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公開番号2025031380
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023137573
出願日2023-08-25
発明の名称充電制御装置、充電制御方法、およびプログラム
出願人株式会社デンソーテン
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250228BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】車両の充電において、複数の証明書情報を適切に管理する。
【解決手段】充電制御装置は、証明書を用いて充電設備との認証処理を行い、車両の充電を制御するコントローラを備える。コントローラは、証明書識別情報によってそれぞれ識別される複数の証明書をメモリに記憶し、充電を行う際に、複数の証明書の中で優先的に使用される証明書を指定する優先度情報に基づいてメモリから車両のユーザの証明書を読み出すことと、優先度情報に基づくユーザの有効な証明書が存在しない場合に、ユーザの新規証明書を取得することと、取得した新規証明書がメモリに記憶されていない場合に、新規証明書を前記メモリに記憶すること、を実行する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
証明書を用いて充電設備との認証処理を行い、車両の充電を制御するコントローラを備える充電制御装置であって、
前記コントローラは、
証明書識別情報によってそれぞれ識別される複数の証明書をメモリに記憶し、
前記充電を行う際に、前記複数の証明書の中で優先的に使用される証明書を指定する優先度情報に基づいて前記メモリから前記車両のユーザの証明書を読み出すことと、
前記優先度情報に基づく前記ユーザの有効な証明書が存在しない場合に、前記ユーザの新規証明書を取得することと、
取得した前記新規証明書が前記メモリに記憶されていない場合に、前記新規証明書を前記メモリに記憶すること、を実行する
充電制御装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記優先度情報は、前記充電設備を利用する前記ユーザを識別するユーザ情報に対応付けられ、前記ユーザ情報で特定される前記ユーザに対して優先的に使用される証明書を指定する請求項1に記載の充電制御装置。
【請求項3】
前記コントローラは、前記新規証明書を識別する証明書識別情報と同一の証明書識別情報によって識別される既存証明書が前記メモリに記憶されている場合には、前記新規証明書を前記既存証明書の記憶先に上書きして前記メモリに記憶する請求項1に記載の充電制御装置。
【請求項4】
前記コントローラは、前記新規証明書を識別する証明書識別情報と同一の証明書識別情報によって識別される既存証明書が前記メモリに記憶されていない場合には、前記新規証明書を前記メモリ上の新規の記憶先に記憶する請求項1に記載の充電制御装置。
【請求項5】
前記コントローラは、前記新規証明書を識別する証明書識別情報と同一の証明書識別情報によって識別される有効な既存証明書が前記メモリに記憶されている場合には、前記新規証明書を前記メモリ上の新規の記憶先に記憶し、さらに、前記既存証明書が無効となったことを検知した後に前記既存証明書を削除する請求項1に記載の充電制御装置。
【請求項6】
前記コントローラは、前記ユーザ情報と前記優先度情報との対応関係を前記メモリに記憶し、前記ユーザ情報を取得する取得装置から取得された前記ユーザ情報に基づき、前記優先度情報を特定する請求項2に記載の充電制御装置。
【請求項7】
前記ユーザ情報と前記優先度情報との対応関係は、前記車両外の管理装置に管理され、前記ユーザのユーザ認証処理に基づき前記優先度情報が特定され、
前記コントローラは、前記管理装置での前記ユーザ認証処理の結果から、前記優先度情報を取得する請求項2に記載の充電制御装置。
【請求項8】
証明書を用いて充電設備との認証処理を行い、車両の充電を制御するコンピュータが実行する充電制御方法であって、
前記コンピュータは、
証明書識別情報によってそれぞれ識別される複数の証明書をメモリに記憶し、
前記充電を行う際に、前記複数の証明書の中で優先的に使用される証明書を指定する優先度情報に基づいて前記メモリから前記車両のユーザの証明書を読み出すことと、
前記優先度情報に基づく前記ユーザの有効な証明書が存在しない場合に、前記ユーザの新規証明書を取得することと、
取得した前記新規証明書が前記メモリに記憶されていない場合に、前記新規証明書を前
記メモリに記憶すること、を実行する
充電制御方法。
【請求項9】
証明書を用いて充電設備との認証処理を行い、車両の充電を制御するコンピュータに、
証明書識別情報によってそれぞれ識別される複数の証明書をメモリに記憶し、
前記充電を行う際に、前記複数の証明書の中で優先的に使用される証明書を指定する優先度情報に基づいて前記メモリから前記車両のユーザの証明書を読み出すことと、
前記優先度情報に基づく前記ユーザの有効な証明書が存在しない場合に、前記ユーザの新規証明書を取得することと、
取得した前記新規証明書が前記メモリに記憶されていない場合に、前記新規証明書を前記メモリに記憶すること、を実行させるための
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、充電制御装置、充電制御方法、およびプログラムに関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
電動自動車等の車両に充電に関する証明書情報をインストールしておき、充電時に充電スタンド(充電設備ともいう)と通信を行って、支払処理が行われる技術がある(下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-93078号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、車両に備えた装置内で複数の証明書情報が扱われる場合、上記従来技術では、証明書情報がインストールされる際に、どの証明書情報を更新すべきかあるいは追加すべきかを特定する仕組みがない。このため、例えば、複数の証明書情報の取り扱いにおいて混乱が生じる虞があった。開示の実施の形態の側面は、車両の充電において、複数の証明書情報を適切に管理できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
開示の実施の形態は、充電制御装置によって例示される。本充電制御装置は、証明書を用いて充電設備との認証処理を行い、車両の充電を制御するコントローラを備える。本コントローラは、証明書識別情報によってそれぞれ識別される複数の証明書をメモリに記憶し、充電を行う際に、前記複数の証明書の中で優先的に使用される証明書を指定する優先度情報に基づいて前記メモリから前記車両のユーザの証明書を読み出すことと、前記優先度情報に基づく前記ユーザの有効な証明書が存在しない場合に、前記ユーザの新規証明書を取得することと、取得した前記新規証明書が前記メモリに記憶されていない場合に、前記新規証明書を前記メモリに記憶すること、を実行する。
【発明の効果】
【0006】
本充電制御装置は、車両の充電において、複数の証明書情報を適切に管理できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本実施の形態の充電システムの構成を例示する図である。
図2は、ユーザ識別情報(UID)と、各証明書の関係を例示する図である。
図3は、比較例での第1の問題を例示する図である。
図4は、比較例での第2の問題を例示する図である。
図5は、比較例での第3の問題を例示する図である。
図6は、比較例での第4の問題を例示する図である。
図7は、充電システムのハードウェアの構成を例示する図である。
図8は、電動車に搭載された充電制御装置の処理を実施する構成要素を例示する図である。
図9は、充電制御装置が複数のContract証明書を扱う方法を例示する図である。
図10は、不揮発性メモリに保存されたEMAID優先度を例示する図である。
図11は、一実施の形態におけるContract証明書の管理手順を例示するシーケンス図である。
図12は、一実施の形態におけるContract証明書の管理手順を例示するシーケンス図である。
図13は、一実施の形態におけるContract証明書の管理手順を例示するシーケンス図である。
図14は、変形例2に係るContract証明書の管理手順を例示するシーケンス図である。
図15は、変形例3に係るContract証明書の管理手順を例示するシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、一実施の形態に係る充電制御装置、充電制御方法、およびプログラムが説明される。
【0009】
<実施の形態>(構成)
図1は、本実施の形態の充電システムの構成を例示する図である。本充電システムは、車両の一例としての電動車1と、電動車1のバッテリ(二次電池、蓄電池ともいう)に電力を供給する充電設備(Electric Vehicle Supply Equipment、EVSE)2を有する。
なお、図1では、認証局CA1、CA2および中間認証局(SUB-CA11、SUB-CA12、SUB-CA21、SUB-CA22)と、サーバ5、6も記載されている。認証局CA1は、ユーザ認証用のContract証明書等の証明書を発行する。認証局CA2はVehicle to Grid(V2G) ROOT証明書等の証明書を発行する。サーバ5は、例えば、サ
ービス提供事業者(MO(Mobility Operator))(eMSP(e-mobility service provider)、EMP(e-mobility provider)ともいう)によって管理されるセンタのコンピ
ュータである。また、サーバ6は、電動車1の製造元(OEM(Original Equipment Manufacturer))または販売元によって管理されるセンタのコンピュータである。サーバ5
、6等は、ユーザにContract証明書等の証明書を発行し、または、電動車1へのインストールを実行する。
【0010】
本充電システムによる処理の前提として、電動車1がOEMから出荷されるときなど事前に、電動車1の記憶装置(例えば図7の外部記憶部13)には、少なくとも1つの認証局CA2が発行するV2G ROOT証明書が保存されている。また、電動車1は、サーバ6等にアクセスすることで、V2G ROOT証明書を更新することができる。また、電動車1は、サーバ6等にアクセスすることで、認証局CA2以外の認証局が発行するV2G ROOT証明書を取得することができる。なお、認証局の数が、1つに限定される訳ではない。
(【0011】以降は省略されています)

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