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公開番号2025101267
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023217992
出願日2023-12-25
発明の名称食料処理装置
出願人株式会社日本キャリア工業
代理人
主分類A22C 17/08 20060101AFI20250630BHJP(屠殺;肉処理;家禽または魚の処理)
要約【課題】処理部材の洗浄性を高めた衛生的な食料処理装置を実現すること。
【解決手段】複数の処理刃を処理部材の外周部に備え、処理部材を回転させて食料を切削ないし破砕する食料処理装置において、処理部材の回転軸またはその近傍に、処理刃に向けて気体または液体または気液混合体等の流体を噴射可能な第1噴射口を設ける。また、処理部材を処理室に内蔵し、処理室内の上部に、処理部材に向けて流体を噴射可能な第2噴射口を設ける。そして、液体源から第1噴射口および第2噴射口に至る流路に、供給された液体を一時的に貯留する貯留部を設け、この貯留部へ液体と気体とを交互に供給し、第1噴射口および第2噴射口から気液混合体を噴射させるように構成する。
【選択図】図5




特許請求の範囲【請求項1】
複数の処理刃を処理部材の外周部に備え、前記処理部材を回転させて食料を切削ないし破砕する食料処理装置であって、前記処理部材の回転軸またはその近傍に、前記処理刃に向けて気体または液体または気液混合体等の流体を噴射可能な第1噴射口を設けたことを特徴とする食料処理装置。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記第1噴射口を前記処理刃における内周側の部位へ指向させた請求項1に記載の食料処理装置。
【請求項3】
前記回転軸の内部に、この回転軸の端部から前記第1噴射口に至る流路を形成した請求項1に記載の食料処理装置。
【請求項4】
前記処理部材を処理室に内蔵し、前記処理室内の上部に、前記処理部材に向けて前記流体を噴射可能な第2噴射口を設けた請求項1に記載の食料処理装置。
【請求項5】
前記第2噴射口を、前記回転軸またはこの回転軸の近傍へ指向させた請求項4に記載の食料処理装置。
【請求項6】
前記第2噴射口に対して前記処理部材の回転方向上流側の位置に、前記第2噴射口への食料屑の侵入を防ぐための防護部を設けた請求項4に記載の食料処理装置。
【請求項7】
前記処理室に前記食料の供給口を設け、前記食料を押動してこの食料の先端部を前記供給口から前記処理室内へ供給する押動部材を設け、前記第1噴射口および第2噴射口のいずれか一方または両方から前記液体または前記気液混合体が噴射される前に、前記押動部材が前記供給口へ移動してこの供給口を略塞ぐように構成した請求項4に記載の食料処理装置。
【請求項8】
液体源から前記第1噴射口および前記第2噴射口に至る流路に、供給された前記液体を一時的に貯留する貯留部を設け、この貯留部へ前記液体と前記気体とを交互に供給し、前記第1噴射口および第2噴射口から前記気液混合体を噴射させるように構成した請求項4に記載の食料処理装置。
【請求項9】
前記処理部材を回転させて前記食料を切削ないし破砕している状態では、前記第1噴射口および前記第2噴射口から液体または気液混合体を噴射させず、前記第1噴射口および前記第2噴射口から気体を低流量で流出させるように構成した請求項4に記載の食料処理装置。
【請求項10】
前記気体として空気を使用し、前記液体として温水を使用する構成とした請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の食料処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塊状の食料を切削処理ないし破砕処理する食料処理装置に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、塊状の生の冷凍肉を原料とし、挽肉を製造するためには、まず、この冷凍肉を細かい肉片にしてから挽肉製造機に供給する必要がある。
このために、挽肉製造機の前処理工程に、冷凍肉を切削ないし破砕する食肉処理装置が設けられる。
【0003】
このような食肉処理装置として、特許文献1には、複数の処理刃を外周部に備えた処理部材を処理室に内蔵し、この処理室に供給された冷凍肉を処理部材の回転によって切削ないし破砕する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5975575号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されたような従来技術では、処理部材の回転によって冷凍肉を切削ないし破砕するときに肉屑が発生し、この肉屑が処理部材の処理刃や回転軸に付着する。
この状態のまま放置した場合、細菌の発生等によって次回の処理作業時に食品衛生上の問題が生じるおそれがある。
このため、処理作業終了時など、適時に処理刃や回転軸等の細部にわたって洗浄を施し、処理部材を衛生的に維持する必要がある。
【0006】
しかしながら、この処理部材は外周部に多数の処理刃が装着された複雑な構造であるため、これらの処理刃を一つずつ手作業で洗浄するのは容易ではなく、この洗浄作業に多大な工数を要し作業能率の低下を来す問題があった。
また、例えば加工する冷凍肉が豚肉の場合、その脂肪分が溶ける温度は摂氏33度から46度程度といわれており、水道水のような低温の水では完全に洗い落とすことが難しい。
【0007】
本発明は、処理部材の洗浄性を高めた衛生的な食料処理装置を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の食料処理装置においては、複数の処理刃を処理部材の外周部に備え、この処理部材を回転させて食料を切削ないし破砕する食料処理装置とし、処理部材の回転軸またはその近傍に、処理刃に向けて気体または液体または気液混合体等の流体を噴射可能な第1噴射口を設けた。
【0009】
この第1噴射口を処理刃における内周側の部位へ指向させるとよい。
【0010】
また、回転軸の内部に、この回転軸の端部から第1噴射口に至る流路を形成するとよい。
(【0011】以降は省略されています)

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