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公開番号
2024171480
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023088509
出願日
2023-05-30
発明の名称
画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
G03G
15/16 20060101AFI20241205BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】中間転写体や像担持体を長寿命化しつつ、最適な一次転写電圧を低コストに求めることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置100は、複数色のトナー像を担持する複数の像担持体1a、1b、1c、1dと、複数の像担持体から一次転写されたトナー像を転写材に二次転写する中間転写体3と、像担持体と中間転写体3の外周面とが接触する一次転写部で像担持体から中間転写体にトナー像を一次転写する複数の一次転写部材11a、11b、11c、11dと、一次転写部材に電圧を印加する一次転写電源27BK,29FCと、所定の電圧の印加時に一次転写部材に流れる電流を検知する検知部28と、検知電流値Xに基づき一次転写電圧を決定する制御部30とを備える。検知部は一色の像担持体1aに対応する一次転写部材11aにのみ接続され、制御部30は検知電流値Xに基づき全色に対応する一次転写部材の一次転写電圧値を決定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数色のトナー像を担持する複数の像担持体と、
前記複数の像担持体から一次転写されたトナー像を転写材に二次転写する移動可能な中間転写体と、
前記像担持体と前記中間転写体の外周面とが接触する一次転写部で前記像担持体から前記中間転写体にトナー像を一次転写させる複数の一次転写部材と、
前記一次転写部材に電圧を印加する一次転写電源と、
所定の電圧を前記一次転写部材に印加した際に前記一次転写部材に流れる電流を検知する一次転写電流検知部と、
前記一次転写電流検知部によって検知した電流値に基づき一次転写電圧を決定する制御部と、を備える画像形成装置において、
前記一次転写電流検知部は、全色の前記像担持体のうち一色の前記像担持体に対応する前記一次転写部材にのみ接続され、前記制御部は、前記検知した電流値に基づいて全色に対応する前記一次転写部材の一次転写電圧値を決定する、ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記一次転写電源は複数設けられ、そのうちの一つはブラックトナー像用の前記像担持体に対応する前記一次転写部材に接続され、前記一次転写電流検知部もブラックトナー像用の前記像担持体に対応する前記一次転写部材に接続される、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記一次転写電圧値は、前記検知した電流値の大きさに対応する複数の固定値から決定される、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記一次転写電圧値は、前記検知した電流値を変数とする変換式により決定される、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記一次転写電圧値のための前記変換式が、前記検知した電流値を独立変数とする二次関数である、ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記一次転写電圧値をY[V]、前記検知した電流値をX[μA]として、
前記二次関数は、Y=A1*X
2
+B1*X+C(A1≠0)である、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記一次転写電圧値は、前記検知した電流値の大きさに応じる、前記検知した電流値を変数とする複数の変換式により決定される、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記一次転写電圧値をY[V]、前記検知した電流値をX[μA]として、
前記複数の変換式は、
X<αの場合、Y=A2*X
2
+B2*X+C2、
X≧αの場合、Y=D2*X+E2であり、
α>0、A2≠0、D2≠0である、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記像担持体と前記中間転写体の接触領域と、前記一次転写部材と前記中間転写体の接触領域が前記中間転写体の移動方向に関して重ならないように、前記一次転写部材は前記中間転写体の内周面に接触する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、転写部材に印可される転写バイアスを制御可能な画像形成装置及び方法として、記録媒体が転写部に無いときに転写ローラなどの転写部材に印加される転写バイアスの電圧値を検出し、その検出結果に基づいて記録媒体が転写部を通るときの転写バイアスの制御目標値を決定するものが知られている。
【0003】
例えば特許文献1には、用紙が転写部へ通紙していない時に転写部位の抵抗を検知し、その抵抗検出結果に基づいて直接トナー像を用紙に転写する時の転写部材に印可する転写バイアスを決定することが開示されている。これにより、転写材を介した状態と転写材を介さない状態で、像担持体の転写後電位が等しくなるように転写バイアスを制御し、濃度が均一な高画質の画像を得ることができる。
【0004】
しかし、抵抗値が変動しやすい転写部材を使用するために転写部材のコストが高いという問題点があった。また、転写部材の抵抗値が変動するため、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色に対して転写部材の抵抗を検知しなければならず、よって4つの抵抗検知手段を用いなければ最適な転写バイアスを求めることができず、これも装置の高コスト化をもたらしていた。
【0005】
特許文献2では、複数のトナー像を被転写体上に重ね合わせて画像を形成する場合でも、転写部材の抵抗に基づいて転写バイアスの制御目標値を適切に決定し、被転写体から像担持体への逆転写のない良好な画像を形成できる画像形成装置が提供されている。
【0006】
しかし、経時変化や環境変化により転写部材の抵抗値が上昇するため、経時にわたって、また環境が変わるたびに転写バイアスの目標値を変えるための制御が必要で、そのたびに中間転写装置や像担持体を駆動させなければならず、ユニット寿命が縮まるという問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで本発明は、中間転写体や像担持体を長寿命化しつつ、最適な一次転写電圧を低コストに求めることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この課題は、複数色のトナー像を担持する複数の像担持体と、前記複数の像担持体から一次転写されたトナー像を転写材に二次転写する移動可能な中間転写体と、前記像担持体と前記中間転写体の外周面とが接触する一次転写部で前記像担持体から前記中間転写体にトナー像を一次転写させる複数の一次転写部材と、前記一次転写部材に電圧を印加する一次転写電源と、所定の電圧を前記一次転写部材に印加した際に前記一次転写部材に流れる電流を検知する一次転写電流検知部と、前記一次転写電流検知部によって検知した電流値に基づき一次転写電圧を決定する制御部と、を備える画像形成装置において、前記一次転写電流検知部は、全色の前記像担持体のうち一色の前記像担持体に対応する前記一次転写部材にのみ接続され、前記制御部は、前記検知した電流値に基づいて全色に対応する前記一次転写部材の一次転写電圧値を決定する、ことを特徴とする画像形成装置によって解決される。
【発明の効果】
【0009】
中間転写体や像担持体を長寿命化しつつ、最適な一次転写電圧を低コストに求めることができる画像形成装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
プリンタとして構成された画像形成装置100の一例を示す概略構成図である。
一次転写電圧と転写率の関係を示すグラフである。
中間転写ベルト抵抗値と検知電流の関係を示すグラフである。
検知電流値Xと一次転写バイアスYの関係を示す図である。
検知電流値Xと一次転写バイアスYの変換式を示す図である。
検知電流値Xと一次転写バイアスYの別な変換式を示す図である。
本発明の実施形態に従う一次転写電圧の決定方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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