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公開番号2025045699
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023153678
出願日2023-09-20
発明の名称画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/01 20060101AFI20250326BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】色ずれ抑制と画像形成開始時期の遅れ抑制とを両立する。
【解決手段】入力された画像形成実行指示に基づいて画像形成を実行する画像形成部と、所定の画像形成速度でテストパターン像を作像し、テストパターン像の検出結果から得られる色ずれ補正値を用いて画像形成条件を補正する色ずれ補正処理を実行する補正処理部250と、を有する画像形成装置であって、色ずれ補正処理時の画像形成速度及び温度特定情報を記憶する記憶部253を有し、補正処理部は、画像形成時の画像形成速度が記憶部に記憶された色ずれ補正処理時の画像形成速度と異なる場合、画像形成時における温度特定情報と記憶部に記憶された温度特定情報との比較結果が所定の温度差を超える条件を満たすときには、画像形成の実行前に画像形成時の画像形成速度で色ずれ補正処理を行い、当該比較結果が条件を満たさないときには、画像形成の実行前に色ずれ補正処理を行わない。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
入力された画像形成実行指示に基づき、所定の画像形成条件に従って、潜像書込部により複数の潜像担持体のそれぞれに潜像を書き込み、該複数の潜像担持体上の潜像を複数の現像部によりそれぞれ現像した可視像を中間転写体上又は記録材上に重ね合わせて転写する画像形成を実行する画像形成部と、
所定の画像形成速度で色ずれ検出用のテストパターン像を作像し、該テストパターン像の検出結果から得られる色ずれ補正値を用いて画像形成条件を補正する色ずれ補正処理を実行する補正処理部と、を有する画像形成装置であって、
前記色ずれ補正処理時の画像形成速度及び温度特定情報を記憶する記憶部を有し、
前記補正処理部は、入力された画像形成実行指示により実行される画像形成時の画像形成速度が、前記記憶部に記憶された前記色ずれ補正処理時の画像形成速度と異なる場合、該画像形成時における温度特定情報と前記記憶部に記憶された前記色ずれ補正処理時の温度特定情報とを比較し、当該比較結果が所定の温度差を超える条件を満たすときには、前記画像形成実行指示による画像形成の実行前に該画像形成時の画像形成速度で前記色ずれ補正処理を行い、当該比較結果が前記条件を満たさないときには、前記画像形成実行指示による画像形成の実行前に前記色ずれ補正処理を行わないことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
請求項1に記載の画像形成装置において、
前記記憶部は、前記温度特定情報として前記色ずれ補正処理時の時刻を記憶し、
前記補正処理部は、前記画像形成時における温度特定情報として該画像形成時の時刻を用い、前記色ずれ補正処理時の時刻から該画像形成時の時刻までの時間が所定時間を超えているときには前記条件を満たすものとして前記色ずれ補正処理を行い、該時間が該所定時間以下であるときには前記条件を満たさないとして前記色ずれ補正処理を行わないことを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記補正処理部は、入力された画像形成実行指示により実行される画像形成時の画像形成速度が複数あるとき、前記比較結果にかかわらず、該画像形成実行指示による画像形成の実行前に前記色ずれ補正処理を行わないことを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記補正処理部は、入力された画像形成実行指示により実行される画像形成が前記複数の潜像担持体のうちの1つの潜像担持体を用いた単色画像形成であるとき、前記比較結果にかかわらず、該画像形成実行指示による画像形成の実行前に前記色ずれ補正処理を行わないことを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記補正処理部は、入力された画像形成実行指示により実行される画像形成の画像形成速度が所定値以下の使用頻度であるとき、前記比較結果にかかわらず、該画像形成実行指示による画像形成の実行前に前記色ずれ補正処理を行わないことを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
装置内の温度を検知する温度検知部を有し、
前記画像形成部は、前記温度検知部の検知温度が規定温度を超えている場合には、前記温度検知部の検知温度が規定温度を超えていない場合よりも遅い画像形成速度で前記画像形成を実行することを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、入力された画像形成実行指示に基づき、所定の画像形成条件に従って画像形成を実行する画像形成部と、所定の画像形成速度で色ずれ検出用のテストパターン像を作像し、該テストパターン像の検出結果から得られる色ずれ補正値を用いて画像形成条件を補正する色ずれ補正処理を実行する補正処理部と、を有する画像形成装置が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、複数の現像装置によって現像した複数の感光体上の各色トナー像を中間転写体ベルト上に互いに重ね合わせて転写して画像形成を行う画像形成装置が開示されている。この画像形成装置では、転写された各色トナー像の副走査方向への相対的な位置ずれ(色ずれ)を抑制するために、所定の実行タイミングで色ずれ補正処理を実行する。色ずれ補正処理では、中間転写ベルト上に色ずれ検出用のテストパターン像を作像し、そのテストパターン像を検出した結果から色ずれ量(色ずれ補正値)を算出し、算出した色ずれ量に基づいて各色の画像書き出し位置などの画像形成条件を補正する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、従来の色ずれ補正処理では、画像形成速度が互いに異なる複数の画像形成モードで画像形成を実行可能な画像形成装置においては、色ずれ抑制と画像形成開始時期の遅れ抑制とを両立することが困難であるという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、入力された画像形成実行指示に基づき、所定の画像形成条件に従って、潜像書込部により複数の潜像担持体のそれぞれに潜像を書き込み、該複数の潜像担持体上の潜像を複数の現像部によりそれぞれ現像した可視像を中間転写体上又は記録材上に重ね合わせて転写する画像形成を実行する画像形成部と、所定の画像形成速度で色ずれ検出用のテストパターン像を作像し、該テストパターン像の検出結果から得られる色ずれ補正値を用いて画像形成条件を補正する色ずれ補正処理を実行する補正処理部と、を有する画像形成装置であって、前記色ずれ補正処理時の画像形成速度及び温度特定情報を記憶する記憶部を有し、前記補正処理部は、入力された画像形成実行指示により実行される画像形成時の画像形成速度が、前記記憶部に記憶された前記色ずれ補正処理時の画像形成速度と異なる場合、該画像形成時における温度特定情報と前記記憶部に記憶された前記色ずれ補正処理時の温度特定情報とを比較し、当該比較結果が所定の温度差を超える条件を満たすときには、前記画像形成実行指示による画像形成の実行前に該画像形成時の画像形成速度で前記色ずれ補正処理を行い、当該比較結果が前記条件を満たさないときには、前記画像形成実行指示による画像形成の実行前に前記色ずれ補正処理を行わないことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、画像形成速度が互いに異なる複数の画像形成モードで画像形成を実行可能な画像形成装置において、色ずれ抑制と画像形成開始時期の遅れ抑制とを両立することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図。
同画像形成装置におけるY用の作像ユニットを示す拡大構成図。
同画像形成装置の開閉扉の動作を説明するための部分構成図。
同画像形成装置におけるテストパターン像を用いた画像調整のための制御ブロック図。
同テストパターン像を示す拡大模式図。
同画像形成装置の装置アイドル中の色ずれ補正処理における位置ずれ検知用パターン像の形成位置を示す図。
同画像形成装置の印刷ジョブ中の色ずれ補正処理における位置ずれ検知用パターン像の形成位置を示す図。
同画像形成装置の第一検知センサを示す拡大構成図。
印刷ジョブ中及び印刷ジョブ後の色ずれ補正処理の処理手順の一例を示すフローチャート。
実施形態における印刷ジョブ前の色ずれ補正処理の手順の一例を示すフローチャート。
変形例における印刷ジョブ前の色ずれ補正処理の手順の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式の画像形成装置の一実施形態について説明する。
まず、本実施形態の画像形成装置の基本的な構成について説明する。
図1は、本実施形態の画像形成装置を示す概略構成図である。
図2は、本実施形態の画像形成装置におけるY用の作像ユニットを示す拡大構成図である。
【0009】
本実施形態の画像形成装置は、イエロー、マゼンタ、シアン、黒(以下、Y、M、C、Kと記す)のトナー像を作像するための4つの作像ユニット6Y,6M,6C,6Kを備えている。これらは、色材として、互いに異なる色のトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。
【0010】
Yトナー像を作像するための作像ユニット6Yを例にすると、作像ユニット6Yは、図2に示されるように、潜像担持体としてのドラム状の感光体1Y、ドラムクリーニング装置2Y、除電装置、帯電装置4Y、現像器5Y等を有している。作像手段としての作像ユニット6Yは、ユニットの状態で画像形成装置本体に対して脱着される。
(【0011】以降は省略されています)

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