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公開番号
2025070302
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180516
出願日
2023-10-19
発明の名称
冷蔵庫
出願人
アクア株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F25D
17/06 20060101AFI20250424BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】冷凍室に収納された食品に冷凍焼けが生じるのを抑制できる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷凍室4と、上下に並んで配置され、上面が開口した容器20A,20B,30と、冷却流路(第1冷却流路10A)内に配置され、空気を冷却する蒸発器14と、冷却流路(第1冷却流路10A)内に配置されたファン16とを備え、空気が冷却流路(第2冷却流路10B)の吹出口12A,12B,12Cから冷凍室4に流入し、容器20A,20B,30の中に上面から流入し、容器20A,20B,30から流出し、最も下側に位置する最下容器30の底板30Aの下面に沿って流れる。最下容器30が、上面に食品Gが載置される板状部材40Aの下面と容器30の底板30Aの上面との間に形成された下側流路36と、冷却流路(第2冷却流路10B)の吹出口12Cと繋がり、下側流路36に蒸発器14を通過した空気を供給する冷気供給路34とが備えられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
冷凍室と、
前記冷凍室に上下に並んで配置され、上面が開口した複数の容器と、
冷却流路内に配置され、庫内の空気を冷却する蒸発器と、
前記冷却流路内に配置され、庫内の空気を流動させるファンと、
を備え、
前記ファンにより流動し、前記蒸発器を通過した空気が、前記冷却流路の吹出口から前記冷凍室に流入し、前記冷凍室に配置された前記容器の中に上面から流入し、前記容器の中を流れて前記容器から流出し、下側に流れて、最も下側に位置する最下容器の底板の下面に沿って流れて、再び前記蒸発器の入側に戻る流動サイクルが実施され、
前記最下容器が、上面に食品が載置される板状部材の下面と前記底板の上面との間に形成された下側流路と、前記冷却流路の吹出口と繋がり、前記下側流路に前記蒸発器を通過した空気を供給する冷気供給路とが備えられていることを特徴とする冷蔵庫。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記最下容器の前記底板の上面に、上面に食品が載置される板状の本体部と、前記本体部の下面に取り付けられた脚部と備えた載置部材が配置され、
前記本体部の下面と前記底板の上面との間に前記下側流路が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記最下容器の前記底板の上面から所定の距離だけ上方の位置に、上面に食品が載置される仕切板が形成され、
前記仕切板の下面と前記底板の上面と間の間に前記下側流路が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記最下容器の下側の領域に、前記下側流路を流れた空気が前記最下容器から流出する流出開口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記冷気供給路に、前記蒸発器を通過した空気を上面から前記最下容器に流入させる上側の供給口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記最下容器の底での気温をTBとし、前記最下容器の高さ方向で略中央の位置における気温をTMとするとき、
TB-TM ≦ 1.0℃
の関係を有することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の冷蔵庫。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷凍室を備えた冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
冷凍室を備えた冷蔵庫の中には、冷凍室内の空気の温度差を緩和するためのファンを備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の冷蔵庫では、小冷凍室内に容器が配置され、ファンで小冷凍室内に送風を行うことで、容器と、容器内に収容される食品と、小冷凍室内の空気との温度差を緩和することができる。これにより、保存された食品の温度変動を緩和して、食品からの水分放出による乾燥を防ぐことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-85018号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の冷蔵庫では、空気が容器内を流れる間に、容器内の食品を冷却するとともに、その空気の温度が上昇して容器から流出する。温度が上昇した空気が、容器の外面に沿って流れるとき、熱伝達で容器内の食品が加温される。よって、食品の温度が食品周囲の空気の温度より高くなり、食品の水分が昇華して、食品内の細胞から水分が抜ける虞がある。すると、水分が抜けた部分に空気が入り込んで酸化し、冷凍焼けが生じる虞がある。
【0005】
よって、本発明の目的は、上記の課題を解決するものであり、冷凍室に収納された食品に冷凍焼けが生じるのを抑制できる冷蔵庫を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため、本発明の第1の態様は、
冷凍室と、
前記冷凍室に上下に並んで配置され、上面が開口した複数の容器と、
冷却流路内に配置され、庫内の空気を冷却する蒸発器と、
前記冷却流路内に配置され、庫内の空気を流動させるファンと、
を備え、
前記ファンにより流動し、前記蒸発器を通過した空気が、前記冷却流路の吹出口から前記冷凍室に流入し、前記冷凍室に配置された前記容器の中に上面から流入し、前記容器の中を流れて前記容器から流出し、下側に流れて、最も下側に位置する最下容器の底板の下面に沿って流れて、再び前記蒸発器の入側に戻る流動サイクルが実施され、
前記最下容器が、上面に食品が載置される板状部材の下面と前記底板の上面との間に形成された下側流路と、前記冷却流路の吹出口と繋がり、前記下側流路に前記蒸発器を通過した空気を供給する冷気供給路とが備えられている冷蔵庫である。
【0007】
蒸発器を通過した空気が容器内を流れる間に、容器内の食品を冷却することにより、空気の温度が上昇して容器から流出する。このため、最下容器の底板の下面に沿って流れる空気の温度は高くなる。よって、最下容器では、下側を流れる高い温度の空気からの熱伝達で収納された食品が加温されて、食品の表面温度が食品周囲の空気の温度より高くなって、冷凍焼けが生じる虞がある。
【0008】
本態様では、最下容器に下側流路及び冷気供給路が備えられているので、食品が載置される板状部材の下側に蒸発器を通過した温度の低い空気を流すことができる。これにより、最下容器の底板の下面に沿って温度の高い空気が流れるにも関わらず、下側流路を流れる温度の低い空気により、熱伝達で最下容器内の食品が加温されるのを抑制することができる。よって、食品と食品周囲の空気の温度の差を小さくして、食品に冷凍焼けが生じるのを抑制することができる。
【0009】
これにより、冷凍室の中で最も冷凍焼けが生じ易い最下容器内でも、食品の冷凍焼けを抑制することができる。よって、冷凍室に収納された食品に冷凍焼けが生じるのを抑制できる冷蔵庫を提供することができる。
【0010】
本発明の第2の態様は、第1の態様において、
前記最下容器の前記底板の上面に、上面に食品が載置される板状の本体部と、前記本体部の下面に取り付けられた脚部と備えた載置部材が配置され、
前記本体部の下面と前記底板の上面との間に前記下側流路が形成されている冷蔵庫である。
(【0011】以降は省略されています)
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