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公開番号2025147274
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-07
出願番号2024047472
出願日2024-03-25
発明の名称媒体取扱ユニット、及び、媒体取扱装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人,個人,弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類G07D 11/14 20190101AFI20250930BHJP(チェック装置)
要約【課題】排出口への異物の侵入をより一層防止する。
【解決手段】媒体取扱ユニット107は、シート状媒体を搬送する媒体搬送路11と、媒体搬送路を介して対向して配置された第1ガイド部14及び第2ガイド部15と、を備えている。媒体搬送路は、シート状媒体を排出方向に排出する排出口12を一端に有している。第1ガイド部及び第2ガイド部の排出方向面13outには、排出口の長手方向でかつ排出方向の直交方向である搬送直交方向において、側面視形状で一部分が切り欠かれた切欠き30が形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
シート状媒体を搬送する媒体搬送路と、
前記媒体搬送路を介して対向して配置された第1ガイド部及び第2ガイド部と、を備え、
前記媒体搬送路は、前記シート状媒体を排出方向に排出する排出口を一端に有しており、
前記第1ガイド部及び前記第2ガイド部の排出方向面には、前記排出口の長手方向でかつ前記排出方向の直交方向である搬送直交方向において、側面視形状で一部分が切り欠かれた切欠きが形成されている、
媒体取扱ユニット。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記切欠きは、前記シート状媒体の幅よりも内側の位置に形成されている、
請求項1に記載の媒体取扱ユニット。
【請求項3】
前記排出口の内部に突出するように、前記排出口の長手方向と直交して前記第1ガイド部の排出方向面に設けられた第1リブ部と、
前記排出口の内部に突出するように、前記排出口の長手方向と直交して前記第2ガイド部の排出方向面に設けられた第2リブ部と、を有し、
前記切欠きは、前記第1リブ部及び前記第2リブ部の排出方向面に形成されている、
請求項1に記載の媒体取扱ユニット。
【請求項4】
前記排出口の外部に突出するように、前記排出口の長手方向と直交して前記第1ガイド部の排出方向面に設けられた第3リブ部と、
前記排出口の外部に突出するように、前記排出口の長手方向と直交して前記第2ガイド部の排出方向面に設けられた第4リブ部と、を有し、
前記切欠きは、前記第3リブ部及び前記第4リブ部の排出方向面に形成されている、
請求項1に記載の媒体取扱ユニット。
【請求項5】
前記排出口の内部に突出するように、前記排出口の長手方向と直交して前記第1ガイド部の排出方向面に設けられた第1リブ部と、
前記排出口の内部に突出するように、前記排出口の長手方向と直交して前記第2ガイド部の排出方向面に設けられた第2リブ部と、
前記排出口の外部に突出するように、前記排出口の長手方向と直交して前記第1ガイド部の排出方向面に設けられた第3リブ部と、
前記排出口の外部に突出するように、前記排出口の長手方向と直交して前記第2ガイド部の排出方向面に設けられた第4リブ部と、を有し、
前記切欠きは、前記第1リブ部及び前記第2リブ部の排出方向面と、前記第3リブ部及び前記第4リブ部の排出方向面と、に形成されている、
請求項1に記載の媒体取扱ユニット。
【請求項6】
切欠きを有するリブを複数備え、
複数のリブに設けられたそれぞれの切欠きは、前記排出口の長手方向と平行になるように配置されている、
請求項1に記載の媒体取扱ユニット。
【請求項7】
前記第1リブ部及び前記第2リブ部の先端部の排出方向の位置は、前記第3リブ部及び前記第4リブ部の先端部の排出方向の位置と面一となるよう設定されており、
前記第1リブ部の先端部は、下向きの尖端状の形状を呈しており、
前記第2リブ部の先端部は、上向きの尖端状の形状を呈している、
請求項5に記載の媒体取扱ユニット。
【請求項8】
前記排出口の内部に突出するように、前記排出口の長手方向と直交して前記第1ガイド部の排出方向面に設けられた第1リブ部と、
前記排出口の内部に突出するように、前記排出口の長手方向と直交して前記第2ガイド部の排出方向面に設けられた第2リブ部と、
前記排出口の外部に突出するように、前記排出口の長手方向と直交して前記第1ガイド部の排出方向面に設けられた第3リブ部と、
前記排出口の外部に突出するように、前記排出口の長手方向と直交して前記第2ガイド部の排出方向面に設けられた第4リブ部と、を有し、
前記第1リブ部及び前記第2リブ部の先端部の排出方向の位置は、前記第3リブ部及び前記第4リブ部の先端部の排出方向の位置よりも排出方向側に設定されており、
前記切欠きは、前記第1リブ部及び前記第2リブ部の排出方向面に形成されている、
請求項1に記載の媒体取扱ユニット。
【請求項9】
前記排出口の内部に突出するように、前記排出口の長手方向と直交して前記第1ガイド部の排出方向面に設けられた第1リブ部と、
前記排出口の内部に突出するように、前記排出口の長手方向と直交して前記第2ガイド部の排出方向面に設けられた第2リブ部と、
前記排出口の外部に突出するように、前記排出口の長手方向と直交して前記第1ガイド部の排出方向面に設けられた第3リブ部と、
前記排出口の外部に突出するように、前記排出口の長手方向と直交して前記第2ガイド部の排出方向面に設けられた第4リブ部と、を有し、
前記第1リブ部及び前記第2リブ部の先端部の排出方向の位置は、前記第3リブ部及び前記第4リブ部の先端部の排出方向の位置よりも排出方向側に設定されており、
前記切欠きは、前記第3リブ部及び前記第4リブ部の排出方向面に形成されている、
請求項1に記載の媒体取扱ユニット。
【請求項10】
前記切欠きは、前記第3リブ部及び前記第4リブ部における外側寄りの位置に形成されている、
請求項9に記載の媒体取扱ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体取扱ユニット、及び、媒体取扱装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、金融機関や流通機関等では、ユーザとの取引内容に応じて、例えばユーザに紙幣や硬貨等の現金を入金させたり、ユーザへ現金を出金したりする現金自動預払機が利用されている。このような現金自動預払機の中には、キャッシュカードやデビットカード等が投入及び排出されるカード入出口と、取引に関する情報が印刷されたレシートを発行するレシート発行口とが隣接して設けられているものがある。この構成の現金自動預払機では、ユーザがレシート発行口をカード入出口と誤認してしまい、カードをレシート発行口に誤挿入してしまうことがある。カードが弱い力でレシート発行口に浅く挿入された状態であれば、カードを引き出すことで、カードを取り除くことができる。しかしながら、カードが強い力でレシート発行口の奥深くに押し込まれてしまうと、カードがレシート発行口の奥深くで変形して引っかかってしまい、カードを引き出すことができなくなる。この場合に、カードを取り除くことができないため、現金自動預払機の稼働率を低下させてしまう。したがって、現金自動預払機では、カードの誤挿入の対策が望まれている。
【0003】
カードの誤挿入の対策については、例えば特許文献1に記載されたものがある。特許文献1には、「所定の処理を行った紙状媒体を排出する排出口と、上部ガイドと下部ガイドにより形成され、前記紙状媒体を前記排出口に搬送する搬送路と、前記搬送路を閉塞または開放する方向に回動可能なシャッタと、を備え、前記シャッタは、前記上部ガイドまたは下部ガイドと当接することで前記搬送路を閉塞し、前記紙状媒体の媒体排出時に、排出される前記紙状媒体により押圧されることで前記搬送路を開放する当接部を有する、媒体処理装置」が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-49571号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の現金自動預払機は、ユーザによってカードが強い力でレシート発行口の奥深くに押し込まれる懸念がある。そのため、従来の現金自動預払機は、排出口を介して外部から異物が侵入することがあり、排出口への異物の侵入をより一層防止することが望まれている。なお、前記したユーザによってカードが強い力でレシート発行口の奥深くに押し込まれる懸念は、現金自動預払機に限らず、例えば交通機関で利用されているチケット発行機や、流通機関で利用されている釣銭機等の媒体取扱装置にも存在する。
【0006】
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、排出口への異物の侵入をより一層防止する媒体取扱ユニット、及び、媒体取扱装置を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するため、第1発明は、媒体取扱ユニットであって、シート状媒体を搬送する媒体搬送路と、前記媒体搬送路を介して対向して配置された第1ガイド部及び第2ガイド部と、を備え、前記媒体搬送路は、前記シート状媒体を排出方向に排出する排出口を一端に有しており、前記第1ガイド部及び前記第2ガイド部の排出方向面には、前記排出口の長手方向でかつ前記排出方向の直交方向である搬送直交方向において、側面視形状で一部分が切り欠かれた切欠きが形成されている、構成とする。
【0008】
また、第2発明は、媒体取扱ユニットであって、シート状媒体を搬送する媒体搬送路と、前記媒体搬送路を介して対向して配置された第1ガイド部及び第2ガイド部と、前記媒体搬送路を形成し、互いに対向して配置された前記第1ガイド部と前記第2ガイド部が一体化されたガイド部材と、を備え、前記媒体搬送路は、前記シート状媒体を排出方向に排出する排出口を一端に有しており、前記第1ガイド部及び前記第2ガイド部の排出方向面と、前記ガイド部材の排出方向面とには、前記排出口の長手方向でかつ前記排出方向の直交方向である搬送直交方向において、側面視形状で一部分が切り欠かれた切欠きが形成されている、構成とする。
【0009】
また、第3発明は、媒体取扱装置であって、第1発明の媒体取扱ユニットと、前記媒体取扱ユニットを収容する筐体と、備え、前記筐体は、前記媒体取扱ユニットに設けられた媒体搬送路の排出口に対向する位置に、前記排出口から排出される前記シート状媒体を外部に放出する開口部を有している、構成とする。
【0010】
また、第4発明は、媒体取扱装置であって、第2発明の媒体取扱ユニットと、前記媒体取扱ユニットを収容する筐体と、備え、前記筐体は、前記媒体取扱ユニットに設けられた媒体搬送路の排出口に対向する位置に、前記排出口から排出される前記シート状媒体を外部に放出する開口部を有している、構成とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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