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公開番号
2025016195
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023119316
出願日
2023-07-21
発明の名称
電子機器
出願人
シャープ株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
H04R
1/02 20060101AFI20250124BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】キャビネットからマイク素子に伝達される固体伝播音を十分に低減すること。
【解決手段】第1ガスケット(24)の対向面と第2ガスケット(28)の対向面との間に無端部材(34)が第1音響経路(24c)及び第2音響経路(28c)の開口部を囲むように設けられ、キャビネット(12)の内壁面(12f)に、第2方向(D2)の両側から第2ガスケット(28)の音孔(12h)側の部位を保持する一対の第1保持リブ(36)が形成されると共に、第2方向(D2)の両側から第2ガスケット(28)の音孔(12h)側の反対側の部位を保持する一対の第2保持リブ(38)が形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
キャビネットの内部に設けられ、音声を集音するマイク素子が実装されたマイク基板と、
前記マイク基板に前記マイク素子を覆うように設けられ、前記キャビネットに対して非接触に構成され、前記マイク素子に連絡する第1音響経路が形成された第1ガスケットと、
前記キャビネットの内部に前記第1ガスケットと対向して設けられ、前記キャビネットに形成された音孔と前記第1音響経路とを連絡する第2音響経路が形成され、前記第2音響経路の前記音孔側の開口部の周縁部に前記キャビネットの内周面における前記音孔の周縁に圧接する環状の密閉リブが形成された第2ガスケットと、
前記第1ガスケットの対向面と前記第2ガスケットの対向面との間に前記第1音響経路及び前記第2音響経路の開口部を囲むように設けられた無端部材と、を備え、
前記キャビネットの内壁面に、前記音孔の孔線に平行な第1方向に直交する第2方向の両側から前記第2ガスケットの前記音孔側の部位を保持する一対の第1保持リブが形成されると共に、前記第2方向の両側から前記第2ガスケットの前記音孔側の反対側の部位を保持する一対の第2保持リブが形成されている、電子機器。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記第2ガスケットの前記音孔側の部位に、各第1保持リブと嵌合させるための嵌合段部が形成されている、請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
各第1保持リブは、前記第2ガスケットのうち前記音孔側の部位のみに接触可能であり、各第2保持リブは、前記第2ガスケットのうち前記音孔側の反対側の部位のみに接触可能である、請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記キャビネットの内壁面における前記第1保持リブから前記第1方向に離隔した位置に、前記第1方向と前記第2方向に直交する第3方向の一方側から前記第2ガスケットの前記音孔側の反対側の部位の位置を規制する規制リブが形成されている、請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
前記第2ガスケットの前記音孔側の反対側の部位は立ち上がる立ち上がり部を有し、前記立ち上がり部は、前記第3方向の他方側から前記規制リブに係止可能である、請求項4に記載の電子機器。
【請求項6】
前記キャビネットは、首掛け可能になっている、請求項1から3のいずれか1項に記載の電子機器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、音声を集音するマイク素子を内蔵した電子機器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
電子機器による通話、音声録音、又は音声操作等を行うために、電子機器にマイク素子を内蔵することがある。特許文献1に示す電子機器においては、電子機器のキャビネット(特許文献1ではカバーと称される)の内部にマイク素子(特許文献1ではマイクと称される)を取付けるためのマイク取付構造を備えており、マイク取付構造の構成は、次の通りである。
【0003】
キャビネットには、音声を導入するための音孔(特許文献1ではマイク穴と称される)が形成されており、キャビネットの内壁面における音孔の周縁部には、環状のV溝が形成されている。キャビネットの内部には、マイク素子を覆うように保持する保持部材が設けられており、マイク素子は、音孔に対向して配置される。保持部材は、キャビネットと電池ボックスによって挟持されている。また、保持部材における音孔側には、キャビネットのV溝に圧接する環状の密接リブ(特許文献1ではリブと称される)が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-28649号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に記載の電子機器においては、密接リブがキャビネットのV溝に圧接することで、キャビネットの内部からノイズがマイク素子に入ることを防止できるものの、例えばユーザの指等の物体がキャビネットに接触した場合に、キャビネットからマイク素子に伝達される振動を抑えることができない。そのため、前述の場合には、キャビネットからマイク素子に伝達される固体伝播音を十分に低減することができず、マイク素子に集音される音声の音質が低下するという問題がある。
【0006】
そこで、本発明の一態様は、キャビネットの内部からノイズがマイク素子に入ることを十分に防止ししつつ、物体がキャビネットに接触した場合においても、マイク素子に集音される音声の音質を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述の課題を解決するため、本発明の一態様は、キャビネットの内部に設けられ、音声を集音するマイク素子が実装されたマイク基板と、前記マイク基板に前記マイク素子を覆うように設けられ、前記キャビネットに対して非接触に構成され、前記マイク素子に連絡する第1音響経路が形成された第1ガスケットと、前記キャビネットの内部に前記第1ガスケットと対向して設けられ、前記キャビネットに形成された音孔と前記第1音響経路とを連絡する第2音響経路が形成され、前記第2音響経路の前記音孔側の開口部の周縁部に前記キャビネットの内周面における前記音孔の周縁に圧接する環状の密閉リブが形成された第2ガスケットと、前記第1ガスケットの対向面と前記第2ガスケットの対向面との間に前記第1音響経路及び前記第2音響経路の開口部を囲むように設けられた無端部材と、を備える。前記キャビネットの内壁面に、前記音孔の孔線に平行な第1方向に直交する第2方向の両側から前記第2ガスケットの前記音孔側の部位を保持する一対の第1保持リブが形成されると共に、前記第2方向の両側から前記第2ガスケットの前記音孔側の反対側の部位を保持する一対の第2保持リブが形成されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、キャビネットの内部からノイズがマイク素子に入ることを十分に防止ししつつ、物体がキャビネットに接触した場合においても、マイク素子に集音される音声の音質を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係るウェアラブルスピーカ装置の模式的な斜視図である。
図1の下側から見た本実施形態に係るウェアラブルスピーカ装置の模式的な斜視図である。
本実施形態に係るマイク取付構造の模式的な断面図である。
本実施形態に係るマイク取付構造の一部の模式的な拡大断面図である。
本実施形態に係る第2ガスケットの模式的な斜視図である。
本実施形態に係る第2ガスケットを密閉リブ側から見た模式的な正面図である。
本実施形態に係る第2ガスケットがキャビネットに収容された状態を示す模式的な平面図である。
図7におけるVIII-VIII線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本実施形態について図面を参照して説明する。なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、環状とは、円環状、長円環状、矩形環状、多角形環状を含む意である。
(【0011】以降は省略されています)
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