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公開番号2025124395
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020412
出願日2024-02-14
発明の名称抗菌光触媒材料
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A01N 25/34 20060101AFI20250819BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】本発明は明所で優れた抗菌性を有する抗菌光触媒材料を提供する。
【解決手段】本発明の抗菌光触媒材料は、第1樹脂層と、第1樹脂層の表面を覆う第2樹脂層とを有し、第1樹脂層は抗菌剤を含み、第2樹脂層は光触媒物質を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
第１樹脂層と、第１樹脂層の表面を覆う第２樹脂層とを有し、
第１樹脂層は、抗菌剤を含み、
第２樹脂層は、光触媒物質を含む抗菌光触媒材料。
続きを表示（約 490 文字）【請求項２】
前記光触媒物質は、可視光応答型光触媒物質を含む請求項１に記載の抗菌光触媒材料。
【請求項３】
前記可視光応答型光触媒物質は、酸化タングステンを含む請求項２に記載の抗菌光触媒材料。
【請求項４】
第２樹脂層における前記可視光応答型光触媒物質の割合は、０．００１ｗｔ％以上３．０ｗｔ％以下である請求項２又は３に記載の抗菌光触媒材料。
【請求項５】
第１樹脂層における前記抗菌剤の割合は、０．０１ｗｔ％以上５．０ｗｔ％以下である請求項１～３のいずれか１つに記載の抗菌光触媒材料。
【請求項６】
前記抗菌剤は、二価の銅を含む化合物である請求項１～３のいずれか１つに記載の抗菌光触媒材料。
【請求項７】
第１樹脂層は、繊維状である請求項１～３のいずれか１つに記載の抗菌光触媒材料。
【請求項８】
前記抗菌光触媒材料は芯鞘構造を有し、
第１樹脂層は、前記芯鞘構造の芯部であり、
第２樹脂層は、前記芯鞘構造の鞘部である請求項７に記載の抗菌光触媒材料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、抗菌光触媒材料に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
公衆衛生の意識が高まっている近年、様々なものに抗菌性を付与する取り組みが行われている。例えば、抗菌剤を含有している溶融紡糸繊維が知られている（例えば、特許文献１参照）。また、光触媒と樹脂とを混練した光触媒材料が知られている（例えば、特許文献２参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００７－１９１８０１号公報
特開２００５－３１４５０９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来の抗菌剤含有繊維が水濡れすると、繊維から抗菌剤が溶出し繊維の抗菌性が失われる。また、光触媒と樹脂とを混練すると光触媒の表面が樹脂で覆われ、光触媒活性を十分に利用することができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、明所で優れた抗菌性を有する抗菌光触媒材料を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明は、第１樹脂層と、第１樹脂層の表面を覆う第２樹脂層とを有し、第１樹脂層は、抗菌剤を含み、第２樹脂層は、光触媒物質を含む抗菌光触媒材料を提供する。
【発明の効果】
【０００６】
本発明の抗菌光触媒材料は、明所で優れた抗菌性を有することができる。このことは、本願発明者が行った実験により実証された。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
本発明の一実施形態の抗菌光触媒材料の概略斜視図である。
図１に示した抗菌光触媒材料の概略断面図である。
本発明の一実施形態の抗菌光触媒材料を含む樹脂コート部材の概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
本発明の抗菌光触媒材料は、第１樹脂層と、第１樹脂層の表面を覆う第２樹脂層とを有し、第１樹脂層は抗菌剤を含み、第２樹脂層は光触媒物質を含む。
【０００９】
前記光触媒物質は、可視光応答型光触媒物質を含むことが好ましい。
前記可視光応答型光触媒物質は、酸化タングステンを含むことが好ましい。
第２樹脂層における前記可視光応答型光触媒物質の割合は、０．００１ｗｔ％以上３．０ｗｔ％以下であることが好ましい。
第１樹脂層における前記抗菌剤の割合は、０．０１ｗｔ％以上５．０ｗｔ％以下であることが好ましい。
【００１０】
前記抗菌剤は、二価の銅を含む化合物であることが好ましい。
第１樹脂層は、繊維状であることが好ましい。
好ましくは、前記抗菌光触媒材料は芯鞘構造を有し、第１樹脂層は、前記芯鞘構造の芯部であり、第２樹脂層は、前記芯鞘構造の鞘部である。
（【００１１】以降は省略されています）

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