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公開番号2025062163
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171047
出願日2023-10-02
発明の名称加熱調理器
出願人ホシザキ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F24C 1/00 20060101AFI20250407BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】調理庫内の設定温度が100℃より低い温度であっても、調理庫20内の蒸気量を調節できるようにする。
【解決手段】加熱調理器10は、ヒータ25と蒸気発生装置30の作動を制御する制御装置50を備えており、制御装置50は、調理庫20内が食材の調理に適した設定温度と設定蒸気量となるように、温度センサ27の検出温度に基づいてヒータ25の作動を制御するとともに、蒸気量検知手段としての酸素センサ28の検出酸素濃度から検知される蒸気量に基づいて蒸気発生装置30の作動を制御している。調理プログラムを実行するときの設定蒸気量は設定温度での飽和蒸気量が最大蒸気量となるように設定されている。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
食材を加熱調理するための調理庫と、
前記調理庫内を加熱するヒータと、
前記調理庫内の空気を対流させる対流ファンと、
前記調理庫内に蒸気を供給する蒸気発生装置と、
前記調理庫内の温度を検出する温度センサと、
前記調理庫内の蒸気量を検知する蒸気量検知手段とを備え、
前記調理庫内が食材の調理に適した設定温度と設定蒸気量となるように、前記温度センサの検出温度に基づいて前記ヒータの作動を制御するとともに、前記蒸気量検知手段の検出蒸気量に基づいて前記蒸気発生装置の作動を制御する制御装置とを備えた加熱調理器であって、
前記設定蒸気量は前記設定温度での飽和蒸気量が最大蒸気量となるように設定されたことを特徴とする加熱調理器。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の加熱調理器において、
前記設定蒸気量を前記最大蒸気量に対する割合により設定可能としたことを特徴とする加熱調理器。
【請求項3】
請求項1または2に記載の加熱調理器において、
前記ヒータの出力と前記蒸気発生装置の出力の各々を加熱調理器の消費電力の許容値内で変更可能としたことを特徴とする加熱調理器。
【請求項4】
請求項1または2に記載の加熱調理器において、
前記蒸気量検知手段は前記調理庫内に設けた内筒と外筒とを備えた二重筒内に配設されており、
前記内筒及び前記外筒には前記調理庫内の空気を導入する1つ以上の内側空気導入口と1つ以上の外側空気導入口が形成され、前記内側空気導入口は前記外側空気導入口に対して前記内筒と前記外筒の軸方向と周方向との両方で重ならない位置に配置されたことを特徴とする加熱調理器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スチームコンベクションオーブン等の蒸気を含んだ熱風によって食材を加熱調理する加熱調理器に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、熱風により食材を加熱調理する加熱調理器が開示されている。この加熱調理器は、食材を加熱調理する調理庫と、調理庫内を加熱するヒータと、調理庫内の空気を対流させる対流ファンと、調理庫内に蒸気を供給する蒸気発生装置と、ヒータと対流ファンと蒸気発生装置の作動を制御する制御装置とを備えている。この加熱調理器の制御装置は食材を自動で加熱調理するための調理プログラムを備えており、制御装置により調理プログラムを実行したときには、調理庫内の空気はヒータと対流ファンとの作動によって熱風となって対流するとともに、対流する熱風には蒸気発生装置の作動によって蒸気が供給され、調理庫内に収容した食材は蒸気を含んだ熱風によって加熱調理される。
【0003】
この加熱調理器の調理庫内には酸素濃度を検出する酸素センサが設けられており、酸素センサは調理庫内の酸素濃度を検出することによって調理庫内で空気に置換された蒸気の量を検知している。すなわち、調理庫内に蒸気発生装置から蒸気が供給されると調理庫内の酸素濃度が低下し、調理庫内の酸素濃度を酸素センサにより検出することにより、調理庫内で空気に置換された蒸気量を検知するようにしている。調理庫内の食材を蒸気を含んだ熱風によって加熱調理するときには、酸素センサにより検出される酸素濃度から算出される蒸気量に基づいて蒸気発生装置の作動が制御され、調理庫内は設定した蒸気量となるように制御される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-10188号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した特許文献1に記載の加熱調理器においては、酸素センサは調理庫内の酸素濃度を検出することによって調理庫内の蒸気量を検知しており、蒸気発生装置は酸素センサにより検出される酸素濃度から検知される蒸気量に基づいて調理庫内が設定された蒸気量となるように制御される。この種の加熱調理器においては、調理庫内を100℃より低い温度で蒸気を供給することで、調理庫内の食材を蒸気によって加熱調理する低温スチーム調理をすることができる。調理庫内を100℃より低い温度を設定温度として蒸気発生装置から調理庫内に蒸気を供給すると、調理庫内の温度が蒸気によって設定温度より高くなるおそれがある。特に、調理庫内の設定温度を100℃以下としているときに、蒸気量(蒸気濃度)が例えば100%となるように、調理庫内の空気の全てを蒸気に置換させるように蒸気を供給すると、調理庫内の温度が供給される蒸気によって設定温度よりも高い100℃近くまで上昇するおそれがある。このため、調理庫内の設定温度を100℃より低く設定したときには、調理庫内を設定した蒸気量に調節するのが困難であった。本発明は、調理庫内を100℃より低い温度を設定温度としたときであっても、調理庫内の蒸気量を調節可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するために、食材を加熱調理するための調理庫と、調理庫内を加熱するヒータと、調理庫内の空気を対流させる対流ファンと、調理庫内に蒸気を供給する蒸気発生装置と、調理庫内の温度を検出する温度センサと、調理庫内の蒸気量を検知する蒸気量検知手段とを備え、調理庫内が食材の調理に適した設定温度と設定蒸気量となるように、温度センサの検出温度に基づいてヒータの作動を制御するとともに、蒸気量検知手段の検出蒸気量に基づいて蒸気発生装置の作動を制御する制御装置とを備えた加熱調理器であって、設定蒸気量は設定温度での飽和蒸気量が最大蒸気量となるように設定されたことを特徴とする加熱調理器を提供するものである。
【0007】
上記のように構成し加熱調理器においては、設定蒸気量は設定温度での飽和蒸気量が最大蒸気量となるように設定されている。調理庫内の設定温度を100℃より低い温度での蒸気調理をするときに、調理庫内には設定温度での飽和蒸気量が最大蒸気量となるように蒸気が供給されるので、調理庫内に供給される蒸気量が調節可能となり、ユーザが望む設定温度と蒸気量で食材を加熱調理することができるようになる。
【0008】
上記のように構成し加熱調理器においては、設定蒸気量を最大蒸気量に対する割合により設定可能とするのが好ましい。このようにしたときには、ユーザは蒸気量を最大蒸気量に対する割合で細かく設定することができるようになる。
【0009】
上記のように構成し加熱調理器においては、ヒータの出力と蒸気発生装置の出力の各々を加熱調理器の消費電力の許容値内で変更可能とするのが好ましい。このようにしたときには、例えば、調理庫内に食材を入れることで調理庫内の温度が低下したときに、ヒータの出力を高めて調理庫内の温度の上昇を優先させることや、蒸気発生装置の出力を高めて調理庫内の蒸気の供給を優先させることができ、調理庫内の食材の調理の仕方に応じた温度調節及び蒸気供給をすることができる。
【0010】
上記のように構成し加熱調理器においては、蒸気量検知手段は調理庫内に設けた内筒と外筒とを備えた二重筒内に配設されており、内筒及び外筒には調理庫内の空気を導入する1つ以上の内側空気導入口と1つ以上の外側空気導入口が形成され、内側空気導入口は外側空気導入口に対して内筒と外筒の軸方向と周方向との両方で重ならない位置に配置されるのが好ましい。このようにしたときには、調理庫内で食材の加熱調理時に油煙が発生したとしても、蒸気量検知手段は油煙に曝されにくくなり、蒸気量検知手段が劣化しにくくなる。また、調理庫内を洗浄するときに用いる洗浄水が内筒内の蒸気量検知手段に付着しにくくなり、蒸気量検知手段を劣化しにくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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