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公開番号2025161477
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2024064688
出願日2024-04-12
発明の名称紙葉類取扱装置及び現金処理装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人
主分類G07D 11/235 20190101AFI20251017BHJP(チェック装置)
要約【課題】異物の挟み込みを検出する。
【解決手段】紙幣入出金装置は、シャッタを移動させる釣銭制御部と、シャッタよりも左側に設けられ右側へ検知光L1を出射する第1センサ発光部と、シャッタよりも右側に設けられ左側へ検知光L2を出射する第2センサ発光部と、シャッタの左側に設けられ検知光L1を通過させる第1センサ用プリズムと、シャッタ34の右側に設けられ検知光L2を通過させる第2センサ用プリズムと、第1センサ用プリズムを通過した検知光L1を受光する第1センサ第2受光部と、第2センサ用プリズムを通過した検知光L2を受光する第2センサ第2受光部とを設け、釣銭制御部は、第1センサ第2受光部が検知光L1を受光した検知結果と第2センサ第2受光部が検知光L2を受光した検知結果とを得るとシャッタが閉鎖状態であると判定する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
開口部を開閉するシャッタ部材と、
前記シャッタ部材を第1の方向に移動させることにより前記開口部の開閉を行う制御部と、
前記シャッタ部材よりも前記第1の方向に交差する第2の方向における一方向側に設けられ、前記第2の方向における他方向側へ第1の光を出射する第1の発光部と、
前記シャッタ部材よりも前記第2の方向における前記他方向側に設けられ、前記第2の方向における前記一方向側へ第2の光を出射する第2の発光部と、
前記シャッタ部材における前記第2の方向における前記一方向側に設けられ、前記第1の光を通過させる第1の光通過部と、
前記シャッタ部材における前記第2の方向における前記他方向側に設けられ、前記第2の光を通過させる第2の光通過部と、
前記シャッタ部材よりも前記第2の方向における前記一方向側に設けられ、前記第1の光通過部を通過した前記第1の光を受光する第1の受光部と、
前記シャッタ部材よりも前記第2の方向における前記他方向側に設けられ、前記第2の光通過部を通過した前記第2の光を受光する第2の受光部と
を有し、
前記制御部は、
前記第1の受光部が前記第1の光を受光した検知結果と、前記第2の受光部が前記第2の光を受光した検知結果とを得ると、前記シャッタ部材が閉状態であると判定する
紙葉類取扱装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記第1の受光部又は前記第2の受光部の少なくとも何れか一方が光を受光していない検知結果を得ると、前記シャッタ部材が開状態であると判定する
請求項1に記載の紙葉類取扱装置。
【請求項3】
前記シャッタ部材は、前記第1の方向に沿い前記開口部を閉鎖させる際の移動方向である閉鎖方向と、前記第1の方向に沿い前記開口部を開放させる際の移動方向である開放方向とに移動し、
前記シャッタ部材よりも前記第2の方向における前記他方向側に設けられ、前記シャッタ部材の開状態において前記シャッタ部材よりも前記閉鎖方向側を通過した前記第1の光を受光する第3の受光部
をさらに有する請求項1に記載の紙葉類取扱装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記第1の受光部が前記第1の光を受光した検知結果と、前記第2の受光部が前記第2の光を受光した検知結果とに加えて、前記第3の受光部が光を受光していない検知結果を得ると、前記シャッタ部材が前記閉状態であると判定する
請求項3に記載の紙葉類取扱装置。
【請求項5】
前記第1の発光部及び前記第3の受光部は、前記第2の発光部よりも前記閉鎖方向側に設けられる
請求項3に記載の紙葉類取扱装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記第3の受光部が前記第1の光を受光した検知結果を得ると、前記シャッタ部材が開状態であると判定する
請求項5に記載の紙葉類取扱装置。
【請求項7】
前記第1の受光部は、前記閉状態の前記シャッタ部材における前記閉鎖方向側の端部近傍と前記第2の方向に対向して設けられ、
前記第2の受光部は、前記第1の受光部よりも前記開放方向側に設けられる
請求項6に記載の紙葉類取扱装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記シャッタ部材が前記閉鎖方向へ移動して前記閉状態となる場合、前記第3の受光部が前記第1の光を受光した状態から受光していない状態となった検知結果を得て、その後、前記第1の受光部が前記第1の光を受光していない状態から受光した状態となった検知結果と、前記第2の受光部が前記第2の光を受光していない状態から受光した状態となった検知結果とを得る
請求項5に記載の紙葉類取扱装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記第3の受光部が前記第1の光を受光した状態から受光していない状態となった検知結果を得てから、前記第1の受光部が前記第1の光を受光していない状態から受光した状態となった検知結果と、前記第2の受光部が前記第2の光を受光していない状態から受光した状態となった検知結果とを得るまでの時間が、所定の閾値よりも長い場合、前記シャッタ部材が異物を挟み込んだまま前記閉状態となったと判定する
請求項8に記載の紙葉類取扱装置。
【請求項10】
硬貨を取り扱う硬貨取扱装置と紙葉類を取り扱う紙葉類取扱装置とを有する現金処理装置であって、
前記紙葉類取扱装置は、
開口部を開閉するシャッタ部材と、
前記シャッタ部材を第1の方向に移動させることにより前記開口部の開閉を行う制御部と、
前記シャッタ部材よりも前記第1の方向に交差する第2の方向における一方向側に設けられ、前記第2の方向における他方向側へ第1の光を出射する第1の発光部と、
前記シャッタ部材よりも前記第2の方向における前記他方向側に設けられ、前記第2の方向における前記一方向側へ第2の光を出射する第2の発光部と、
前記シャッタ部材における前記第2の方向における前記一方向側に設けられ、前記第1の光を通過させる第1の光通過部と、
前記シャッタ部材における前記第2の方向における前記他方向側に設けられ、前記第2の光を通過させる第2の光通過部と、
前記シャッタ部材よりも前記第2の方向における前記一方向側に設けられ、前記第1の光通過部を通過した前記第1の光を受光する第1の受光部と、
前記シャッタ部材よりも前記第2の方向における前記他方向側に設けられ、前記第2の光通過部を通過した前記第2の光を受光する第2の受光部と
を有し、
前記制御部は、
前記第1の受光部が前記第1の光を受光した検知結果と、前記第2の受光部が前記第2の光を受光した検知結果とを得ると、前記シャッタ部材が閉状態であると判定する
現金処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は紙葉類取扱装置及び現金処理装置に関し、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等のような小売店舗の精算所において使用されるレジ釣銭システムに適用して好適なものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、レジ釣銭システムにおいては、POS(Point Of Sales)システム等に接続されたPOSレジに、紙幣や硬貨の入出金処理を行う釣銭機が組み合わされたものが普及している。この釣銭機のうち紙幣を処理する紙葉類取扱装置は、レジ係員との間で紙幣の授受を行う入出金部と、紙幣を搬送する搬送部と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別する鑑別部と、再利用可能な紙幣を金種毎に収納する紙幣収納庫と、再利用すべきでない紙幣を収納するリジェクト庫とを有するものがある。
【0003】
そのような紙葉類取扱装置としては、異物をセンサで検出し検出結果に基づいてシャッタの移動を制御することにより、異物を挟み込んだ状態でシャッタが閉鎖状態となってしまうことを防止するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-5247号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような紙葉類取扱装置としては、異物を挟み込んでシャッタが傾いた場合であっても、異物の挟み込みを適切に検出することが望まれている。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、異物の挟み込みを検出し得る紙葉類取扱装置及び現金処理装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる課題を解決するため本発明の紙葉類取扱装置においては、開口部を開閉するシャッタ部材と、シャッタ部材を第1の方向に移動させることにより開口部の開閉を行う制御部と、シャッタ部材よりも第1の方向に交差する第2の方向における一方向側に設けられ、第2の方向における他方向側へ第1の光を出射する第1の発光部と、シャッタ部材よりも第2の方向における他方向側に設けられ、第2の方向における一方向側へ第2の光を出射する第2の発光部と、シャッタ部材における第2の方向における一方向側に設けられ、第1の光を通過させる第1の光通過部と、シャッタ部材における第2の方向における他方向側に設けられ、第2の光を通過させる第2の光通過部と、シャッタ部材よりも第2の方向における一方向側に設けられ、第1の光通過部を通過した第1の光を受光する第1の受光部と、シャッタ部材よりも第2の方向における他方向側に設けられ、第2の光通過部を通過した第2の光を受光する第2の受光部とを設け、制御部は、第1の受光部が第1の光を受光した検知結果と、第2の受光部が第2の光を受光した検知結果とを得ると、シャッタ部材が閉状態であると判定するようにした。
【0008】
また本発明の現金処理装置においては、硬貨を取り扱う硬貨取扱装置と紙葉類を取り扱う紙葉類取扱装置とを有する現金処理装置であって、紙葉類取扱装置は、開口部を開閉するシャッタ部材と、シャッタ部材を第1の方向に移動させることにより開口部の開閉を行う制御部と、シャッタ部材よりも第1の方向に交差する第2の方向における一方向側に設けられ、第2の方向における他方向側へ第1の光を出射する第1の発光部と、シャッタ部材よりも第2の方向における他方向側に設けられ、第2の方向における一方向側へ第2の光を出射する第2の発光部と、シャッタ部材における第2の方向における一方向側に設けられ、第1の光を通過させる第1の光通過部と、シャッタ部材における第2の方向における他方向側に設けられ、第2の光を通過させる第2の光通過部と、シャッタ部材よりも第2の方向における一方向側に設けられ、第1の光通過部を通過した第1の光を受光する第1の受光部と、シャッタ部材よりも第2の方向における他方向側に設けられ、第2の光通過部を通過した第2の光を受光する第2の受光部とを設け、制御部は、第1の受光部が第1の光を受光した検知結果と、第2の受光部が第2の光を受光した検知結果とを得ると、シャッタ部材が閉状態であると判定するようにした。
【0009】
これにより本発明は、閉鎖状態の直前においてシャッタ部材が傾いた状態の場合は、シャッタ部材よりも第2の方向の一方向側と他方向側とにそれぞれ設けられた第1の受光部又は第2の受光部の何れか一方は光を受光していない状態となるため、異物を挟み込んでおり、適切にシャッタ部材が閉鎖状態になっていないと認識できる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、閉鎖状態の直前においてシャッタ部材が傾いた状態の場合は、シャッタ部材よりも第2の方向の一方向側と他方向側とにそれぞれ設けられた第1の受光部又は第2の受光部の何れか一方は光を受光していない状態となるため、異物を挟み込んでおり、適切にシャッタ部材が閉鎖状態になっていないと認識できる。かくして異物の挟み込みを検出し得る紙葉類取扱装置及び現金処理装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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