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公開番号
2025070661
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023181148
出願日
2023-10-20
発明の名称
オーガ式製氷機
出願人
ホシザキ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F25C
1/147 20180101AFI20250424BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】圧縮頭の細い第2固定刃が折損されることなくフレーク状氷を適正に圧縮して良質な圧縮氷を製造し得るオーガ式製氷機を提供する。
【解決手段】圧縮頭18は、冷凍ケーシングの内部に臨む円筒状本体18aから径方向に突出する太刃20と細刃22とが周方向に離間して交互に設けられる。周方向に隣り合う刃間に、オーガスクリューにより移送されるフレーク状氷が通過することで圧縮される圧縮通路24が形成される。太刃20の周方向の両側面には、下端から上方に向かうにつれて圧縮通路側に傾斜する第1太刃傾斜面20aと、第1太刃傾斜面20aの上端Pに接続されて上方に向かうにつれて圧縮通路側に傾斜する第2太刃傾斜面20bとが形成される。細刃22の下端部Dを、太刃20における第1太刃傾斜面20aの上端Pに対応するように位置させた。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
円筒状の冷凍ケーシングの内部に回転可能に配設されたオーガスクリューと、前記冷凍ケーシングの上部内側に配設されて前記オーガスクリューにより上方に移送されるフレーク状氷を圧縮する圧縮頭と、を備えたオーガ式製氷機であって、
前記圧縮頭は、前記冷凍ケーシングの内部に臨む円筒状本体に、上下方向に所定長さで延在すると共に周方向に突出する第1固定刃および該第1固定刃より周方向の幅寸法が小さな第2固定刃が、周方向に離間して交互に設けられて、周方向に隣り合う固定刃間に、前記オーガスクリューにより移送されるフレーク状氷が通過することで圧縮される圧縮通路が形成され、
前記第1固定刃の周方向の両側面には、圧縮通路の入口側の端から出口側に向かうにつれて圧縮通路側に傾斜する傾斜面が形成され、
前記第2固定刃における圧縮通路の入口側の端部を、前記第1固定刃における前記傾斜面の出口側の端に対応するように位置させた
ことを特徴とするオーガ式製氷機。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記圧縮通路は、入口側から出口側に向かうにつれて周方向の幅が小さくなると共に径方向の幅が大きくなるよう形成されている請求項1記載のオーガ式製氷機。
【請求項3】
前記第1および第2固定刃の表面は、ショットブラストにより仕上げ加工されている請求項1記載のオーガ式製氷機。
【請求項4】
前記第1および第2固定刃の表面は、バフ研磨の後、ショットブラストにより仕上げ加工されている請求項1記載のオーガ式製氷機。
【請求項5】
前記第1および第2固定刃の表面は、球状粒子のショット材を用いたショットブラストにより仕上げ加工されている請求項1記載のオーガ式製氷機。
【請求項6】
前記第1および第2固定刃の表面は、ジルコニア製で球状粒子のショット材を用いたショットブラストにより仕上げ加工されている請求項1記載のオーガ式製氷機。
【請求項7】
前記第1および第2固定刃の表面粗さRzJISは、1.00~10.00μmである請求項1~6の何れか一項に記載のオーガ式製氷機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、冷凍ケーシングの内壁面に氷結させた氷をオーガスクリューで削り取りつつ上方に移送し、得られたフレーク状氷を圧縮して所定寸法の圧縮氷を製造するオーガ式製氷機に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
自動製氷機として、円筒状の冷凍ケーシング内に回転可能に立設された削氷用のオーガスクリューと、冷凍ケーシングの上端内部に取り付けられて、オーガスクリューの上端側回転軸部が回転可能に嵌合された圧縮頭と、を備え、製氷運転時にオーガスクリューを回転駆動して、冷凍ケーシングの内壁面に氷結させた薄氷を削り取って得られたフレーク状氷を圧縮頭の圧縮通路に向けて移送し、該圧縮通路の横断面形状に近似する横断面を有する圧縮氷を形成するオーガ式製氷機が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のオーガ式製氷機における圧縮頭は、オーガスクリューの回転軸部を支持する円筒状の軸受部の外周面に、上下方向に所定長さで延在する周方向の厚みが大きな太刃と、厚みが小さな細刃とが、周方向に離間して交互に設けられて、周方向に隣り合う太刃と細刃との間に圧縮通路が画成されている。また、太刃における周方向の両側面には、下端から上に向かうにつれて厚みが大きくなる方向に傾斜する第1傾斜面が形成されると共に、該第1傾斜面の上端に接続して第1傾斜面より傾斜が緩やかな第2傾斜面が形成されて、圧縮通路は、下端(入口)から上端(出口)に向かうにつれて幅が段階的に狭くなるよう構成される。そして、オーガスクリューで移送されるフレーク状氷を、幅が広い領域から幅が狭い領域に順に通過させることで段階的に圧縮して圧縮氷を形成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平1-208680号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
オーガ式製氷機において、オーガスクリューによって圧縮頭に向けて移送されるフレーク状氷は、軸方向(上方向)だけでなく周方向(回転方向)へも押されつつ圧縮通路に送り込まれる。このため、特許文献1のオーガ式製氷機の圧縮頭のように、細刃の下端部が、太刃における傾斜角度が大きな第1傾斜面に臨む位置まで延在している構成では、第1傾斜面においてフレーク状氷が圧縮される際に細刃に加わる周方向の力は大きく、該細刃が折損するおそれがある。また、圧縮通路に進入する入口近傍のフレーク状氷は、入口が広いために殆ど圧縮されておらず、入口近傍の細刃の両側のフレーク状氷の結合力は弱く、入口近傍の細刃の両側のフレーク状氷は一体になっておらず、オーガスクリューの回転に伴い両側のフレーク状氷は異なるタイミングで上方へ移動する。このため、細刃の両側において圧縮の反力が発生するタイミングも大きく異なることから、細刃へ加わる荷重が両側で打ち消し合うことなく細刃に過大な荷重が加わり、折損のリスクが高くなる問題が指摘される。
【0005】
本発明は、前述した従来技術に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、圧縮頭の細い第2固定刃が折損されることなくフレーク状氷を適切に圧縮して良質な圧縮氷を製造し得るオーガ式製氷機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、第1の手段は、
円筒状の冷凍ケーシング(10)の内部に回転可能に配設されたオーガスクリュー(14)と、前記冷凍ケーシング(10)の上部内側に配設されて前記オーガスクリュー(14)により上方に移送されるフレーク状氷を圧縮する圧縮頭(18)と、を備えたオーガ式製氷機であって、
前記圧縮頭(18)は、前記冷凍ケーシング(10)の内部に臨む円筒状本体(18a)に、上下方向に所定長さで延在すると共に周方向に突出する第1固定刃(20)および該第1固定刃(20)より周方向の幅寸法が小さな第2固定刃(22)が、周方向に離間して交互に設けられて、周方向に隣り合う固定刃間に、前記オーガスクリュー(14)により移送されるフレーク状氷が通過することで圧縮される圧縮通路(24)が形成され、
前記第1固定刃(20)の周方向の両側面には、圧縮通路(24)の入口側の端から出口側に向かうにつれて圧縮通路側に傾斜する傾斜面(20a)が形成され、
前記第2固定刃(22)における圧縮通路(24)の入口側の端部(D)を、前記第1固定刃(20)における前記傾斜面(20a)の出口側の端(P)に対応するように位置させたことを要旨とする。
この構成によれば、圧縮通路の入口側においてフレーク状氷が圧縮される際に、オーガスクリューの回転によって発生する周方向(回転方向)の力が第2固定刃に加わるのを軽減でき、第2固定刃の折損を防止できる。
【0007】
第2の手段は、前記圧縮通路(24)は、入口側から出口側に向かうにつれて周方向の幅が小さくなると共に径方向の幅が大きくなるよう形成されていることを要旨とする。
この構成によれば、圧縮通路を通過するフレーク状氷を好適に圧縮しつつ、固定刃や冷凍ケーシングに過大な荷重が加わるのを防ぐことができ、固定刃や冷凍ケーシングの損傷を防ぎつつ良質な圧縮氷を製造することができる。
【0008】
第3の手段は、前記第1および第2固定刃(20,22)の表面は、ショットブラストにより仕上げ加工されていることを要旨とする。
この構成によれば、ショットブラストの仕上げ加工によって固定刃の表面粗さは、フレーク状氷を好適に圧縮し得る適切な値となっているので、良質な圧縮氷を製造することができる。
【0009】
第4の手段は、前記第1および第2固定刃(20,22)の表面は、バフ研磨の後、ショットブラストにより仕上げ加工されていることを要旨とする。
この構成によれば、固定刃の表面粗さは適切な値となっているので、良質な圧縮氷を製造することができる。
【0010】
第5の手段は、前記第1および第2固定刃(20,22)の表面は、球状粒子のショット材を用いたショットブラストにより仕上げ加工されていることを要旨とする。
この構成によれば、固定刃の表面粗さは適切な値となっているので、良質な圧縮氷を製造することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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