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公開番号
2025062222
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-14
出願番号
2023171146
出願日
2023-10-02
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20250407BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】両面印刷の裏面画像の転写部への到達より裏面シートの転写部への到達が早いことが予想される場合でも、シートの座屈や紙詰まりの発生を低減させること。
【解決手段】エンジン制御部301は、シート2が両面搬送パス33を搬送されているときに、画像形成部307によって形成された裏面に転写されるためのトナー像よりも、シート2の方が転写部へ早く到達することが予測される場合には(S3140 YES)、第1制御と第2制御とを交互に切り替える往復制御を少なくとも1回以上行う(S3170~S3220)。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
トナー像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により形成されたトナー像を転写部において転写する転写手段と、
記録材上の未定着のトナー像に定着処理を行う定着手段と、
搬送方向を第1方向として記録材を前記画像形成手段に搬送する第1回転体と、
前記第1方向において前記定着手段よりも下流に設けられた第2回転体と、
前記定着手段及び前記第2回転体を駆動する駆動源と、
前記第1回転体と前記第2回転体との間に設けられ、記録材の先端及び後端を検知することが可能な検知手段と、
記録材を前記第1方向に搬送するよう前記第2回転体を制御する第1制御と、記録材を前記第1方向とは逆の第2方向に搬送するように前記第2回転体を制御する第2制御と、を切り替える制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、記録材の第1面及び前記第1面とは異なる第2面に画像を形成する両面印刷を行う際に、前記第2回転体を前記第1制御から前記第2制御に切り替えて記録材を両面搬送路に搬送することで再び前記転写部に搬送する画像形成装置であって、
前記制御手段は、記録材が前記両面搬送路を搬送されているときに、前記画像形成手段によって形成された前記第2面に転写されるためのトナー像よりも、記録材の方が前記転写部へ早く到達することが予測される場合には、前記第1制御と前記第2制御とを交互に切り替える往復制御を少なくとも1回以上行うことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、前記第1面への前記定着処理が終わった後の前記第2制御を行っている間に前記往復制御を開始することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記検知手段は、前記第1方向において前記画像形成手段よりも上流に設けられた第1検知手段と、前記第1方向において前記定着手段よりも下流に設けられた第2検知手段と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記画像形成手段と前記第2検知手段との距離、記録材の搬送速度、記録材の前記搬送方向における長さ、に基づく予測タイミングであって、前記第2検知手段により記録材の後端を検知する予測タイミングと、前記第2検知手段により記録材の後端を実際に検知した実タイミングと、の差分に基づいて、記録材の方が前記転写部へ早く到達するか否かを予測することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記差分に基づいて、前記往復制御を行う回数、前記往復制御における前記第1制御を実施する第1時間、前記往復制御における前記第2制御を実施する第2時間、を得ることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
記録材を前記両面搬送路に搬送するために前記第1制御から前記第2制御に切り替えてから前記往復制御を開始するまでの第3時間は、前記差分の半分より長いことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記第1時間、前記第2時間及び前記第3時間を、予め決定されたオフセット値又は補正係数により補正することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記両面搬送路に設けられ、前記第2制御によって搬送されている記録材の先端及び後端を検知することが可能な第3検知手段を備え、
前記制御手段は、前記第3検知手段による検知結果に基づいて、記録材の方が前記転写部へ早く到達するか否かを予測することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記第2面に形成されるためのトナー像の前記画像形成手段による画像形成開始から、予め決定された所定時間が経過するまでの間、前記往復制御を繰り返し実施することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
搬送されている記録材の前記搬送方向における長さを検知する長さ検知手段を備え、
前記制御手段は、印刷開始時に予約された記録材の前記搬送方向における長さと、前記長さ検知手段により検知した前記搬送方向における長さと、の差分に基づいて、前記往復制御を行う回数、前記往復制御における前記第1制御を実施する第1時間、前記往復制御における前記第2制御を実施する第2時間、を得ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。すなわち、電子写真方式や静電記録方式などを用いた画像形成装置に関し、例えば、両面印刷のために用紙搬送方向を反転させるスイッチバック機構を有する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、画像を形成する電子写真方式の画像形成装置が知られている。電子写真方式の画像形成装置では、普通紙や光沢紙などの記録媒体(以下、シートと記す)に対し、像担持体や転写部材に形成したトナー像を転写し、その後、トナー像が転写されたシートを加熱して、シートのトナー像を定着する。このような画像形成装置において、近年、生産性の向上やユーザの操作性を向上するために、シートの搬送速度の高速化、また、多様なシートのハンドリング機能が求められている。その中の1つに、ユーザがシートの両面に印刷をする場合に、手動でシートを裏返してセットする手間を負うことなく、自動でシートを反転搬送して、シートの両面に画像を形成する両面印刷機能を有する装置が知られている。両面印刷機能では、搬送路においてシートを反転させるための反転搬送機構が必要になる。反転搬送機構としては、シートを反転搬送部としての搬送路(以下、両面反転搬送路という)に搬送させて、そこで、シートを一時停止させた後に逆方向に搬送する。その際に、搬送されてきた搬送路とは異なる方向の両面搬送路に切り替えてシートを反転搬送する方式がある。例えば特許文献1には、両面プリントモード時のシートを一時停止ポイントにて所定時間だけ一時停止させた後に搬送を再開させることが開示されている。これにより、両面印刷における画像形成時の遅れによって用紙待機を行った後のシート間の間隔を一定に保つ搬送制御が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平06-271144号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、省スペース化を目指した画像形成装置では、所定の長さを超えるシートを両面プリントする際に、シート反転後の一時停止ポイントにて、駆動源の異なる複数の搬送ローラに同一シートの先端側と後端側とがそれぞれ挟持されるケースが発生する。具体的には、定着器の駆動源でもある定着モータを駆動源とする反転ローラと、レジストモータを駆動源とするレジストローラに、同一シートが同時に挟持される。
【0005】
さらに、スイッチバック機構の省コストのために反転ローラの回転方向を正転と逆転のいずれか一方に切り替えるクラッチ機構だけを持ち、反転ローラへの定着モータ駆動を切断する機構を持たない画像形成装置がある。この画像形成装置では、反転ローラの回転を停止するために定着モータ駆動を停止させる必要があり、定着性の観点で、プリント動作中に反転ローラを停止させることが難しい。例えば、両面プリント中にシートの搬送を停止させるために定着モータを停止させると、定着ローラの回転方向における温度の一様性が失われ、一様な画質が得られなくなるという課題がある。逆に、定着モータを停止させないままレジストローラを停止させると、反転ローラによってシートが両面搬送路内に押し込まれ、シートの座屈や紙詰まりといった課題が発生するおそれがある。
【0006】
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、両面印刷の裏面画像の転写部への到達より裏面シートの転写部への到達が早いことが予想される場合でも、シートの座屈や紙詰まりの発生を低減させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上述した課題を解決するために、以下の構成を備える。
【0008】
(1)トナー像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により形成されたトナー像を転写部において転写する転写手段と、記録材上の未定着のトナー像に定着処理を行う定着手段と、搬送方向を第1方向として記録材を前記画像形成手段に搬送する第1回転体と、前記第1方向において前記定着手段よりも下流に設けられた第2回転体と、前記定着手段及び前記第2回転体を駆動する駆動源と、前記第1回転体と前記第2回転体との間に設けられ、記録材の先端及び後端を検知することが可能な検知手段と、記録材を前記第1方向に搬送するよう前記第2回転体を制御する第1制御と、記録材を前記第1方向とは逆の第2方向に搬送するように前記第2回転体を制御する第2制御と、を切り替える制御手段と、を備え、前記制御手段は、記録材の第1面及び前記第1面とは異なる第2面に画像を形成する両面印刷を行う際に、前記第2回転体を前記第1制御から前記第2制御に切り替えて記録材を両面搬送路に搬送することで再び前記転写部に搬送する画像形成装置であって、前記制御手段は、記録材が前記両面搬送路を搬送されているときに、前記画像形成手段によって形成された前記第2面に転写されるためのトナー像よりも、記録材の方が前記転写部へ早く到達することが予測される場合には、前記第1制御と前記第2制御とを交互に切り替える往復制御を少なくとも1回以上行うことを特徴とする画像形成装置。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、両面印刷の裏面画像の転写部への到達より裏面シートの転写部への到達が早いことが予想される場合でも、シートの座屈や紙詰まりの発生を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1のレーザプリンタエンジンの概略図
実施例1の機能ブロック図
実施例1の搬送制御を実施しない場合のフローチャート
実施例1の搬送制御を実施した場合のフローチャート
実施例2のレーザプリンタエンジンの概略図
実施例2の機能ブロック図
実施例2の搬送制御を実施した場合のフローチャート
【発明を実施するための形態】
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)
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