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公開番号2025129025
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2024229638
出願日2024-12-26
発明の名称画像形成装置、画像形成方法及びプログラム
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/00 20060101AFI20250827BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】着色背景上の文字及び罫線が無着色領域上の文字及び罫線より太く見える現象を抑制できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、第1方向に並ぶ複数の画素それぞれについて色材を用紙に付着させる画像形成部と、第2方向に前記用紙を搬送する用紙搬送部と、前記複数の画素のうちの第1画素について使用される第1色材と、前記第1画素に対して前記第2方向の後端側であり前記第1画素に隣接する第2画素について使用される第2色材とが同じであるか否かを判定する判定部と、前記第1色材と前記第2色材とが同じであると判定され、前記第1色材の濃度が第1濃度より低く、且つ前記第2色材の濃度が、前記第1濃度以上である第2濃度以上である場合、前記第1色材の濃度を補正する補正処理を実行する補正部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向に並ぶ複数の画素それぞれについて色材を用紙に付着させる画像形成部と、
第2方向に前記用紙を搬送する用紙搬送部と、
を備える画像形成装置であって、
前記複数の画素のうちの第1画素について使用される第1色材と、前記第1画素に対して前記第2方向の後端側であり前記第1画素に隣接する第2画素について使用される第2色材とが同じであるか否かを判定する判定部と、
前記第1色材と前記第2色材とが同じであると判定され、前記第1色材の濃度が第1濃度より低く、且つ前記第2色材の濃度が、前記第1濃度以上である第2濃度以上である場合、前記第1色材の濃度を補正する補正処理を実行する補正部と、
を備える
画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記補正部は、前記第1色材と前記第2色材とが同じであると判定され、前記第1色材の濃度が最大濃度ではなく、且つ前記第2色材の濃度が前記最大濃度である場合、前記補正処理を実行する
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1濃度と前記第2濃度との差異は所定の濃度差より大きい
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1方向に複数の第2画素が並ぶ場合、前記複数の第2画素に沿って複数の第1画素が並ぶ
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記補正処理は、前記第1色材の濃度を低下させることである
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第1画素は、前記第2画素を含む第2領域に対して前記第2方向に隣接する第1領域に含まれる複数の画素のうち、前記第2画素から所定の範囲内の画素であり、
前記補正処理は、前記第2画素からの距離が近い第1画素ほど前記第1色材の濃度が低くなるように低下させることである
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記補正処理は、前記第1色材が1色である場合、前記第1画素を含む第1領域に対して前記第2方向の後端側に隣接する第2領域に含まれる第2画素に最も近い第1画素について使用される第1色材の濃度を低下させ、
前記補正処理は、前記第1色材が1色ではない場合、前記第1画素を含む第1領域に対して前記第2方向の後端側に隣接する第2領域に含まれる前記第2画素からの距離が近い第1画素ほど前記第1色材の濃度が低くなるように低下させる
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記補正処理は、フィルタ処理により前記第1色材の濃度を低下させることである
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記補正処理は、前記第2画素を含む第2領域について膨張収縮処理を行い,膨張収縮された第2領域に含まれる複数の画素のうち、前記第2画素に対して前記第2方向の最も先端側の画素について使用される色材の濃度を低下させることである
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記補正処理は、前記第2画素を含む第2領域に使用される色材の濃度を低下させ、且つ前記第2色材が使用される第2領域を前記第2方向の後端側に所定画素数移動させて重畳することである
請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置、画像形成方法及びプログラムに関する。本願は、2024年2月22日に、日本に出願された特願2024-025040号に基づく優先権を主張するものであり、その内容をここに援用する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ユーザの操作に基づいて、印刷データに含まれる罫線の描画条件を変更して出力可能な画像形成装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-192015号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
着色背景上の文字又は罫線が、無着色領域上の文字又は罫線より太く見える場合がある。特許文献1に開示される画像形成装置では、着色背景上の文字及び罫線を指定して文字及び罫線の太さを調整できない。特許文献1に開示される画像形成装置では、罫線の描画条件を変更して出力した場合であっても、着色背景上の文字又は罫線が、無着色領域上の文字又は罫線より太く見えるおそれがある。そこで、本開示の一態様は、着色背景上の文字及び罫線が無着色領域上の文字及び罫線より太く見える現象を抑制できる画像形成装置、画像形成方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一形態に係る画像形成装置は、第1方向に並ぶ複数の画素それぞれについて色材を用紙に付着させる画像形成部と、第2方向に前記用紙を搬送する用紙搬送部と、前記複数の画素のうちの第1画素について使用される第1色材と、前記第1画素に対して前記第2方向の後端側であり前記第1画素に隣接する第2画素について使用される第2色材とが同じであるか否かを判定する判定部と、前記第1色材と前記第2色材とが同じであると判定され、前記第1色材の濃度が第1濃度より低く、且つ前記第2色材の濃度が、前記第1濃度以上である第2濃度以上である場合、前記第1色材の濃度を補正する補正処理を実行する補正部と、を備える。
【0006】
本開示の一形態に係る画像形成方法は、第1方向に並ぶ複数の画素のうちの第1画素について使用される第1色材と、前記第1画素に対して、第2方向の後端側である第2画素について使用される第2色材とが同じであるか否かを判定する工程と、前記第1色材と前記第2色材とが同じであると判定され、前記第1色材の濃度が第1濃度より低く、且つ前記第2色材の濃度が、前記第1濃度以上である第2濃度以上である場合、前記第1色材の濃度を補正する補正処理を実行する工程と、前記第1方向に並ぶ複数の画素それぞれについて色材を用紙に付着させる工程と、前記第2方向に前記用紙を搬送する工程と、を含む。
【0007】
本開示の一形態に係るプログラムは、第1方向に並ぶ複数の画素それぞれについて色材を用紙に付着させる画像形成部と、第2方向に前記用紙を搬送する用紙搬送部と、を備える画像形成装置を制御するコンピュータに、前記複数の画素のうちの第1画素について使用される第1色材と、前記第1画素に対して前記第2方向の後端側である第2画素について使用される第2色材とが同じであるか否かを判定する機能と、前記第1色材と前記第2色材とが同じであると判定され、前記第1色材の濃度が第1濃度より低く、且つ前記第2色材の濃度が、前記第1濃度以上である第2濃度以上である場合、前記第1色材の濃度を補正する補正処理を実行する機能と、を実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像形成装置の構成の一例を示すブロック図である。
画像形成部の動作について説明するための図である。
第1画素、第2画素、第1領域、及び第2領域の位置の一例を示す図である。
第一実施形態に係る画像形成装置の動作の一例を示すフローチャートである。
線状オブジェクトと、線状オブジェクトの背景とを含む領域の一例を示す図である。
図5Aに例示する領域内の画素について使用される色材の濃度の一例を示す図である。
線状オブジェクトと、線状オブジェクトの背景とを含む領域の一例を示す図である。
図6Aに例示する領域内の画素について、補正後の色材の濃度の一例を示すグラフである。
図6Bに例示する補正後における画像の一例を示す図である。
図6Aに例示する領域内の画素について、補正後の色材の濃度の一例を示すグラフである。
図6Dに例示する補正後における画像の一例を示す図である。
第三実施形態に係る画像形成装置の動作の一例を示すフローチャートである。
第1画素について使用される色材が1色である場合に、第1領域に含まれる複数の画素について色材の濃度を低下させた場合の一例を示す図である。
第1画素について使用される色材が1色ではない場合に、第1領域に含まれる複数の画素について色材の濃度を低下させた場合の一例を示す図である。
第四実施形態に係る画像形成装置の動作の一例を示すフローチャートである。
図10に例示するステップS1008の処理の一例を示す図である。
第1濃度及び第2濃度の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第一実施形態)
図1~図5Bを参照して、第一実施形態について説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0010】
画像形成装置100において扱われる画像データ111は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。画像データ111は、画素値情報を示す。画素値情報は、画像データ111によって示される複数の画素の各々の座標値と画素値とを示す。
(【0011】以降は省略されています)

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