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公開番号2025096530
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2025065558,2021124977
出願日2025-04-11,2021-07-30
発明の名称冷蔵庫
出願人アクア株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F25D 11/00 20060101AFI20250619BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】効果的に小冷蔵室の低温化および恒温化を達成できる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】本発明の冷蔵庫10は、冷蔵室12と、冷蔵室12の内部で区画された小冷蔵室20と、小冷蔵室20の庫内温度を計測する小冷蔵室温度センサ22と、小冷蔵室20に送風される空気を冷却器により冷却する冷却室115と、加熱により冷却器を除霜するように構成された加熱部117と、空気を冷却室115から冷蔵室12に送風する送風機25と、演算制御部26と、を具備する。また、演算制御部26は、小冷蔵室温度センサ22で計測した小冷蔵室20の庫内温度が、第1上限温度以下であり且つ第1下限温度以上となるように、冷却器および送風機25を運転する冷却サイクルを実行し、除霜運転の直前における冷却サイクルでは、第1下限温度を引き下げる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
冷蔵室と、
前記冷蔵室の内部で区画された小冷蔵室と、
前記小冷蔵室の庫内温度を計測する小冷蔵室温度センサと、
前記小冷蔵室に送風される空気を冷却器により冷却する冷却室と、
加熱により前記冷却器を除霜する加熱部と、
前記空気を前記冷却室から前記冷蔵室に送風する送風機と、
演算制御部と、を具備し、
前記小冷蔵室を優先的に冷却するモードを選択可能に構成され、
前記演算制御部は、
前記小冷蔵室を優先的に冷却するモードが選択されていない場合は、前記小冷蔵室温度センサで計測した前記小冷蔵室の庫内温度が、第1上限温度以下であり且つ第1下限温度以上となるように、前記冷却器および前記送風機を運転する冷却サイクルを実行し、
前記小冷蔵室を優先的に冷却するモードが選択された場合は、前記第1下限温度の設定値を引き下げることを特徴とする冷蔵庫。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記小冷蔵室は、チルド室であり、
前記小冷蔵室を優先的に冷却するモードは、前記チルド室を優先的に冷却する鮮度保持チルドモードであることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記演算制御部は、
除霜運転の直前における前記冷却サイクルにおいて、前記第1下限温度の設定値を更に引き下げることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記小冷蔵室を優先的に冷却するモードが実行されている間において、除霜運転を実行することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷蔵庫に関し、特に、冷蔵室の内部に小冷蔵室を備えた冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、特許文献1に記載されたような、冷蔵室の内部に収納容器が配置された冷蔵庫が知られている。ここでは、冷蔵室の最下部にチルド容器が収納される。送風機が送風した空気は、冷蔵室の後方側に形成された送風路を経由して冷蔵室に供給される一方、送風路に送風された空気の一部は、冷蔵室を経由せずに、チルド容器に送風され、肉等の被収容物に直接冷風が供給される。このようにすることで、チルド容器の容器内温度は、冷蔵室の庫内温度よりも低くされ、例えば0℃程度とされる。よって、チルド容器に収納された肉等の食品を保存することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-44687号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前述した特許文献1に記載された冷蔵庫では、小冷蔵室の低温化および恒温化の観点から改善の余地があった。
【0005】
図5のグラフを参照して、係る課題を詳述する。このグラフでは、横軸は時間経過を示し、縦軸は温度を示している。また、冷蔵室の庫内温度を実線で示し、チルド室の庫内温度を点線で示し、冷凍室の庫内温度を一点鎖線で示している。このグラフを参照して、除霜行程においては、全ての貯蔵室の庫内温度が上昇している。このようになる理由は、除霜行程においては、蒸発器による冷却は行われず、更に、除霜ヒータにより冷却室の内部が昇温されるためである。この場合、チルド室の庫内温度が0℃以上となると、チルド室に収納された肉や魚が一時的に溶融してしまい、これらの鮮度が落ちてしまう課題が発生する。
【0006】
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、効果的に小冷蔵室の低温化および恒温化を達成できる冷蔵庫を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態にかかる冷蔵庫は、冷蔵室と、前記冷蔵室の内部で区画された小冷蔵室と、前記小冷蔵室の庫内温度を計測する小冷蔵室温度センサと、前記小冷蔵室に送風される空気を冷却器により冷却する冷却室と、加熱により前記冷却器を除霜する加熱部と、前記空気を前記冷却室から前記冷蔵室に送風する送風機と、演算制御部と、を具備し、前記小冷蔵室を優先的に冷却するモードを選択可能に構成され、前記演算制御部は、前記小冷蔵室を優先的に冷却するモードが選択されていない場合は、前記小冷蔵室温度センサで計測した前記小冷蔵室の庫内温度が、第1上限温度以下であり且つ第1下限温度以上となるように、前記冷却器および前記送風機を運転する冷却サイクルを実行し、前記小冷蔵室を優先的に冷却するモードが選択された場合は、前記第1下限温度の設定値を引き下げることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の冷蔵庫によれば、効果的に小冷蔵室の低温化および恒温化を達成できる冷蔵庫を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る冷蔵庫の内部構成を示す側方断面図である。
本発明の実施形態に係る冷蔵庫の接続構成を示すブロック図である。
本発明の実施形態に係る冷蔵庫の冷却方法を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係る冷蔵庫の温度変化を示すグラフである。
背景技術に係る冷蔵庫の温度変化を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態に係る冷蔵庫10を図面に基づき詳細に説明する。本実施形態の説明では、同一の部材には原則として同一の符番を用い、繰り返しの説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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