01-18
発明の名称食料処理装置及び食料処理装置の洗浄方法
出願人株式会社日本キャリア工業
代理人
主分類A22C 7/00 20060101AFI20250724BHJP(屠殺;肉処理;家禽または魚の処理)
要約【課題】食料を切断ないし破砕する食料処理装置に、洗浄に使える流体の元圧が低い場合でも洗浄効果を発揮する自動洗浄機能を附帯させる。
【解決手段】食料が供給される処理室28と、処理室28内に回転可能に設けられ、その外周部に複数の処理刃36を有する処理部材29と、処理部材29に洗浄流体を噴射する複数の噴射口45L,45R,78L,78Rと、処理部材29を回転させることにより食料を切削ないし破砕する処理モード、又は、噴射口45L,45R,78L,78Rから洗浄流体を噴射させることにより処理部材29を洗浄する洗浄モードに切り替わる制御装置とを備え、制御装置が、洗浄モードにおいて、噴射口45L,45R,78L,78Rに向けて供給する液体を、気体によって圧送することにより、噴射口45L,45R,78L,78Rから洗浄流体として気液混合体を噴射させるようにした。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
食料が供給される処理室と、
前記処理室内に回転可能に設けられ、その外周部に複数の処理刃を有する処理部材と、
前記処理部材に洗浄流体を噴射する複数の噴射口と、
前記処理部材を回転させることにより前記食料を切削ないし破砕する処理モード、又は、前記噴射口から前記洗浄流体を噴射させることにより前記処理部材を洗浄する洗浄モードに切り替わる制御装置とを備え、
前記制御装置が、前記洗浄モードにおいて、前記噴射口に向けて供給する液体を、気体によって圧送することにより、前記噴射口から前記洗浄流体として気液混合体を噴射させることを特徴とする食料処理装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記噴射口に向けて供給される液体が温水であることを特徴とする請求項1に記載の食料処理装置。
【請求項3】
前記制御装置が、所定期間に亘り、前記噴射口に連通する流路に液体を連続的に供給し続けるとともに、その流路に気体を間欠的に供給することで、前記噴射口から気液混合体を間欠的に噴射させることを特徴とする請求項2記載の食料処理装置。
【請求項4】
前記処理部材が、軸方向一端部から前記噴射口に連通する第1流路と、軸方向他端部から前記噴射口に連通するとともに、前記第1流路とは独立した第2流路とを有しており、
前記制御装置が、前記所定期間に亘り、前記第1流路に気体を供給するタイミングと、前記第2流路に気体を供給するタイミングとを異ならせることを特徴とする請求項3記載の食料処理装置。
【請求項5】
前記制御装置が、前記所定期間に亘り、前記第1流路及び前記第2流路の両方に液体を供給し続けることを特徴とする請求項4記載の食料処理装置。
【請求項6】
前記制御装置が、前記処理部材の洗浄工程後に、前記噴射口から前記処理部材に気体を噴射させて、当該処理部材を乾燥させるための乾燥工程を実行することを特徴とする請求項1記載食料処理装置。
【請求項7】
前記制御装置が、前記処理モードにおいて、前記噴射口から気体を噴射させることを特徴とする請求項1記載の食料処理装置。
【請求項8】
食料が供給される処理室と、前記処理室内に回転可能に設けられ、その外周部に複数の処理刃を有する処理部材と、前記処理部材に洗浄流体を噴射する複数の噴射口と、を備える食料処理装置の洗浄方法であり、
前記噴射口に向けて供給する液体を、気体によって圧送することにより、前記噴射口から前記洗浄流体として気液混合体を噴射させることを特徴とする食料処理装置の洗浄方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食料処理装置及びこの食料処理装置の洗浄方法に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来の食料処理装置としては、特許文献1に示すように、複数の処理刃を外周部に備えた処理部材を処理室に回転可能に収容し、この処理室に供給された冷凍肉等の食料を処理部材の回転によって切削ないし破砕するものが知られている。
【0003】
かかる食料処理装置は、処理後の食肉を処理室から排出した後、その処理室には肉屑が残存するところ、衛生上の観点から洗浄作業が必要となる。
【0004】
これまでは、例えば処理室内にお湯をかけながら人手による洗浄作業が行われているが、特に処理部材は多数の処理刃を有する複雑な構造であるため、十分に洗浄しようとすると多くの手間や時間を要する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5975575号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本願発明者は、上述した人手による洗浄作業の負担を軽減させるべく、自動洗浄機能を搭載することを検討し、本発明に到る過程で、処理後の処理室内に自動で水や温水などを噴射する構成を中間的に具現化した。
【0007】
しかしながら、装置の使用環境によっては、洗浄に使用できる水や温水が例えば水道水などの低圧の流体に限られる場合があり、かかる流体をそのまま装置に供給したとしても、噴射の勢いが弱く、十分な洗浄効果を発揮させることができないという課題が生じる。
【0008】
本発明は、上述した課題を解決するべくなされたものであり、食料を切断ないし破砕する食料処理装置に、洗浄に使える流体の元圧が低い場合でも洗浄効果を発揮する自動洗浄機能を附帯させることを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
すなわち、本発明に係る食料処理装置は、食料が供給される処理室と、前記処理室内に回転可能に設けられ、その外周部に複数の処理刃を有する処理部材と、前記処理部材に洗浄流体を噴射する複数の噴射口と、前記処理部材を回転させることにより前記食料を切削ないし破砕する処理モード、又は、前記噴射口から前記洗浄流体を噴射させることにより前記処理部材を洗浄する洗浄モードに切り替わる制御装置とを備え、前記制御装置が、前記洗浄モードにおいて、前記噴射口に向けて供給する液体を、気体によって圧送することにより、前記噴射口から前記洗浄流体として気液混合体を噴射させることを特徴とするものである。
【0010】
このように構成された食料処理装置によれば、噴射口に向けて供給する液体を気体により圧送して気液混合体として噴射するので、その液体の元圧が低い場合でも、十分な洗浄効果を発揮させることができ、人手による洗浄作業の負担を低減させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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