特許ウォッチ

公開番号2025030653
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023136144
出願日2023-08-24
発明の名称空気調和機の室内機
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類F24F 1/0007 20190101AFI20250228BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】ファンの清掃性を向上できる空気調和機の室内機を提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係る空気調和機の室内機は、吸込口と吹出口とを有する室内機本体と、前記室内機本体の内部に設けられ、前記吸込口から前記吹出口に向かって気流を発生させるファンと、を備え、前記室内機本体は、開口部を有し、かつ前記ファンを収容する本体フレームと、前記本体フレームの前記開口部に対して着脱可能な吹出側フレームと、を有し、前記吹出側フレームは、前記開口部に装着された状態において、前記ファンから前記吹出口に向かって形成される下流側の送風路を構成する送風口を有し、前記送風口は、スタビライザの舌部とリアガイダの下流側部分とを含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
吸込口と吹出口とを有する室内機本体と、
前記室内機本体の内部に設けられ、前記吸込口から前記吹出口に向かって気流を発生させるファンと、を備え、
前記室内機本体は、
開口部を有し、かつ前記ファンを収容する本体フレームと、
前記本体フレームの前記開口部に対して着脱可能な吹出側フレームと、を有し、
前記吹出側フレームは、前記開口部に装着された状態において、前記ファンから前記吹出口に向かって形成される下流側の送風路を構成する送風口を有し、
前記送風口は、スタビライザの舌部とリアガイダの下流側部分とを含む、空気調和機の室内機。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記吹出側フレームが前記本体フレームに装着された状態において、前記送風口は前記開口部の内側に位置し、
前記開口部は、
前記送風口を構成する前記スタビライザの外側に位置する第１壁と、
前記第１壁と対向し、かつ前記送風口を構成する前記リアガイダの外側に位置する第２壁と、を有し、
前記第１壁と前記第２壁とが対向する間隔は、前記ファンの直径よりも大きい、請求項１に記載の空気調和機の室内機。
【請求項３】
前記ファンの回転軸に平行な第１方向に沿って延び、かつ前記第１方向に平行な第１回動軸周りに回動可能な風向変更部材と、
前記吹出側フレームにおける前記第１方向の中途部に設けられ、前記風向変更部材を前記第１回動軸周りに回動可能に支持する第１支持部と、をさらに備える、請求項１または請求項２に記載の空気調和機の室内機。
【請求項４】
前記送風口を前記第１方向に分割するように、前記吹出側フレームの前記スタビライザと前記吹出側フレームの前記リアガイダとを連結する補強部材をさらに備え、
前記第１支持部は、前記補強部材に設けられる、請求項３に記載の空気調和機の室内機。
【請求項５】
前記吹出側フレームの前記リアガイダ側を前記本体フレームに支持した状態において、前記吹出側フレームの前記スタビライザ側を前記本体フレームに対してロックするロック機構を備える、請求項１または請求項２に記載の空気調和機の室内機。
【請求項６】
前記吹出側フレームの前記リアガイダ側に設けられ、かつ前記ファンの回転軸に平行な第２回動軸と、
前記本体フレームに設けられ、かつ前記吹出側フレームを前記第２回動軸周りに回動可能に支持する第２支持部と、をさらに備える、請求項５に記載の空気調和機の室内機。
【請求項７】
前記吹出側フレームを前記本体フレームに対してロック可能な係止位置に向かってガイドするガイド機構をさらに備え、
前記ガイド機構は、
前記本体フレームまたは前記吹出側フレームの一方に設けられる爪部と、
前記本体フレームまたは前記吹出側フレームの他方に設けられ、かつ前記爪部を挿入可能な溝部と、を有し、
前記溝部は、
前記ファンの軸方向からみて、前記係止位置から前記第２回動軸周りに前記吹出側フレームを回動する方向に沿って延びる第１溝部と、
前記第１溝部に連続するとともに、前記ファンの軸方向からみて、前記第１溝部と交差する方向で、かつ前記第２支持部から離れる方向に延びる第２溝部と、を有する、請求項６に記載の空気調和機の室内機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は空気調和機の室内機に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば、特許文献１には、風向調整ユニットが、筐体に対して着脱可能に取り付けられた空気調和機の室内機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１８－４８７９１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上述のような空気調和機の室内機において、例えば、吹出口を通じて、ファンを清掃する際に、ファンから吹出口にかけて形成される下流側の送風路を構成する壁面によってファンの一部が隠れるため、ファンの清掃を十分に行うことができない場合があった。
【０００５】
そこで、本発明は、例えば、ファンの清掃性を向上できる空気調和機の室内機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一態様に係る空気調和機の室内機は、吸込口と吹出口とを有する室内機本体と、前記室内機本体の内部に設けられ、前記吸込口から前記吹出口に向かって気流を発生させるファンと、を備え、前記室内機本体は、開口部を有し、かつ前記ファンを収容する本体フレームと、前記本体フレームの前記開口部に対して着脱可能な吹出側フレームと、を有し、前記吹出側フレームは、前記開口部に装着された状態において、前記ファンから前記吹出口に向かって形成される下流側の送風路を構成する送風口を有し、前記送風口は、スタビライザの舌部とリアガイダの下流側部分とを含む。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
室内機の斜視図である。
室内機の側面断面図である。
吹出側フレームを取り外した状態を示す室内機本体の斜視図である。
吹出側フレームを取り外した状態を示す室内機本体の側面断面図である。
吹出側フレームを外側からみたときの斜視図である。
吹出側フレームを内側からみたときの斜視図である。
吹出側フレームを回動可能に支持した状態を示す室内機本体の側面断面図である。
本体フレームの支持部を示す斜視図である。
本体フレームの支持部を示す側面断面図である。
吹出側フレームの爪部を示す断面図である。
本体フレームの第３壁を示す断面図である。
ファンを示す室内機の断面図である。
第１ファンを取り外した状態を示す室内機の断面図である。
第１ファンの第１面を示す側面図である。
第２ファンの第２面を示す側面図である。
第１連結プレート及び第２連結プレートを接続した状態を示す側面図である。
軸受部材を示す前面模式図である。
第１ファンが装着されている状態を示す室内機本体の概略正面図である。
第１ファンと第２ファンとの接続状態を解除した状態において、第１ファンを一方向に押し込んだ状態を示す室内機本体の概略正面図である。
第１ファンの一方の端部を傾けた状態を示す室内機本体の概略正面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、本明細書及び図面において、同一又は同等の要素には同一の符号を付することにより重複する説明は省略し、また、本発明に直接関係のない要素は図示を省略する場合がある。さらに、かかる実施の形態に示す構成要素の形態はあくまでも例示であって、これらの形態に限定されるものではない。
【０００９】
本発明の実施形態に係る空気調和機は、セパレート型であり、室内機１００と室外機とから構成される。室内機１００には、室内側の熱交換器１１５およびファン２００が内装され、室外機には、圧縮機、四方弁、室外側の熱交換器、ファン、絞り装置が内装される。室内機１００と室外機とが冷媒配管によって接続されて冷凍サイクルが形成され、冷房、暖房、除湿などの各種の運転モードが実行されている。
【００１０】
図１及び図２を参照して、本発明の実施形態に係る空気調和機の室内機１００の概要について説明する。図１は、室内機１００の斜視図である。図２は、室内機１００の側面断面図である。図２では、導風板１１４の図示は省略している。室内機１００は、当該室内機１００が設置された空間内の空気を暖めたり、冷やしたり、除湿したりするものである。以下では、室内機１００が取り付けられる室内の壁面側を後側とし、その反対側を前側とし、室内機１００が取り付けられる空間の天井側を上側とし、その反対側を下側と規定して室内機１００について説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許