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公開番号2025087315
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201884
出願日2023-11-29
発明の名称フリーザ
出願人株式会社前川製作所
代理人SSIP弁理士法人
主分類F25D 23/02 20060101AFI20250603BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】フリーザの設置スペースが大きくなることを抑制しつつフリーザの内部の視認性を確保する。
【解決手段】本開示の少なくとも一実施形態に係るフリーザは、ハウジングと、ハウジングの側部に設けられる開口を閉塞するための扉と、ハウジングと扉との間に設けられるアームと、アームの一端部とハウジングとを接続するための第1ブラケットと、アームの他端部と扉とを接続するための第2ブラケットと、を備える。扉は、開口を閉塞する閉塞位置と、開口を開放する開放位置との間をアームによって移動可能に支持される。少なくとも開放位置において扉が閉塞位置から開放位置に向かう方向にアームの何れか一方を付勢する、伸縮可能に構成された付勢部材、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
ハウジングと、
前記ハウジングの側部に設けられる開口を閉塞するための扉と、
前記ハウジングと前記扉との間に設けられるアームと、
前記アームの一端部と前記ハウジングとを接続するための第１ブラケットと、
前記アームの他端部と前記扉とを接続するための第２ブラケットと、
を備え、
前記扉は、前記開口を閉塞する閉塞位置と、前記開口を開放する開放位置との間を前記アームによって移動可能に支持され、
少なくとも前記開放位置において前記扉が前記閉塞位置から前記開放位置に向かう方向に前記アームを付勢する、伸縮可能に構成された付勢部材、
を備える、
フリーザ。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記付勢部材は、
前記付勢部材の一方端と前記付勢部材の他方端とを互いに離間する方向に付勢力を生じるように構成されており、
前記一方端が前記ハウジングに接続され、
前記他方端が前記アームに接続され、
前記閉塞位置において、前記他方端は、前記アームと前記第１ブラケットとの第１接続点と、前記一方端とを結ぶ線分よりも前記ハウジングに近い位置に存在する、
請求項１に記載のフリーザ。
【請求項３】
前記開口は、前記開口の幅方向に間隔を空けて少なくとも２つ設けられ、
前記扉は、少なくとも２つの前記開口のそれぞれに対応して前記開口の幅方向に間隔を空けて設けられ、
前記アームは、前記開口の幅方向に間隔を空けて設けられた前記扉同士の間であって前記ハウジングの外部に設けられている、
請求項１又は２に記載のフリーザ。
【請求項４】
前記アームは、前記一端部が前記第１ブラケットに接続され、前記他端部が前記第２ブラケットに接続された一対の前記アームによって構成される平行リンク機構、
を備える、
請求項１又は２に記載のフリーザ。
【請求項５】
前記一対の前記アームの各々と前記第１ブラケットとの一対の第１接続点は、水平方向の位置が互いに異なり、
前記一対の前記アームの各々と前記第２ブラケットとの一対の第２接続点は、水平方向の位置が互いに異なる、
請求項４に記載のフリーザ。
【請求項６】
前記一対の第１接続点の一方と他方との鉛直方向の距離は、前記一対の第１接続点の一方と他方との水平方向の距離よりも小さく、
前記一対の第２接続点の一方と他方との鉛直方向の距離は、前記一対の第２接続点の一方と他方との水平方向の距離よりも小さい、
請求項５に記載のフリーザ。
【請求項７】
前記一対の第１接続点の一方と他方との鉛直方向の距離は、ゼロであり、
前記一対の第２接続点の一方と他方との鉛直方向の距離は、ゼロである
請求項６に記載のフリーザ。
【請求項８】
前記平行リンク機構は、前記扉の一方側の側部と他方側の側部とに設けられており、
前記一方側の側部に設けられた前記一対の前記アームの何れか一方と、前記他方側の側部に設けられた前記一対の前記アームの何れか一方とを連結する連結部材、
を備える、
請求項４に記載のフリーザ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、被冷却物、特に食品を冷却又は冷凍可能なフリーザに関する。
続きを表示（約 2,300 文字）【背景技術】
【０００２】
被冷却物、特に食品を冷却又は冷凍可能なフリーザとして、搬送用のコンベアベルトの往路部分に載置された被冷却物を冷気によって冷却又は冷凍可能なフリーザが知られている（例えば特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１８－１７９３９７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
フリーザは、ハウジングで覆われているため、ハウジングの側部に設けられた開口を閉塞する扉を開放してフリーザの内部を点検することとなる。そのため、この扉が開いたときのことも考えてフリーザの設置スペースを確保する必要がある。しかし、フリーザの内部の視認性を確保するために開口を大きくすると開口を閉塞する扉が大きくなり、扉を開閉するための開閉機構も大きくなってしまい、フリーザの設置スペースをより大きく確保しなければならなくなってしまう。
【０００５】
本開示の少なくとも一実施形態は、上述の事情に鑑みて、フリーザの設置スペースが大きくなることを抑制しつつフリーザの内部の視認性を確保することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の少なくとも一実施形態に係るフリーザは、
ハウジングと、
前記ハウジングの側部に設けられる開口を閉塞するための扉と、
前記ハウジングと前記扉との間に設けられるアームと、
前記アームの一端部と前記ハウジングとを接続するための第１ブラケットと、
前記アームの他端部と前記扉とを接続するための第２ブラケットと、
を備え、
前記扉は、前記開口を閉塞する閉塞位置と、前記開口を開放する開放位置との間を前記アームによって移動可能に支持され、
少なくとも前記開放位置において前記扉が前記閉塞位置から前記開放位置に向かう方向に前記アームを付勢する、伸縮可能に構成された付勢部材、
を備える。
【発明の効果】
【０００７】
本開示の少なくとも一実施形態によれば、フリーザの設置スペースが大きくなることを抑制しつつフリーザの内部の視認性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
一実施形態に係るフリーザを搬送方向の上流側から下流側に向かって見たときの内部構造を模式的に示す図である。
一実施形態に係るフリーザを搬送方向の上流側から下流側に向かって見たときの内部構造を模式的に示す図である。
一実施形態に係るフリーザを側方から見たときの内部構造を模式的に示す図である。
一実施形態に係るフリーザを側方から見たときの内部構造を模式的に示す図である。
開放位置にある扉、開閉機構、及び枠部材の斜視図である。
開放位置にある扉、開閉機構、及び枠部材を搬送方向から見たときの図である。
閉塞位置にある扉、開閉機構、及び枠部材の斜視図である。
閉塞位置にある扉、開閉機構、及び枠部材を搬送方向から見たときの図である。
接続点が並ぶ方向について説明するための模式的な図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、添付図面を参照して本開示の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本開示の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
【００１０】
図１は、一実施形態に係るフリーザを搬送方向の上流側から下流側に向かって見たときの内部構造を模式的に示す図であり、後述する図４におけるＩ－Ｉ矢視に相当する図である。
図２は、一実施形態に係るフリーザを搬送方向の上流側から下流側に向かって見たときの内部構造を模式的に示す図であり、図３におけるＩＩ－ＩＩ矢視に相当する図である。
図３は、一実施形態に係るフリーザを側方から見たときの内部構造を模式的に示す図であり、図１におけるＩＩＩ－ＩＩＩ矢視に相当する図である。
図４は、一実施形態に係るフリーザを側方から見たときの内部構造を模式的に示す図であり、図１におけるＩＶ－ＩＶ矢視に相当する図である。
（【００１１】以降は省略されています）

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