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公開番号2025017728
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023120918
出願日2023-07-25
発明の名称画像形成装置
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G03G 21/14 20060101AFI20250130BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】本発明は、厚紙が定着部に突入する際に生じる転写ずれを抑制することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】本発明の画像形成装置は、用紙にトナー像を転写するように設けられた転写部と、トナー像を用紙に定着させるように設けられた定着部と、用紙の搬送を制御するように設けられた制御部とを備え、定着部は、加熱ローラーと、加圧ローラーと、加熱ローラー及び加圧ローラーを回転させるように設けられたモータとを備え、かつ、加熱ローラーと加圧ローラーとの間の定着ニップを用紙が通過するように設けられ、制御部は、定着部のおける用紙搬送速度を転写部における転写時の用紙搬送速度よりも速くした後に、定着ニップへ用紙の先端が突入するタイミングで定着部における用紙搬送速度を転写部における転写時の用紙搬送速度と実質的に同じ速度又はそれよりも遅い速度まで段階的に減速するようにモータへ制御信号を送るように設けられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
用紙にトナー像を転写するように設けられた転写部と、トナー像を用紙に定着させるように設けられた定着部と、用紙の搬送を制御するように設けられた制御部とを備え、
前記定着部は、加熱ローラーと、加圧ローラーと、前記加熱ローラー及び前記加圧ローラーを回転させるように設けられたモータとを備え、かつ、前記加熱ローラーと前記加圧ローラーとの間の定着ニップを用紙が通過するように設けられ、
前記制御部は、前記定着部のおける用紙搬送速度を前記転写部における転写時の用紙搬送速度よりも速くした後に、前記定着ニップへ用紙の先端が突入するタイミングで前記定着部における用紙搬送速度を前記転写部における転写時の用紙搬送速度と実質的に同じ速度又はそれよりも遅い速度まで段階的に減速するように前記モータへ制御信号を送るように設けられたことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記定着部における用紙搬送速度を段階的に減速している途中で用紙の先端を前記定着ニップに突入させるように設けられた請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、用紙の先端が前記定着ニップに突入した後に前記定着部における用紙搬送速度を前記転写部における転写時の用紙搬送速度よりも遅い速度まで段階的に減速し、その後前記定着部における用紙搬送速度を前記転写部における転写時の用紙搬送速度と実質的に同じ速度まで段階的に増速するように前記モータへ制御信号を送るように設けられた請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記定着部における用紙搬送速度を段階的に増速している途中で用紙の先端が前記定着ニップを抜けるように設けられた請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、搬送する用紙が厚紙か否かを判定するように設けられ、かつ、搬送する用紙が厚紙であると判定した場合に、用紙の先端が前記定着ニップへ突入する前に前記定着部のおける用紙搬送速度を前記転写部における転写時の用紙搬送速度よりも速くするように前記モータへ制御信号を送るように設けられた請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、搬送する用紙の紙厚を判定するように設けられ、かつ、搬送する用紙の紙厚が厚くなるほど、用紙の先端が前記定着ニップへ突入する前における前記定着部における用紙搬送速度を速くするように前記モータへ制御信号を送るように設けられた請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、搬送する用紙の紙厚を判定するように設けられ、かつ、搬送する用紙の紙厚が厚くなるほど、用紙の先端が前記定着ニップへ突入した後における減速後の前記定着部における用紙搬送速度を遅くするように前記モータへ制御信号を送るように設けられた請求項3に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置を用いて厚紙に印刷を行うときに印刷画像に衝撃ムラが現れることが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、中間転写ベルトと感光体ドラムの密着度合いが変化した場合であっても、速度変動を打ち消すフィードフォワード制御時の操作量を適切な値に調整することにより、厚紙通紙時の衝撃ムラ(一次転写ズレ、露光ムラ)を継続的に抑制することができることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-086706号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来技術では、厚紙の定着部への突入タイミングがばらついた場合には対応できない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、厚紙が定着部に突入する際に生じる転写ずれを抑制することができる画像形成装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、用紙にトナー像を転写するように設けられた転写部と、トナー像を用紙に定着させるように設けられた定着部と、用紙の搬送を制御するように設けられた制御部とを備え、前記定着部は、加熱ローラーと、加圧ローラーと、前記加熱ローラー及び前記加圧ローラーを回転させるように設けられたモータとを備え、かつ、前記加熱ローラーと前記加圧ローラーとの間の定着ニップを用紙が通過するように設けられ、前記制御部は、前記定着部のおける用紙搬送速度を前記転写部における転写時の用紙搬送速度よりも速くした後に、前記定着ニップへ用紙の先端が突入するタイミングで前記定着部における用紙搬送速度を前記転写部における転写時の用紙搬送速度と実質的に同じ速度又はそれよりも遅い速度まで段階的に減速するように前記モータへ制御信号を送るように設けられたことを特徴とする画像形成装置を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、加熱ローラー及び加圧ローラーを回転させるように設けられたモータへの電力供給を調整することにより、定着ニップへ厚紙が突入する際に生じる転写ずれを抑制することができる。また、用紙の先端が定着ニップに突入するタイミングで定着部における用紙搬送速度を段階的に減速するように前記モータへ制御信号を送ることにより、用紙の先端が定着ニップに突入するタイミングがばらついたとしても転写ずれを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態の画像形成装置の構成を示す概略図である。
図1の破線で囲んだ範囲Aの拡大図である。
定着部用モータへ動作指令を与える制御信号のクロック周波数の変化を示したグラフである。
定着部用モータへ動作指令を与える制御信号のクロック周波数の変化の測定結果と、定着部用モータの回転速度の変化の測定結果とを示したグラフである。
定着部用モータへ動作指令を与える制御信号のクロック周波数の変化の測定結果と、定着部用モータの回転速度の変化の測定結果とを示したグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の画像形成装置は、用紙にトナー像を転写するように設けられた転写部と、トナー像を用紙に定着させるように設けられた定着部と、用紙の搬送を制御するように設けられた制御部とを備え、前記定着部は、加熱ローラーと、加圧ローラーと、前記加熱ローラー及び前記加圧ローラーを回転させるように設けられたモータとを備え、かつ、前記加熱ローラーと前記加圧ローラーとの間の定着ニップを用紙が通過するように設けられ、前記制御部は、前記定着部のおける用紙搬送速度を前記転写部における転写時の用紙搬送速度よりも速くした後に、前記定着ニップへ用紙の先端が突入するタイミングで前記定着部における用紙搬送速度を前記転写部における転写時の用紙搬送速度と実質的に同じ速度又はそれよりも遅い速度まで段階的に減速するように前記モータへ制御信号を送るように設けられたことを特徴とする。
【0009】
前記制御部は、前記定着部における用紙搬送速度を段階的に減速している途中で用紙の先端を前記定着ニップに突入させるように設けられたことが好ましい。
前記制御部は、用紙の先端が前記定着ニップに突入した後に前記定着部における用紙搬送速度を前記転写部における転写時の用紙搬送速度よりも遅い速度まで段階的に減速し、その後前記定着部における用紙搬送速度を前記転写部における転写時の用紙搬送速度と実質的に同じ速度まで段階的に増速するように前記モータへ制御信号を送るように設けられたことが好ましい。
【0010】
前記制御部は、前記定着部における用紙搬送速度を段階的に増速している途中で用紙の先端が定着ニップを抜けるように設けられたことが好ましい。
前記制御部は、搬送する用紙が厚紙か否かを判定するように設けられ、かつ、搬送する用紙が厚紙であると判定した場合に、用紙の先端が前記定着ニップへ突入する前に前記定着部のおける用紙搬送速度を前記転写部における転写時の用紙搬送速度よりも速くするように前記モータへ制御信号を送るように設けられたことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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