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公開番号2025162321
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-27
出願番号2024065537
出願日2024-04-15
発明の名称定着装置及び画像形成装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20251020BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】印刷不良の発生を抑制する。
【解決手段】回転可能なベルトと、回転可能で前記ベルトの外周面の一部分に当接する加圧部材と、潤滑剤を介して前記ベルトの内周面に当接し、前記ベルトを介して前記加圧部材との間にニップ部を形成する当接部材と、前記ニップ部の外側で前記ベルトの内周面に当接可能に設けられ、前記当接部材よりも前記加圧部材側に突出する突出部材とを備え、前記ベルトと前記加圧部材は、回転することにより前記ニップ部に媒体を挟み込んで搬送し、前記突出部材は、前記ニップ部よりも媒体搬送方向下流側において前記ベルトの回転軸方向の端部の内周面に当接可能に設けられている。
【選択図】図15


特許請求の範囲【請求項1】
回転可能なベルトと、
回転可能で前記ベルトの外周面の一部分に当接する加圧部材と、
潤滑剤を介して前記ベルトの内周面に当接し、前記ベルトを介して前記加圧部材との間にニップ部を形成する当接部材と、
前記ニップ部の外側で前記ベルトの内周面に当接可能に設けられ、前記当接部材よりも前記加圧部材側に突出する突出部材と
を備え、
前記ベルトと前記加圧部材は、
回転することにより前記ニップ部に媒体を挟み込んで搬送し、
前記突出部材は、
前記ニップ部よりも媒体搬送方向下流側において前記ベルトの回転軸方向の端部の内周面に当接可能に設けられている
ことを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記突出部材は、
前記ベルトの回転軸方向において、前記ニップ部に前記媒体を挟み込んで搬送するときに当該媒体が通る媒体通過領域の外側に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記ベルトは、
回転時に、前記ニップ部よりも媒体搬送方向下流側において、前記当接部材から離間し、
前記突出部材は、
前記ベルトにおける、前記ニップ部よりも媒体搬送方向下流側で前記当接部材から離間している部分の内周面に当接可能に設けられている
請求項1又は2に記載の定着装置。
【請求項4】
前記突出部材の媒体搬送方向上流側には、前記当接部材と当該当接部材から離間している前記ベルトとの間に隙間が形成され、前記ベルトの回転時に、当該隙間に前記突出部材によって前記ベルトの内周面から掻き取られた潤滑剤の少なくとも一部が保持される
ことを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
【請求項5】
前記ベルトの内周側に設けられ、前記当接部材を支持する支持部材をさらに備え、
前記突出部材は、
前記支持部材に設けられている
ことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
【請求項6】
前記ベルトの回転軸方向の両端部の内周側に挿入されるベルト挿入部を有し、
前記突出部材は、
前記ベルト挿入部に設けられている
ことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
【請求項7】
前記突出部材の突出量を、150μm以上、1mm以下とする
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
【請求項8】
前記突出部材は、
前記ベルトの回転軸方向における長さが、5mm以上、20mm以下である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
【請求項9】
前記突出部材の媒体搬送方向上流側の側面と、前記当接部材の前記ベルトと当接する面とのなす角度を、70°以上、110°以下とする
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
【請求項10】
前記当接部材は、
ヒータの熱を拡散する熱拡散部材であり、
前記ベルトの回転時に、前記熱拡散部材の前記加圧部材側の面と前記ベルトの内周面とが摺動する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、定着装置及び画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置では、トナーなどの現像剤により形成した画像(現像剤像とも呼ぶ)を用紙などの媒体に転写した後、媒体に転写した画像(現像剤像)を、定着装置としての定着器により媒体に定着させるようになっている。
【0003】
定着器は、ヒータなどにより加熱される筒状のベルトと筒状の加圧部材とを当接させながら回転させ、媒体をベルトと加圧部材との当接箇所に形成されるニップ部に挟み込んで搬送しながら加熱及び加圧することにより、媒体に転写された画像(現像剤像)を加熱溶融して媒体上に定着させるようになっている。
【0004】
また定着器は、ベルトの内周側に、ベルトの内周面の加圧部材側と当接することでベルトと加圧部材との間にニップ部を形成する当接部材が設けられていて、ベルトが当接部材に対して摺動しながら回転するようになっていることから、ベルトと当接部材との間にグリスなどの潤滑剤が塗布されている。
【0005】
このような構成の定着器では、潤滑剤がベルトの回転軸方向の端から漏れ出してベルトの外周面に付着してしまうと、媒体に画像を定着させる際の熱の伝わり方が不十分となり印刷不良が発生する場合がある。
【0006】
そこで、従来の定着器は、ベルトと当接部材との間に筒状の低摩擦部材を設け、この低摩擦部材の軸方向の端部で且つニップ部内となる領域に、ベルトの内周面側に向けて高くなる段差を設けている。この定着器では、ベルトの回転軸方向の端部へと移動してきた潤滑剤が低摩擦部材に設けられた段差により堰き止められることで、潤滑剤がベルトの回転軸方向の端から漏れ出すことを防ぐようになっている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2006-72218号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来の定着器は、低摩擦部材の段差がニップ部内に設けられていることから、潤滑剤の漏れ出しを防ぐことができる一方で、媒体に画像を定着させる際のニップ圧が不十分となり印刷不良が発生する場合がある。つまり、定着器では、潤滑剤の漏れ出しを防ぐとともに、十分なニップ圧を得ることができれば、印刷不良の発生をより一層抑制し得ると考えられる。
【0009】
本発明は以上の点を考慮したものであり、印刷不良の発生をより一層抑制し得る定着装置及び画像形成装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の定着装置は、回転可能なベルトと、回転可能で前記ベルトの外周面の一部分に当接する加圧部材と、潤滑剤を介して前記ベルトの内周面に当接し、前記ベルトを介して前記加圧部材との間にニップ部を形成する当接部材と、前記ニップ部の外側で前記ベルトの内周面に当接可能に設けられ、前記当接部材よりも前記加圧部材側に突出する突出部材とを備え、前記ベルトと前記加圧部材は、回転することにより前記ニップ部に媒体を挟み込んで搬送し、前記突出部材は、前記ニップ部よりも媒体搬送方向下流側において前記ベルトの回転軸方向の端部の内周面に当接可能に設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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