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公開番号
2025068816
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2023178839
出願日
2023-10-17
発明の名称
冷蔵庫
出願人
東芝ライフスタイル株式会社
代理人
弁理士法人サトー
主分類
F25D
25/00 20060101AFI20250422BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】特別貯蔵室が設けられた基本貯蔵室の前面開口部が第一,第二貯蔵室扉により開閉される冷蔵庫について、第一,第二貯蔵室扉のうち一方だけが開放された状態であっても、特別貯蔵室内に貯蔵物を出し入れ可能にする。
【解決手段】冷蔵庫は、基本貯蔵室の前面開口部が第一,第二貯蔵室扉により開閉され、特別貯蔵室は、第一容器と、第一容器の下方において左右方向に並んで配置された第二,第三容器と、を備え、第二容器は、基本貯蔵室の前面開口部を閉じた第一,第二貯蔵室扉のうち一方の貯蔵室扉に対向し、第三容器は、基本貯蔵室の前面開口部を閉じた第一,第二貯蔵室扉のうち他方の貯蔵室扉に対向し、基本貯蔵室の前面開口部が第一,第二貯蔵室扉により閉じられた状態において、第二,第三容器のうち少なくとも何れか一方の容器の左右両端が当該容器に対向する貯蔵室扉の左右両端よりも内側に位置する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
基本温度帯に冷却される基本貯蔵室と、
前記基本貯蔵室内に設けられ、前記基本温度帯とは異なる特別温度帯に冷却可能である特別貯蔵室と、
を備える冷蔵庫であって、
前記基本貯蔵室の前面開口部は、少なくとも第一貯蔵室扉および第二貯蔵室扉により開閉される構成であり、
前記特別貯蔵室は、
第一容器と、
前記第一容器の下方において左右方向に並んで配置され、前後方向に引き出し可能に設けられている第二容器および第三容器と、
を備え、
前記第二容器は、前記基本貯蔵室の前面開口部を閉じた状態にある前記第一貯蔵室扉および前記第二貯蔵室扉のうち一方の貯蔵室扉に対向し、
前記第三容器は、前記基本貯蔵室の前面開口部を閉じた状態にある前記第一貯蔵室扉および前記第二貯蔵室扉のうち他方の貯蔵室扉に対向し、
前記基本貯蔵室の前面開口部が前記第一貯蔵室扉および前記第二貯蔵室扉により閉じられた状態において、前記第二容器および前記第三容器のうち少なくとも何れか一方の容器の左右両端は、当該容器に対向する貯蔵室扉の左右両端よりも内側に位置する冷蔵庫。
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【請求項2】
前記第二容器および前記第三容器は、それぞれ貯蔵物を収容する収容空間の大きさが異なっており、
少なくとも前記第二容器および前記第三容器のうち他方よりも収容空間が大きい容器の左右両端は、当該容器に対向する貯蔵室扉の左右両端よりも内側に位置する請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記第二容器および前記第三容器は、それぞれ冷却能力を調整可能である請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記第一容器、前記第二容器、前記第三容器にそれぞれ供給される冷気の量を調整する調整部をさらに備える請求項3に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
冷気を生成する冷却器と、
前記特別貯蔵室内に冷気を吹き出す冷気吹出口と、
をさらに備え、
前記調整部は、前記冷却器と前記冷気吹出口との間に設けられ、前記冷却器により生成された冷気が前記冷気吹出口に流れることを阻止する第一状態と、前記冷却器により生成された冷気が前記冷気吹出口に流れることを許容する第二状態と、に切り替え可能である切替部材を備えており、
前記第二状態に切り替えられた前記切替部材の少なくとも一端部は、前記冷気吹出口に冷気の吹き出し方向において重なっており、
前記切替部材が前記第一状態から前記第二状態に切り替わる過程において、前記切替部材の少なくとも一端部は、前記冷気吹出口から離れるように移動する請求項4に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
冷気を生成する冷却器と、
前記冷却器が収容された冷却器室と、
前記特別貯蔵室内に供給された冷気を前記冷却器に戻す冷気戻し口と、
をさらに備え、
前記冷気戻し口は、前記基本貯蔵室の底壁のうち後面側に設けられており、上下方向において、前記冷却器室に対向する請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記冷気戻し口は、前記冷却器の左右両側に設けられている請求項6に記載の冷蔵庫。
【請求項8】
前記第一容器の上方に仕切り部材をさらに備え、
前記仕切り部材は、前記第一容器との間の空間を前記特別貯蔵室の一部として前記基本貯蔵室から仕切り、
前記第一貯蔵室扉および前記第二貯蔵室扉のうち少なくとも何れか一方が開放した状態において、前記第一容器と前記仕切り部材との間の空間のうち少なくとも一部が前側に開放されている請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項9】
前記第一容器の上方において前記仕切り部材の高さを調整可能である請求項8に記載の冷蔵庫。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に開示されている冷蔵庫は、冷蔵温度帯に冷却される冷蔵室と、この冷蔵室内に設けられたチルド室と、を備えている。この冷蔵庫において、冷蔵室の前面開口部は、左右方向に回動可能である貯蔵室扉、いわゆる観音開き式あるいはフレンチドア式の2つの冷蔵室扉により開閉可能となっている。チルド室には、当該チルド室の前面開口部を開閉するチルド室扉が設けられている。チルド室の前面開口部をチルド室扉により閉じて当該チルド室内を概ね密閉状態とすることにより、チルド室内を冷蔵温度帯とは異なるチルド温度帯に維持しやすくすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-96029号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したような従来構成の冷蔵庫において、チルド室は、例えば長尺な貯蔵物や大きめの貯蔵物を貯蔵したいという要望に応えるために横方向に長く形成されており、これに応じて、当該チルド室の前面開口部を開閉するチルド室扉も横方向に長く形成されている。そのため、冷蔵室の前面開口部が冷蔵室扉により閉じられた状態では、チルド室扉の前方に2つの冷蔵室扉が存在することとなり、従って、使用者は、2つの冷蔵室扉を開かないと、つまり、冷蔵室の前面開口部の全体を開放しないと、チルド室扉を開いてチルド室内に貯蔵物を出し入れすることができない。
【0005】
本実施形態は、例えば冷蔵室などといった基本貯蔵室内に例えばチルド室などといった特別貯蔵室が設けられ、基本貯蔵室の前面開口部が少なくとも第一貯蔵室扉および第二貯蔵室扉により開閉される構成の冷蔵庫について、第一貯蔵室扉および第二貯蔵室扉のうち一方だけが開放された状態であっても、特別貯蔵室内に貯蔵物を出し入れすることができるようにした技術案を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施形態に係る冷蔵庫は、基本温度帯に冷却される基本貯蔵室と、前記基本貯蔵室内に設けられ、前記基本温度帯とは異なる特別温度帯に冷却可能である特別貯蔵室と、を備える冷蔵庫であって、前記基本貯蔵室の前面開口部は、少なくとも第一貯蔵室扉および第二貯蔵室扉により開閉される構成であり、前記特別貯蔵室は、第一容器と、前記第一容器の下方において左右方向に並んで配置され、前後方向に引き出し可能に設けられている第二容器および第三容器と、を備え、前記第二容器は、前記基本貯蔵室の前面開口部を閉じた状態にある前記第一貯蔵室扉および前記第二貯蔵室扉のうち一方の貯蔵室扉に対向し、前記第三容器は、前記基本貯蔵室の前面開口部を閉じた状態にある前記第一貯蔵室扉および前記第二貯蔵室扉のうち他方の貯蔵室扉に対向し、前記基本貯蔵室の前面開口部が前記第一貯蔵室扉および前記第二貯蔵室扉により閉じられた状態において、前記第二容器および前記第三容器のうち少なくとも何れか一方の容器の左右両端は、当該容器に対向する貯蔵室扉の左右両端よりも内側に位置する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態に係る冷蔵庫の構成例を概略的に示す正面図
本実施形態に係る冷蔵室内の構成例を概略的に示す正面図
本実施形態に係るチルド室内の構成例を概略的に示す平面図(その1)
本実施形態に係るチルド室内の構成例を概略的に示す平面図(その2)
本実施形態に係るチルド室内およびその周辺部分の構成例を概略的に示す縦断側面図
本実施形態に係る冷蔵庫において右側の冷蔵室扉が開かれた状態例を概略的に示す正面図
本実施形態に係る冷蔵庫において右側の冷蔵室扉が開かれた状態例を概略的に示す斜視図
本実施形態に係る冷蔵庫において左側の冷蔵室扉が開かれた状態例を概略的に示す正面図
本実施形態に係る冷蔵庫において左側の冷蔵室扉が開かれた状態例を概略的に示す斜視図
本実施形態に係る冷却器室内、庫内ダクト内、および、その周辺部分の構成例を後面側から概略的に示す斜視図
本実施形態に係る冷却器室内、および、その周辺部分の構成例を後面上方側から概略的に示す斜視図
本実施形態に係る冷却器室内、および、その周辺部分の構成例を後面下方側から概略的に示す斜視図
本実施形態に係るフラップと冷気吹出口との位置関係の一例を概略的に示す縦断側面図
本実施形態に係る冷蔵室内における冷気の流れの一例を概略的に示す縦断側面図
本実施形態に係る冷却器室内、および、その周辺部分における冷気の流れの一例を概略的に示す斜視図
本実施形態に係る冷却器室内における冷気の流れの一例を概略的に示す縦断側面図
本実施形態の変形例に係るチルド室内の構成例を概略的に示す平面図
本実施形態の変形例に係る冷却器室内、および、その周辺部分の構成例を後面上方側から概略的に示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、冷蔵庫に係る一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に例示する冷蔵庫10は、その外郭を構成する矩形箱状の断熱箱体11の内部に複数の貯蔵室12,13,14,15,16を形成している。貯蔵室12,13,14,15,16の内部には、例えば食品類などといった各種の貯蔵物を貯蔵することが可能である。詳しい図示は省略するが、断熱箱体11は、内箱と外箱との間に断熱材を備えた構成である。断熱箱体11を構成する断熱材としては、例えば、真空断熱パネル、発泡ウレタン、断熱性材料を成形した断熱成形体などといった種々の断熱材を適用することができる。
【0009】
貯蔵室12は、この場合、冷蔵温度帯の温度範囲内に維持される冷蔵室である。以下、貯蔵室12を「冷蔵室12」と称する場合がある。冷蔵温度帯は、基本温度帯の一例であり、冷蔵室12は、基本貯蔵室の一例である。貯蔵室13は、この場合、冷蔵温度帯の温度範囲内に維持される野菜室である。以下、貯蔵室13を「野菜室13」と称する場合がある。貯蔵室14は、この場合、冷凍温度帯の温度範囲内に維持される製氷室である。以下、貯蔵室14を「製氷室14」と称する場合がある。貯蔵室15は、この場合、冷凍温度帯の温度範囲内に維持される小冷凍室である。以下、貯蔵室15を「小冷凍室15」と称する場合がある。貯蔵室16は、この場合、冷凍温度帯の温度範囲内に維持される大冷凍室である。以下、貯蔵室16を「大冷凍室16」と称する場合がある。
【0010】
冷蔵室12は、冷蔵庫10が備える複数の貯蔵室12,13,14,15,16のうち最も上部に設けられた貯蔵室となっている。野菜室13は、この冷蔵室12の下側に設けられており、且つ、断熱箱体11の上下方向における概ね中央部に位置して設けられている。製氷室14と小冷凍室15は、この野菜室13の下側に設けられており、且つ、断熱箱体11内において冷蔵庫10の横方向に沿って並んでいる。大冷凍室16は、断熱箱体11内において製氷室14および小冷凍室15の下側に設けられている。大冷凍室16は、冷蔵庫10が備える複数の貯蔵室12,13,14,15,16のうち最も下部に設けられた貯蔵室となっている。
(【0011】以降は省略されています)
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