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公開番号2025029498
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-06
出願番号2023134210
出願日2023-08-21
発明の名称画像形成装置
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類G03G 15/00 20060101AFI20250227BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】画像形成装置の装置本体に形成された点検扉を開閉する点検扉に設けられた開口部を閉鎖している手差しトレイが、点検扉を開放したときの衝撃で開放してしまうことが抑制された画像形成装置を提供する。
【解決手段】手差しトレイ35が開口部34から開放することを許容又は抑制する開放許容抑制機構40は係合状態変更機構44を備え、係合状態変更機構44は、点検扉32が閉鎖状態であるときは、手差しトレイ35の開放が許容されるように係合部材42の状態を変化させ、点検扉32が開放状態であるときは、手差しトレイ35の開放が抑制されるように係合部材42の状態を変化させる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
手差し用紙にトナー像を形成する装置本体と、
前記装置本体の側壁に設けられた点検口を開閉する点検扉と、
前記点検扉に設けられた手差し給紙用の開口部を開閉する手差しトレイと、を備えた画像形成装置であって、
前記手差しトレイが、前記開口部から開放することを許容又は抑制する開放許容抑制機構を備え、
前記開放許容抑制機構は、
前記点検扉に設けられたハウジングと、
前記ハウジングに、当該ハウジングからの突出量が調節された態様により前記手差しトレイが開閉する方向に対して交差する方向に変位可能に保持された係合部材と、
前記手差しトレイに設けられ、前記係合部材の先端部が係合可能な係合凹部と、
前記点検扉の開閉状態に連動して、前記先端部と前記係合凹部との係合状態を変更する係合状態変更機構と、を備え、
前記係合状態変更機構は、
前記点検扉が閉鎖状態であるときは、前記手差しトレイの開放が許容されるように前記係合部材の状態を変化させ、
前記点検扉が開放状態であるときは、前記手差しトレイの開放が抑制されるように前記係合部材の状態を変化させる、ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
前記係合状態変更機構は、
前記点検扉が閉鎖状態であるときは、前記先端部と前記係合凹部とが係合しない係合解除位置に前記係合部材を変位させることにより前記先端部と前記係合凹部との係合を解除させ、
前記点検扉が開放状態であるときは、前記先端部と前記係合凹部とが係合する係合位置に前記係合部材を変位させることにより前記先端部と前記係合凹部とを係合させるように構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記係合状態変更機構は、
前記ハウジングに、前記係合部材を前記係合解除位置から前記係合位置に向けて付勢するように収容された付勢部材と、
前記ハウジングに、前記係合部材の移動方向に交差する方向に変位可能に保持された付勢解除部材と、を有し、
前記付勢解除部材は、
前記点検扉が閉鎖状態であるときは、前記装置本体に設けられている突当部に当接することで前記ハウジングの内方へ向けて移動させられ、前記係合部材に作用して当該係合部材を前記付勢部材の付勢力に抗して前記係合位置から前記係合解除位置に向けて移動させ、
前記点検扉が開放状態であるときは、前記突当部から離間するのに伴って、前記付勢部材の付勢力により前記係合解除位置から前記係合位置へと移動させられる前記係合部材の動きに連動して、前記ハウジングの外方へ向けて移動させられるように構成されている、ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記係合状態変更機構は、
前記ハウジングに、前記係合部材を前記係合解除位置から前記係合位置に向けて付勢するように収容された付勢部材と、
前記装置本体に、前記点検扉の閉開に伴って前記ハウジングに対して進退可能に固定された付勢解除部材と、を有し、
前記付勢解除部材は、
前記点検扉が閉鎖状態であるときは、前記ハウジングへ進入して、前記係合部材に作用して当該係合部材を前記付勢部材の付勢力に抗して前記係合位置から前記係合解除位置に向けて移動させ、
前記点検扉が開放状態であるときは、前記ハウジングから退出するように構成されている、ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記係合部材と前記付勢解除部材との互いの当接面は、それぞれ前記係合部材の前記係合位置と前記係合解除位置とを結ぶ仮想線に対して、前記係合位置側から前記係合解除位置側に向かうにしたがって外方へ広がるように傾斜する傾斜面から構成されている、ことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記先端部と前記係合凹部との互いの係合面は、前記係合部材の移動方向に沿った方向に延びる平面から構成され、
前記先端部の前記係合面の裏面は、前記係合解除位置側から前記係合位置側に向かうにしたがって内方へ狭まるように傾斜する傾斜面から構成されている、ことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記係合状態変更機構は、
前記点検扉が開放状態であるときは、前記係合部材を前記係合凹部に向けて主付勢力で付勢することにより前記先端部と前記係合凹部とを係合させ、
前記点検扉が閉鎖状態であるときは、前記係合部材を前記係合凹部に向けて前記主付勢力より小さな副付勢力で付勢することにより前記先端部と前記係合凹部との係合を解除可能に構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記係合状態変更機構は、
前記ハウジングに、前記係合部材の移動方向に沿って移動可能に収容された中継部材と、
前記中継部材と前記係合部材との間に配置され前記係合部材の移動方向に沿って前記係合凹部に向けて付勢力を付与する第一付勢部材、及び、前記中継部材と前記ハウジングとの間に配置され前記係合部材の移動方向に沿って前記係合凹部に向けて付勢力を付与する第二付勢部材と、
前記ハウジングに、前記中継部材の移動方向に交差する方向に変位可能に保持された付勢解除部材と、を有し、
前記付勢解除部材は、
前記点検扉が閉鎖状態であるときは、前記装置本体に設けられている突当部に当接することで前記ハウジングの内方へ向けて移動させられ、前記中継部材に作用して当該中継部材を前記第二付勢部材の付勢力に抗して付勢位置から付勢解除位置に向けて移動させ、
前記点検扉が開放状態であるときは、前記突当部から離間するのに伴って、前記第二付勢部材の付勢力により前記付勢解除位置から前記付勢位置へと移動させられる前記中継部材の動きに連動して、前記ハウジングの外方へ向けて移動させられるように構成されている、ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記中継部材と前記付勢解除部材との互いの当接面は、それぞれ前記中継部材の前記付勢位置と前記付勢解除位置とを結ぶ仮想線に対して、前記付勢位置側から前記付勢解除位置側に向かうにしたがって外方へ広がるように傾斜する傾斜面から構成されている、ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記先端部の前記係合凹部に対する係合面は、円弧状面から構成されている、ことを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、手差し用紙にトナー像を形成する装置本体と、前記装置本体の側壁に設けられた点検口を開閉する点検扉と、前記点検扉に設けられた手差し給紙用の開口部を開閉する手差しトレイと、を備えた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置は、装置本体の側部に当該装置本体に形成された点検口を開閉する点検扉を備えている。また、点検扉に設けられた手差し給紙用の開口部を開閉する手差しトレイを備えている。
【0003】
点検扉を開放すると点検口を介して、装置本体の内部の各部のメンテナンスを行ったり、用紙詰まりの解消作業を行ったりすることができる。手差しトレイを開放し、厚紙や写真用紙などの手差し用紙を載置すると、当該手差し用紙は手差し給紙用の開口部を介して装置本体の内部に供給され、給紙装置の給紙カセットに積載されている印刷用紙と同様に印刷がされる。
【0004】
点検扉や手差しトレイは開閉が容易にできるように、点検口や開口部に対して係止爪部を緩く引っ掛ける態様により閉鎖状態が維持されるような構成となっている。手差しトレイは、使用をしないときには点検扉に対して上述のように閉鎖されているのであるが、メンテナンス等のために点検扉を開放したときの衝撃によって係止爪部の係止が外れて開放される虞がある。
【0005】
そこで、特許文献1に記載の画像形成装置は、開閉カバー70の開閉に伴って係合位置と解放位置とに移動するロック部材74により、手差しトレイ71をロック又は解放する構成を備えている。開閉カバー70の開放時には、ロック部材74が手差しトレイ17を確実にロックするため、開閉カバー70を開放したときの衝撃によって手差しトレイ17が開放される虞がない。当該背景技術の説明における各部の名称や符号は、引用文献1によるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2012-32591号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1に開示された画像形成装置は、ロック部材74が開閉カバー70の回動軸に近い箇所に、手差しトレイ17が開く方向に対向するようにロックするように設けられていることから、手差しトレイ17を確実にロックするためにロック部材74を付勢するバネの強度を強くする必要がある。また、バネの強度を強くすると、当該バネの付勢力を支えるようにロック部材74や手差しトレイ17の構成も強固なものにする必要がある。
【0008】
本開示は、上述の問題に鑑みなされたものであり、画像形成装置の装置本体に形成された点検扉を開閉する点検扉に設けられた開口部を閉鎖している手差しトレイが、点検扉を開放したときの衝撃で開放してしまうことが抑制された画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の目的を達成するための、本開示に係る画像形成装置は、手差し用紙にトナー像を形成する装置本体と、前記装置本体の側壁に設けられた点検口を開閉する点検扉と、前記点検扉に設けられた手差し給紙用の開口部を開閉する手差しトレイと、を備えた画像形成装置であって、前記手差しトレイが、前記開口部から開放することを許容又は抑制する開放許容抑制機構を備え、前記開放許容抑制機構は、前記点検扉に設けられたハウジングと、前記ハウジングに、当該ハウジングからの突出量が調節された態様により前記手差しトレイが開閉する方向に対して交差する方向に変位可能に保持された係合部材と、前記手差しトレイに設けられ、前記係合部材の先端部が係合可能な係合凹部と、前記点検扉の開閉状態に連動して、前記先端部と前記係合凹部との係合状態を変更する係合状態変更機構と、を備え、前記係合状態変更機構は、前記点検扉が閉鎖状態であるときは、前記手差しトレイの開放が許容されるように前記係合部材の状態を変化させ、前記点検扉が開放状態であるときは、前記手差しトレイの開放が抑制されるように前記係合部材の状態を変化させる、ことを特徴とする。
【0010】
上述の構成によると、係合状態変更機構は、装置本体の内部の各部のメンテナンスを行う場合や、用紙詰まりの解消作業を行う場合に、点検扉が開放状態であるときは、手差しトレイの開放が抑制されるように係合部材の状態を変化させる。これにより、点検扉側に設けられた係合部材の先端部と手差しトレイ側に設けられた係合凹部とが係合するため、点検扉に設けられた開口部を閉鎖している手差しトレイが、点検扉を開放したときの衝撃で開放してしまうことが抑制される。
(【0011】以降は省略されています)

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