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10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025053896
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023163003
出願日2023-09-26
発明の名称画像形成装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250331BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】印刷不可能範囲を有する連続記録媒体に対し高品質な印刷処理を行い得るようにする。
【解決手段】画像形成装置1は、連続記録媒体Pを使用して濃度・位置調整処理を行う場合、連続記録媒体Pのラベル長LB及びラベル隙間長LGに応じて、調整パターンTの配置を適切に割り当てた適合調整画像データを生成し、これに基づいたトナー画像を形成する。このため画像形成装置1は、適合調整画像データに基づいたトナー画像を中間転写ベルト26に形成し読取部28によって読み取ることにより、トナー画像の濃度や位置を適切に調整できる。そのうえ画像形成装置1は、適合調整画像データに基づいた各調整パターンTを、連続記録媒体PにおけるラベルPBの範囲内に転写させることができ、定着部35に対するトナーの付着や汚損を未然に防止できる。
【選択図】図5


特許請求の範囲【請求項1】
搬送方向に関し印刷可能な印刷可能範囲が複数形成されると共に当該印刷可能範囲同士の間に実施的に印刷不可能な印刷不可能範囲がそれぞれ形成された連続記録媒体を用いて画像の形成が可能な画像形成装置であって、
前記連続記録媒体を前記搬送方向に搬送する搬送部と、
前記連続記録媒体における前記印刷可能範囲に関する情報である媒体情報を取得する媒体情報取得部と、
複数の調整パターンを含む調整画像が記憶された記憶部と、
前記媒体情報を基に、前記調整画像におけるそれぞれの前記調整パターンを前記印刷可能範囲にそれぞれ収めるよう、前記連続記録媒体に対し前記調整パターンをそれぞれ割り当てる位置を決定する割当決定部と、
前記搬送部により搬送された前記連続記録媒体の前記印刷可能範囲内における前記割り当てられた位置と対応するように、前記調整パターンの前記画像をそれぞれ形成する画像形成部と、
前記画像形成部を用いて形成した前記調整パターンを読み取る読取部と、
前記読取部による前記調整パターンの読取結果を基に、前記画像形成部を調整する制御部と
を具えることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記調整画像は、前記搬送方向に関し前記調整パターン同士の間に空白領域が形成され、
前記割当決定部は、前記連続記録媒体上における前記搬送方向に関する前記調整パターン同士の間隔が、前記空白領域の長さである空白長さ以上となるよう、当該連続記録媒体に対しそれぞれの当該調整パターンを割り当てる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記割当決定部は、前記連続記録媒体における前記搬送方向に関し、前記印刷可能範囲内において、前記調整パターン及び前記空白領域を同数ずつ配置した際に生じた残り部分が当該調整パターンの長さに満たない場合、次の前記印刷可能範囲の先頭部分に次の前記調整パターンを配置する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記割当決定部は、前記連続記録媒体における前記搬送方向に関し、前記印刷可能範囲内において、前記調整パターン及び前記空白領域を同数ずつ割り当てた際に生じた残り部分が当該調整パターンの長さに満たない場合、当該印刷可能範囲の先頭側に、当該残り部分の長さでなる前記空白領域を空けて先頭側の前記調整パターンを割り当てる
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記媒体情報取得部は、前記連続記録媒体における前記印刷可能範囲に加えて前記印刷不可能範囲に関する情報を取得し、
前記割当決定部は、前記連続記録媒体における前記搬送方向に関し、互いに異なる前記印刷可能範囲にそれぞれ割り当てられる前記調整パターン同士の間隔が、前記印刷不可能範囲を含めて前記空白長さ以上となるよう、当該連続記録媒体に対するそれぞれの当該調整パターンを割り当てる
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、複数の前記調整パターンの1個である第1調整パターンが、前記連続記録媒体において前記搬送方向と直交する幅方向に関し印刷可能な幅方向印刷可能範囲に収まらない場合、前記画像形成部を調整する処理を行う頻度を低下させる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第1調整パターンは、前記調整画像において前記搬送方向に関し最も先頭に位置する前記調整パターンである
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記調整画像は、それぞれの濃度が異なる複数種類の前記調整パターンを含み、
前記第1調整パターンは、前記調整画像において濃度が最も高い前記調整パターンである
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記調整画像は、それぞれの濃度が異なる複数種類の前記調整パターンを含み、
前記割当決定部は、1個の前記印刷可能範囲内に2個以上の前記調整パターンを配置する場合、濃度が高い方の当該調整パターンを、前記搬送方向に関する当該印刷可能範囲の中央により近い位置に割り当てる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記調整パターンの読取結果を基に、前記画像形成部により形成する前記画像の濃度を調整するよう制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置に関し、例えば電子写真方式により記録媒体に画像を形成するものに適用して好適なものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子写真式の画像形成装置では、例えば所定の上位装置から供給される印刷ジョブを基に印刷データを生成する制御部、記録媒体としての用紙を搬送する搬送部、印刷データに基づいたトナー画像を形成する画像形成部、トナー画像を用紙に定着させる定着部等を有するものが広く普及している。また画像形成装置としては、画像形成部により形成されたトナー画像を中間転写ベルトに転写し、該トナー画像を該中間転写ベルトから用紙に転写させる、中間転写方式と呼ばれる構成のものも広く普及している。
【0003】
この画像形成装置では、例えば周囲の温度や湿度、或いは各種部品のばらつき等により、用紙に印刷される画像の濃度や位置等が適切な値や範囲から外れる場合がある。そこで画像形成装置として、例えば中間転写ベルトにおける幅方向(主走査方向)に関する記録媒体の範囲外に所定の調整パターン(濃度検出画像)を形成するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この画像形成装置では、反射光光センサ等でなる読取部により中間転写ベルトから調整パターンを読み取り、読み取った結果を基に、画像形成部により形成する画像の濃度等を適切に調整し、高品質な印刷処理を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-227336号公報(図11等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで画像形成装置では、いわゆる業務用として構成される場合、その用途や目的に応じて様々に構成される。例えば画像形成装置は、ロール状に巻回された長尺のダイカットラベル紙、すなわち長尺の剥離紙でなる台紙の長手方向に沿って、裏面に粘着剤が付着されたシール状のラベルが複数並べて貼り付けられた記録媒体(以下これを連続記録媒体とも呼ぶ)に対応するように構成される場合がある。このうち台紙は、ラベルを容易に剥離させ得るよう、表面が所定の樹脂等によりコーティングされているため、定着部によるトナー画像の定着が難しい。
【0006】
また画像形成装置では、小型化等の要請により、中間転写ベルトの幅方向に関する記録媒体の範囲外に、調整パターンを形成し得るような十分な領域を確保できない場合がある。このとき画像形成装置では、中間転写ベルトにおける幅方向に関する記録媒体の範囲内に調整パターンを印刷し、これを読取部によって読み取ることにより画像の濃度等を調整することが考えられる。
【0007】
しかし、上述したダイカットラベル紙には、搬送方向に関しラベル同士の間に所定の隙間が設けられる場合がある。そうすると画像形成装置では、このダイカットラベル紙に印刷した調整パターンの少なくとも一部が隙間に(すなわち台紙上に)形成された場合、当該台紙上に形成されたトナーを定着部において定着させることができず、当該トナーにより定着部等を汚損させる恐れがある。以下では、ダイカットラベル紙の搬送方向に関し、ラベルが貼り付けられており印刷が可能な範囲を印刷可能範囲と呼び、隙間が形成されており実質的に印刷が不可能な範囲を印刷不可能範囲と呼ぶ。
【0008】
このようなダイカットラベル紙を使用する場合、画像形成装置では、印刷不可能範囲において調整パターンのトナーが適切に定着されずに定着部等を汚損させ、さらには後に搬送されるラベル紙を当該定着部によって汚損させる可能性もあり、印刷品質の低下を招く恐れや保守作業を必要とすることがある、という問題があった。
【0009】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、印刷不可能範囲を有する連続記録媒体に対し高品質な印刷処理を行い得る画像形成装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
かかる課題を解決するため本発明の画像形成装置においては、搬送方向に関し印刷が可能な印刷可能範囲が複数形成されると共に当該印刷可能範囲同士の間に実質的に印刷が不可能な印刷不可能範囲がそれぞれ形成された連続記録媒体を用いて画像の形成が可能な画像形成装置であって、連続記録媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、連続記録媒体における印刷可能範囲に関する情報である媒体情報を取得する媒体情報取得部と、複数の調整パターンを含む調整画像が記憶された記憶部と、媒体情報を基に、調整画像におけるそれぞれの調整パターンを印刷可能範囲にそれぞれ収めるよう、連続記録媒体に対し調整パターンをそれぞれ割り当てる位置を決定する割当決定部と、搬送部により搬送された連続記録媒体の印刷可能範囲内における割り当てられた位置と対応するように、調整パターンの画像をそれぞれ形成する画像形成部と、画像形成部を用いて形成した調整パターンを読み取る読取部と、読取部による調整パターンの読取結果を基に、画像形成部を調整する制御部とを設けるようにした。
(【0011】以降は省略されています)

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