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公開番号
2025002199
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023102207
出願日
2023-06-22
発明の名称
発炎筒携行容器
出願人
株式会社サンライン
代理人
主分類
G08B
5/40 20060101AFI20241226BHJP(信号)
要約
【課題】
気密性や止水性を保ちながら発炎筒を携行可能とし、非常時に発煙筒を単純動作で容易に取り出すことのできる発炎筒携行容器を提供する。
【解決手段】
発炎筒を密閉して収納する筒状の発炎筒携行容器であって、容器側壁に溝を備えることを特徴とする発炎筒携行容器である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
発炎筒を密閉して収納する筒状の発炎筒携行容器であって、容器側壁に溝を備えることを特徴とする発炎筒携行容器。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記溝に力を加えることで、前記容器側壁が割れ、発炎筒が取り出し可能となる請求項1記載の発炎筒携行容器。
【請求項3】
前記溝が、容器側壁の周方向に延在するものである請求項1記載の発炎筒携行容器。
【請求項4】
発炎筒を収納する発炎筒収納部と、内部空間とを備える請求項1記載の発炎筒携行容器。
【請求項5】
前記内部空間に、蛍光塗料又は乾燥材を収納する請求項4記載の発炎筒携行容器。
【請求項6】
容器側壁と蓋とを備え、前記容器側壁と前記蓋との接触面がプラズマ処理を施されたものである請求項1記載の発炎筒携行容器。
【請求項7】
前記蛍光塗料がフルオレセインである請求項5記載の発炎筒携行容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発炎筒携行容器に関し、詳しくは、容器側壁に溝を備える発炎筒携行容器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
アウトドアでの行動時、不確定の要素で危険が発生する。釣り人などのマリンスポーツの愛好者が海、河、湖等の水域で転落事故や漂流事故に遭ったとき、事故発生と発生場所を他者に知らせるための救難信号を発信する事が必要となる。特に遭難においては、いち早く他者へ遭難者の位置を知らせ救援する事が、生存率を高める上で必要である。
【0003】
救援方式として、近年では、GPSを用いた救難信号発信装置が市販されている。
現在市販されているGPSを用いた救難信号は非常に高価であり、自己の所在を第三者に伝える手段として高価な専用装置を携帯するという方式は現実的ではない。また、市販されるGPSを用いた救難信号発生装置は、日本の電波法により使用エリアが海上に限定された装置が多く、同様の使用目的であっても陸や空など他エリアでの使用が法律によって認められていない。日本の電波法において特定小電力無線(周波920Mhz帯出力20mW以下の周波数帯)であればエリアの制限なく誰にでも使用可能なGPSを用いた救難信号発信装置の実現が期待されている。しかし、上記周波数帯において遠距離での通信を可能とする技術は非常に難しく、一般に普及するに至っていない。また、GPSを用いた救難信号発信装置の稼働時間は16時間から25時間であるが、低温環境下における稼働時間はアルカリ乾電池の場合7割減少、ニッケル水素電池の場合3割減少するため、遭難時の環境によっては適していない。
【0004】
携帯電話が普及する今日で言えば、アウトドア等の災害時にも身の安全や所在は携帯電話の通話やGPS位置情報などの通信機能によって伝達が可能である。しかし、遭難の危険性がある海上や山間部では、携帯電話の電波を十分に、または全く受送信することできない。また、携帯電話等の携帯端末が水没などによって破損した場合には、事故の所在を知らせる手段が失われる。
【0005】
比較的安価な救難信号発生装置の1つとして、発煙筒が市販されている。発煙筒は、火薬の燃焼によって生じる煙を視覚信号として発信する救難信号発信装置であり、容器本体内部に、発煙薬のほか、発煙薬を加熱するための加熱薬及び点火薬などの火薬を含んでいるのが一般的であり、点火の際には火薬と他の物とを摩擦させて着火する必要がある。着火部が吸湿している場合、着火ができないことから水上や降水時の使用が不可能である。そのため、発煙筒は多湿及び浸水する環境を避けて保管する必要がある(特許文献1参照)
【0006】
そのため、発炎筒を密封し、水分から守りながら携行可能とする発炎筒の携行容器が求められている。さらに、発炎筒携行容器には、非常時に発煙筒を容易に取り出すことのできることが求められている。これは、遭難という非常事態に遭遇することにより気が動転している遭難者においては、複数の操作を手順よく実施するのは困難であるため、単純動作で発炎筒を取り出し、救難信号を発信することができるようにする必要があるためである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2017-208010号公報
【発明の概要】
【発明の概要】
解決しようとする課題
【0008】
そこで、本発明は、気密性や止水性を保ちながら発炎筒を携行可能とし、非常時に発煙筒を単純動作で容易に取り出すことのできる発炎筒携行容器を提供することを目的とする。
【発明の概要】
課題を解決する為の手段
【0009】
本発明者は上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、発炎筒携行容器の容器側壁に溝を設けることで上記課題を解決可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
すなわち、本発明は以下の[1]~[7]である。
[1]発炎筒を密閉して収納する筒状の発炎筒携行容器であって、容器側壁に溝を備えることを特徴とする発炎筒携行容器。
[2]前記溝に力を加えることで、前記容器側壁が割れ、発炎筒が取り出し可能となる[1]の発炎筒携行容器。
[3]前記溝が、容器側壁の周方向に延在するものである[1]の発炎筒携行容器。
[4]発炎筒を収納する発炎筒収納部と、内部空間とを備える[1]の発炎筒携行容器。
[5]前記内部空間に、蛍光塗料又は乾燥材を収納する[4]の発炎筒携行容器。
[6]容器側壁と蓋とを備え、前記容器側壁と前記蓋との接触面がプラズマ処理を施されたものである[1]の発炎筒携行容器。
[7]前記蛍光塗料がフルオレセインである[5]の発炎筒携行容器。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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