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公開番号2025027154
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-27
出願番号2021203166
出願日2021-12-15
発明の名称端末装置、方法、および、集積回路
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類H04W 72/0453 20230101AFI20250219BHJP(電気通信技術)
要約【課題】通信制御を効率的に行う端末装置、基地局装置、通信方法及び集積回路を提供する。
【解決手段】方法は、基地局装置から通知されるシグナリングに基づいて、端末装置の処理部が、SCGが不活性状態となることを判断した場合、SCGを不活性化し、SCGのPSCellにおけるActive BWPを不活性化し、SCGが活性状態となることを判断した場合、SCGを活性化し、基地局装置から通知されるシグナリングに、SCGの活性状態において活性化させるBWPを示す情報が含まれる、もしくは含まれないことに基づいて、どのBWPを活性化するか判断する。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
基地局装置と通信する端末装置であって、
MCGとSCGを用いて通信する処理部と、
前記基地局装置からシグナリングを受信する受信部と、
を備え、
前記MCGは少なくともPCellを含み、
前記SCGは少なくともPSCellを含み、
前記処理部は、前記SCGが不活性状態となることを判断した場合、前記SCGを不活性化し、
前記PSCellにおけるActive BWPを不活性化し、
前記処理部は、前記SCGが活性状態となることを判断した場合、前記SCGを活性化し、
前記シグナリングに、前記SCGの活性状態において活性化させるBWPを示す情報が含まれる場合、
前記情報で示されるBWPを活性化し、
前記シグナリングに、前記SCGの活性状態において活性化させるBWPを示す情報が含まれない場合、
前記SCGを不活性化するときに、(最後に)活性化されていたBWPを活性化する、
端末装置。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
基地局装置と通信する端末装置の方法であって、
MCGとSCGを用いて通信し、
前記MCGは少なくともPCellを含み、
前記SCGは少なくともPSCellを含み、
前記基地局装置から通知されるシグナリングに基づいて、前記SCGが不活性状態となる
ことを前記端末装置が判断した場合、前記SCGを不活性化し、
前記PSCellにおけるActive BWPを不活性化し、
前記基地局装置から通知されるシグナリングに基づいて、前記SCGが活性状態となるこ
とを前記端末装置が判断した場合、前記SCGを活性化し、
前記シグナリングに、前記SCGの活性状態において活性化させるBWPを示す情報が含まれる場合、
前記情報で示されるBWPを活性化し、
前記シグナリングに、前記SCGの活性状態において活性化させるBWPを示す情報が含まれない場合、
前記SCGを不活性化するときに、(最後に)活性化されていたBWPを活性化する、
方法。
【請求項3】
基地局装置と通信する端末装置に実装される集積回路であって、
MCGとSCGを用いて通信し、
前記MCGは少なくともPCellを含み、
前記SCGは少なくともPSCellを含み、
前記集積回路は、
前記基地局装置から通知されるシグナリングに基づいて、前記SCGが不活性状態となる
ことを前記端末装置が判断した場合、前記SCGを不活性化し、
前記PSCellにおけるActive BWPを不活性化し、
前記基地局装置から通知されるシグナリングに基づいて、前記SCGが活性状態となるこ
とを前記端末装置が判断した場合、前記SCGを活性化し、
前記シグナリングに、前記SCGの活性状態において活性化させるBWPを示す情報が含まれる場合、
前記情報で示されるBWPを活性化し、
前記シグナリングに、前記SCGの活性状態において活性化させるBWPを示す情報が含まれない場合、
前記SCGを不活性化するときに、(最後に)活性化されていたBWPを活性化する機能を前記端末装置に発揮させる、
集積回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端末装置、方法、および、集積回路に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
セルラ移動通信システムの標準化プロジェクトである、第3世代パートナーシッププロ
ジェクト(3rd Generation Partnership Project:3GPP)において、無線アクセス、コア網
、サービス等を含む、セルラ移動通信システムの技術検討及び規格策定が行われている。
【0003】
例えば、E-UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)は、3GPPにおいて、第3.9世代および第4世代向けセルラ移動通信システム向け無線アクセス技術(Radio Access Technology:RAT)として、技術検討及び規格策定が開始された。現在も3GPPにおいて、E-UTRAの拡張技術の技術検討及び規格策定が行われている。なお、E-UTRAは、Long Term Evolution(LTE:登録商標)とも称し、拡張技術をLTE-Advanced(LTE-A)、LTE-Advanced Pro(LTE-A Pro)と称する事もある。
【0004】
また、NR(New Radio、またはNR Radio access)は、3GPPにおいて、第5世代(5th Generation:5G)向けセルラ移動通信システム向け無線アクセス技術(Radio Access Technology:RAT)として、技術検討及び規格策定が開始された。現在も3GPPにおいて、NRの拡張技術の技術検討及び規格策定が行われている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
3GPP TS 38.300 v16.4.0,"NR;NR and NG-RAN Overall description; Stage 2" pp10-134
3GPP TS 36.300 v16.4.0,"Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA)and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN);Overall description; Stage 2" pp19-362
3GPP TS 38.331 v16.3.1,"NR;Radio Resource Control (RRC);Protocol specifications"pp21-881
3GPP TS 36.331 v16.3.0,"Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA);Radio Resource Control (RRC);Protocol specifications" pp25-1015
3GPP TS 37.340 v16.4.0,"EvolvedUniversal Terrestrial Radio Access (E-UTRA)and NR; Multi-Connectivity; Stage 2" pp7-77
3GPP TS 38.321 v16.3.0, "NR;Medium Access Control (MAC) protocol specification" pp8-152
R2-2111643, “Running CR to 38.321 for SCG activation/deactivation”
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
NRの拡張技術として大容量のデータ通信を可能とするために、複数のセルグループを用いて一つまたは複数の基地局装置と端末装置とが通信するデュアルコネクティビティ(マルチコネクティビティとも称する)技術がある。このデュアルコネクティビティでは、それぞれのセルグループで通信を行うために、端末装置はそれぞれのセルグループにおいて自分宛のメッセージの有無をモニタする必要がある。大容量のデータ通信が発生したときに端末装置が低遅延で通信できるように、端末装置は常に複数のセルグループのモニタを行う必要があり、多くの電力を消費する問題があった。そのため、一部のセルグループの
モニタを低頻度で行う、または停止する技術(セルグループの不活性化(Deactivated)
技術)の検討が開始された。
【0007】
非特許文献7は、これまでに合意された仕様詳細に基づいて作成されたMACの仕様書の
承認済みのCR(Change Request)案である。しかしながら、SCGが活性状態となるときに、
グラントタイプ1のサスペンドされたコンフィギュアード上りリンクグラントおよびBWPに関する動作が記載されていない。
【0008】
本発明の一態様は、上記した事情に鑑みてなされたもので、通信制御を効率的に行うことができる端末装置、基地局装置、通信方法、集積回路を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本発明の一態様は、以下のような手段を講じた。すなわち本発明の一態様は、基地局装置と通信する端末装置であって、MCGとSCGを用いて通信する処理部と、前記基地局装置からシグナリングを受信する受信部と、を備え、前記MCGは
少なくともPCellを含み、前記SCGは少なくともPSCellを含み、前記処理部は、前記SCGが
不活性状態となることを判断した場合、前記SCGを不活性化し、前記PSCellに対応付けら
れている、グラントタイプ1の(すべての又は指定された)コンフィギュアード上りリンク
グラントをサスペンドし、前記処理部は、前記SCGが活性状態となることを判断した場合
、前記SCGを活性化し、前記PSCellに対応付けられている、グラントタイプ1のサスペンドされた(すべての又は指定された)コンフィギュアード上りリンクグラントを(再び)初期化する。
【0010】
また本発明の一態様は、基地局装置と通信する端末装置の方法であって、MCGとSCGを用いて通信し、前記MCGは少なくともPCellを含み、前記SCGは少なくともPSCellを含み、前
記端末装置が、前記SCGが不活性状態となることを判断した場合、前記SCGを不活性化し、前記PSCellに対応付けられている、グラントタイプ1の(すべての又は指定された)コンフ
ィギュアード上りリンクグラントをサスペンドし、前記端末装置が、前記SCGが活性状態
となることを判断した場合、前記SCGを活性化し、前記PSCellに対応付けられている、グ
ラントタイプ1のサスペンドされた(すべての又は指定された)コンフィギュアード上りリ
ンクグラントを(再び)初期化する。
(【0011】以降は省略されています)

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