TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024162857
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023078795
出願日2023-05-11
発明の名称画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/00 20060101AFI20241114BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】トナーパターンの形成時に用いられるスクリーン線数とは異なる別のスクリーン線数を用いてトナー画像を形成するときでも、主走査方向の濃度ムラを十分に低減させる。
【解決手段】画像データに基づいてトナー画像を形成する画像形成部1と、画像形成部により形成されるトナーパターンの主走査方向の濃度ムラを検出する濃度ムラ検出部51と、濃度ムラ検出部が検出する濃度ムラから算出される補正量に基づいて、濃度ムラが低減されるように画像形成部の画像形成条件を補正する補正部206と、を備える画像形成装置であって、画像形成部は、選択されるスクリーン線数を用いてトナー画像を形成し、補正部は、トナーパターンの形成時に用いられるスクリーン線数とは異なる別のスクリーン線数を用いてトナー画像を形成するとき、当該別のスクリーン線数に対応する修正量により補正量を修正する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
画像データに基づいてトナー画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により形成されるトナーパターンの主走査方向の濃度ムラを検出する濃度ムラ検出部と、
前記濃度ムラ検出部が検出する濃度ムラから算出される補正量に基づいて、該濃度ムラが低減されるように前記画像形成部の画像形成条件を補正する補正部と、を備える画像形成装置であって、
前記画像形成部は、選択されるスクリーン線数を用いてトナー画像を形成し、
前記補正部は、前記トナーパターンの形成時に用いられるスクリーン線数とは異なる別のスクリーン線数を用いてトナー画像を形成するとき、該別のスクリーン線数に対応する修正量により前記補正量を修正することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
請求項1に記載の画像形成装置において、
前記補正部は、主走査方向位置が互いに異なる複数の主走査方向エリアごとに前記補正量をそれぞれ算出し、算出した各補正量に基づいて前記画像形成条件を補正するとともに、前記別のスクリーン線数を用いてトナー画像を形成するとき、該別のスクリーン線数に対応する修正量により前記各補正量を修正することを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項2に記載の画像形成装置において、
前記濃度ムラ検出部は、前記複数の主走査方向エリアごとの画像濃度の検知結果と基準濃度との差分である前記複数の主走査方向エリアごとの濃度偏差を、前記濃度ムラとして検出し、
前記補正部は、前記複数の主走査方向エリアごとの濃度偏差から、前記複数の主走査方向エリアごとの前記各補正量を算出することを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項3に記載の画像形成装置において、
前記補正部は、前記複数の主走査方向エリアごとの濃度偏差と前記複数の主走査方向エリアごとの階調感度から、前記複数の主走査方向エリアごとの前記各補正量を算出することを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記補正部は、互いに異なる複数の入力階調に対応する補正量の中から、前記画像データから得られる入力階調に対応する補正量を選択して、前記画像形成条件を補正することを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記濃度ムラ検出部は、記録媒体上に形成された前記トナーパターンにおける主走査方向位置が互いに異なる複数の主走査方向エリアごとの画像濃度の検知結果に基づいて、前記濃度ムラを検出することを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像データに基づいてトナー画像を形成する画像形成部と、画像形成部により形成されるトナーパターンの主走査方向の濃度ムラを検出する濃度ムラ検出部と、検出された濃度ムラから算出される補正量に基づいて濃度ムラが低減されるように画像形成部の画像形成条件を補正する補正部と、を備える画像形成装置が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、プリンタ部(画像形成部)によって印刷された測定用チャート(トナーパターン)を濃度センサによって検知し、主走査方向における濃度ムラを検出する画像形成装置が開示されている。この画像形成装置では、検出された濃度ムラから補正量を決定し、画像形成時には入力画像信号(画像データ)を補正量により補正することにより、主走査方向の濃度ムラを低減する。
【0004】
前記測定用チャートは、階調レベルの異なる複数の帯画像(主走査方向に延びる帯画像)を副走査方向に並列に配置したものである。この測定用チャートを濃度センサで検知することで、階調レベルごとの主走査方向濃度ムラとして、主走査方向の各位置における階調レベルごとの濃度差ΔDが検出される。画像形成時には、主走査方向の各位置における階調レベルごとの濃度差ΔDに、階調レベルごとの変換係数Nを乗算することで、入力画像信号の補正量が決定される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の画像形成装置では、主走査方向の濃度ムラが残る場合があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明は、画像データに基づいてトナー画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成されるトナーパターンの主走査方向の濃度ムラを検出する濃度ムラ検出部と、前記濃度ムラ検出部が検出する濃度ムラから算出される補正量に基づいて、該濃度ムラが低減されるように前記画像形成部の画像形成条件を補正する補正部と、を備える画像形成装置であって、前記画像形成部は、選択されるスクリーン線数を用いてトナー画像を形成し、前記補正部は、前記トナーパターンの形成時に用いられるスクリーン線数とは異なる別のスクリーン線数を用いてトナー画像を形成するとき、該別のスクリーン線数に対応する修正量により前記補正量を修正することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、トナーパターンの形成時に用いられるスクリーン線数とは異なる別のスクリーン線数を用いてトナー画像を形成するときでも、主走査方向の濃度ムラを十分に低減させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。
同プリンタにおける濃度センサの斜視図。
同濃度センサが有する画像素子の概略構成を示す説明図。
同濃度センサの主走査方向に垂直な断面における説明図。
実施形態における主走査方向の濃度調整制御の制御ブロック図。
階調補正テーブルの一例を示す図。
実施形態における主走査方向の濃度調整制御のフロー図。
実施形態における階調補正の一例を示す説明図。
画像データ補正用の帯状パターンの一例を示す図。
互いに異なる3つのスクリーン線数を用いて所定階調の帯状パターンを形成した場合における主走査方向エリアごとの濃度偏差ΔIDを示したグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式によって画像を形成するプリンタの実施形態について説明する。まず、実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。
【0010】
図1は、実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。このプリンタは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像を形成するための4つのプロセスユニット2Y,2M,2C,2Kを備えている。また、このプリンタは、給紙路30、転写前搬送路31、手差し給紙路32、手差しトレイ33、レジストローラ対34、搬送ベルトユニット35を備えている。さらに、このプリンタは、定着装置40、搬送切替装置50、排紙ローラ対52、排紙トレイ53、第1給紙カセット101、第2給紙カセット102、再送装置等も備えている。また、2つの光書込ユニット1YM,1CKも備えている。なお、プロセスユニット2Y,2M,2C,2Kは、潜像担持体たるドラム状の感光体3Y,3M,3C,3Kを有している。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社リコー
多関節ロボット
2日前
株式会社リコー
後処理装置、及び、画像形成システム
2日前
株式会社リコー
画像形成装置、方法およびプログラム
2日前
株式会社リコー
測距システム、測距方法およびプログラム
2日前
株式会社リコー
クリーニング装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
2日前
株式会社リコー
情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
2日前
株式会社リコー
レーザ照射装置、レーザ照射方法、レーザ照射システム及び被加工物
2日前
株式会社リコー
情報処理システム、サーバおよびプログラム
2日前
株式会社リコー
電子機器、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
2日前
個人
スクリーン
2か月前
個人
監視用カメラ
1か月前
株式会社リコー
撮影装置
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社イノン
接写補助装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
24日前
株式会社リコー
画像投射装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
23日前
キヤノン株式会社
トナー
23日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
トヨタ自動車株式会社
撮像方法
2日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
続きを見る