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公開番号2025083309
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2024195576
出願日2024-11-08
発明の名称膝蓋骨を取り外す方法及び膝蓋骨採取機
出願人メイン フード プロセシング テクノロジー ベー.フェー.
代理人弁理士法人森本国際特許事務所
主分類A22C 21/00 20060101AFI20250523BHJP(屠殺;肉処理;家禽または魚の処理)
要約【課題】膝蓋骨の少なくとも一部の膝肉が付着している膝蓋骨を大腿骨から取り外す方法又は装置を提供する。
【解決手段】チゼル1の前方端部2は、大腿骨3に係合する。続いて、チゼル1の前方端部2は、大腿骨3と膝蓋骨4との間で自然に存在する少なくとも一部の接続部を剥離させるために、所定位置でクランプされた大腿骨3と膝蓋骨4との間を移動する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
膝蓋骨(4)の少なくとも一部の膝肉が付着している膝蓋骨(4)を大腿骨(3)から取り外す方法であって、
チゼル(1)の前方端部(2)は、前記大腿骨(3)に係合し、続いて、前記大腿骨(3)と前記膝蓋骨(4)との間で自然に存在する少なくとも一部の接続部を剥離させるために、前記大腿骨(3)と前記膝蓋骨(4)との間を移動し、
前記方法を実行する間、前記大腿骨(3)は所定位置にクランプされることを特徴とする、膝蓋骨を取り外す方法。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記大腿骨(3)と前記膝蓋骨(4)との間における前記チゼル(1)の前記移動に続いて、前記チゼル(1)を前記膝蓋骨(4)とともに前記大腿骨(3)から離れる方向に移動させることを特徴とする、請求項1に記載の膝蓋骨を取り外す方法。
【請求項3】
前記チゼル(1)が前記大腿骨(3)に係合する間に前記大腿骨(3)の動きを制限するために、前記大腿骨(3)の膝蓋骨側端部に、サポート板(5)が設けられていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の膝蓋骨を取り外す方法。
【請求項4】
前記チゼル(1)が前記膝蓋骨(4)とともに前記大腿骨(3)から離れる方向に移動する際に、前記チゼル(1)が前記サポート板(5)に沿ってスライドすることを特徴とする、請求項2又は請求項3に記載の膝蓋骨を取り外す方法。
【請求項5】
ドラム骨(6)が前記大腿骨(3)に付着し、
グリッパー(7)は、前記大腿骨(3)に付着した前記ドラム骨(6)を所定の位置に固定することを特徴とする、請求項1に記載の膝蓋骨を取り外す方法。
【請求項6】
前記膝蓋骨(4)と前記大腿骨(3)及び前記ドラム骨(6)との全ての接続部を解放するために、単数のブレード(9)又は複数のブレードが前記膝蓋骨(4)の近くで前記肉に係合することを特徴とする、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の膝蓋骨を取り外す方法。
【請求項7】
家禽の大腿骨から膝蓋骨を取り外すための膝蓋骨採取機であって、
大腿骨(3)と前記膝蓋骨(4)との間に自然に存在する少なくとも一部の接続部を剥離するために、前記大腿骨(3)に係合し且つ前記大腿骨(3)と前記膝蓋骨(4)との間で移動するように配置された前方端部(2)、を有する可動式のチゼル(1)と、
前記チゼル(1)が前記大腿骨(3)に係合する前に前記大腿骨(3)を所定の位置に固定する単数のクランプ又は複数のクランプ(5)と
を備えることを特徴とする、膝蓋骨採取機。
【請求項8】
前記大腿骨(3)と前記膝蓋骨(4)との間に自然に存在する少なくとも一部の接続部が剥離した後、前記膝蓋骨(4)を前記大腿骨(3)から離れる方向に移動させるように前記チゼル(1)が配置されたことを特徴とする、請求項7に記載の膝蓋骨採取機。
【請求項9】
前記チゼル(1)の前記前方端部(2)が凹んでいることを特徴とする、請求項7又は請求項8に記載の膝蓋骨採取機。
【請求項10】
前記チゼル(1)が前記大腿骨(3)に係合する間に前記大腿骨(3)の動きを制限するために、サポート板(8)が設けられていることを特徴とする、請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の膝蓋骨採取機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、膝蓋骨の少なくとも一部の膝肉が付着している膝蓋骨を大腿骨から取り外す方法に関するものである。本発明は、さらに、膝蓋骨採取機に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
図8に示すように、国際公開第2015/194945号は、家禽の脚肉製品全体から膝肉(22)及びモモ肉(31)を採取する方法及び対応するシステムを開示している。その方法は、以下のステップ群を含む。
【0003】
-以下を有する脚肉製品の提供のステップ。
-大腿部(30)
-ドラムスティック(6)
-膝
【0004】
-膝蓋骨スクレーパーを、膝蓋骨(4)に隣接する脚肉製品と、膝蓋骨(4)の後部(図8における左側)にあるカウンターエレメントとに係合させるステップ。
【0005】
-カウンターエレメントが膝蓋骨(4)の後部にある脚肉製品と係合している間に、膝蓋骨(4)が膝蓋骨スクレーパーを通り過ぎて移動し、これにより、膝肉(22)が大腿部(30)に接続されたまま膝肉(22)を膝蓋骨(4)から削ぎ落すステップ。
【0006】
国際公開第2015/194945号は、オプションとして、以下を開示している。
【0007】
-膝蓋骨(4)とドラムスティック(6)との間に位置する第1の切断位置で切断することにより、ドラムスティック(6)から、削がれた膝蓋骨(4)を切り離すステップ、又は、
【0008】
-膝蓋骨(4)と大腿部(3)との間に位置し膝蓋骨スクレーパーに隣接する第2の切断位置で切断することにより、大腿部(3)及び膝肉(22)から、膝蓋骨(4)を切り離すステップであり、切り離す間に膝肉(22)と大腿部(30)とは互いに連結した状態を維持する。
【0009】
国際公開第2015/194945号によって明示的に開示されている全ての実施形態は、ドラムスティック(6)が大腿部(30)に付着する一方、大腿部(30)から既に大腿骨(3)が取り外されている場合に、膝蓋骨(4)を選択的に採取する方法を示す。したがって、国際公開第2015/194945号には、モモ肉(31)の他に大腿骨(3)が大腿部(30)に残っている場合に、膝蓋骨(4)を採取する方法について明確かつ明白な教示はない。また、大腿部(30)が既に完全にドラムスティック(6)から分離されている場合に、膝蓋骨(4)を採取する方法についても教示していない。
【0010】
欧州特許第2866573号明細書及び国際公開第2008/087617号には、家禽の脚から膝蓋骨を取り外す他の方法及び装置が示されているが、欧州特許第2866573号明細書でも、大腿骨の取外しの後に膝蓋骨が取り外される。
(【0011】以降は省略されています)

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