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公開番号2025093440
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209079
出願日2023-12-12
発明の名称冷蔵庫
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F25D 11/02 20060101AFI20250617BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】エバポレータの近傍の温度センサを冷凍室の温度制御に援用し、且つ、冷凍室の温度制御をより適切に行う冷蔵庫を提供する。
【解決手段】第2のセンサの温度がコンプレッサON温度を上回るとコンプレッサ及び冷却ファンを駆動し、コンプレッサOFF温度を下回るとコンプレッサ及び冷却ファンを停止する制御と、コンプレッサが駆動しており、且つ、第1のセンサの温度がダンパ開放温度を上回ると冷却ダンパを開放し、ダンパ閉鎖温度を下回ると冷却ダンパを閉鎖する制御と、を実行する。コンプレッサの駆動中に冷却ダンパが開放されなかった場合は、コンプレッサOFF温度を第1OFF温度に設定し、コンプレッサの駆動中に冷却ダンパが開放された場合は、コンプレッサOFF温度を第1OFF温度よりも高く設定された第2OFF温度に設定する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
冷蔵室と、
冷凍室と、
コンプレッサと、
蒸発器と、
前記冷蔵室の温度を測定する第1のセンサと、
前記蒸発器の付近の温度を測定する第2のセンサと、
前記蒸発器で冷却した冷気を冷凍室に送出する冷却ファンと、
前記冷却ファンによって送出される冷気の一部を前記冷蔵室に流通する冷蔵室冷気回路と、
前記冷蔵室冷気回路内に設けられて前記冷蔵室冷気回路を開閉する冷却ダンパと、
制御部とを備え、
前記制御部は、
前記第2のセンサの温度がコンプレッサON温度を上回ると前記コンプレッサ及び前記冷却ファンを駆動し、前記第2のセンサがコンプレッサOFF温度を下回ると前記コンプレッサ及び前記冷却ファンを停止する制御と、
前記コンプレッサが駆動しており、且つ、前記第1のセンサの温度がダンパ開放温度を上回ると前記冷却ダンパを開放し、前記第1のセンサの温度がダンパ閉鎖温度を下回ると前記冷却ダンパを閉鎖する制御と、を実行し、
前記コンプレッサOFF温度は、第1OFF温度と、前記第1OFF温度よりも高く設定された第2OFF温度とに切り換え可能であり、
前記コンプレッサの駆動中に前記冷却ダンパが開放されなかった場合は、前記コンプレッサOFF温度を前記第1OFF温度に設定し、前記コンプレッサの駆動中に前記冷却ダンパが開放された場合は、前記コンプレッサOFF温度を前記第2OFF温度に設定する、冷蔵庫
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記コンプレッサON温度は、第1ON温度と、前記第1ON温度よりも低く設定された第2ON温度とに切り換え可能であり、
前記制御部は、
前記コンプレッサの停止中に前記第1のセンサの温度が前記ダンパ開放温度以下であった場合は、前記コンプレッサON温度を前記第1ON温度に設定し、前記コンプレッサの停止中に前記第1のセンサの温度が前記ダンパ開放温度を上回った場合は、前記コンプレッサON温度を前記第2ON温度に設定する、請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記制御部は、前記コンプレッサの駆動前に前記コンプレッサを停止していた時間が所定時間よりも長かった場合には、前記冷却ダンパの制御にかかわらず前記コンプレッサOFF温度を前記第2OFF温度に設定する、請求項1または2に記載の冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷蔵庫の技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から冷蔵庫のコンプレッサのON/OFF制御に関する技術が知られている。たとえば、特開平11-44474号公報(特許文献1)には、冷蔵庫及びその制御方法が開示されている。特許文献1によると、蒸発器の温度を検出し、その検出された温度に基づいて、冷凍室の室内温度が所定の範囲内で維持されるように圧縮機及び送風ファンの作動を制御する。また、冷蔵室の室内温度が所定の範囲内で維持されるようにダンパが開閉される。これによって、少ない数の温度センサで冷凍室および冷蔵室の温度制御が可能になって製造コストを節減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-44474号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の構成では、ダンパの開閉による庫内負荷の変化に対応できておらず、特に冷凍室の冷却が適切に行えないという課題を有することが判明した。本発明は、蒸発器の近傍の温度センサを冷凍室の温度制御に援用し、且つ、冷凍室の温度制御をより適切に行う冷蔵庫を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明のある態様に従うと、冷蔵室と、冷凍室と、コンプレッサと、蒸発器と、冷蔵室の温度を測定する第1のセンサと、蒸発器の付近の温度を測定する第2のセンサと、蒸発器で冷却した冷気を冷凍室に送出する冷却ファンと、冷却ファンによって送出される冷気の一部を冷蔵室に流通する冷蔵室冷気回路と、冷蔵室冷気回路内に設けられて冷蔵室冷気回路を開閉する冷却ダンパと、制御部とを備える冷蔵庫が提供される。制御部は、第2のセンサの温度がコンプレッサON温度を上回るとコンプレッサ及び冷却ファンを駆動し、第2のセンサがコンプレッサOFF温度を下回るとコンプレッサ及び冷却ファンを停止する制御と、コンプレッサが駆動しており、且つ、第1のセンサの温度がダンパ開放温度を上回ると冷却ダンパを開放し、第1のセンサの温度がダンパ閉鎖温度を下回ると冷却ダンパを閉鎖する制御と、を実行する。コンプレッサOFF温度は、第1OFF温度と、第1OFF温度よりも高く設定された第2OFF温度とに切り換え可能である。コンプレッサの駆動中に冷却ダンパが開放されなかった場合は、コンプレッサOFF温度を第1OFF温度に設定し、コンプレッサの駆動中に冷却ダンパが開放された場合は、コンプレッサOFF温度を第2OFF温度に設定する。
【発明の効果】
【0006】
このように、本発明によれば、蒸発器の近傍の温度センサを利用して冷凍室の温度制御を適切に制御する冷蔵庫が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施の形態にかかる冷蔵庫の側面断面図である。
第1の実施の形態にかかる冷蔵庫の正面透視図である。
第1の実施の形態にかかる冷蔵庫の構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態にかかるダンパおよびコンプレッサの制御を示すイメージ図である。
第1の実施の形態にかかる冷蔵庫の制御を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[第1の実施の形態]
<冷蔵庫の全体構成>
【0009】
まず、図1および図2を参照して、本実施の形態にかかる冷蔵庫100の全体構成について説明する。
【0010】
冷蔵庫100は、主として断熱箱体110で構成されている。この断熱箱体110によって冷蔵庫100の貯蔵空間が形成される。断熱箱体110によって形成される貯蔵空間は、例えば、水平方向に延びる断熱仕切りによって、上部に冷蔵室111が設けられ、下部に冷凍室112が設けられる。
(【0011】以降は省略されています)

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