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公開番号
2025163941
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-30
出願番号
2024067598
出願日
2024-04-18
発明の名称
媒体処理装置
出願人
沖電気工業株式会社
代理人
個人
主分類
B65H
29/40 20060101AFI20251023BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】簡易な構成により、複数の媒体収納庫において媒体の収納及び繰出を行い得るようにする。
【解決手段】紙幣入出金部11は、各紙幣収納庫27において羽根車53を差動羽根車58から固定羽根車57に駆動力を伝達して展開状態又は退避状態へ遷移させるようにした。また紙幣入出金部11は、アクチュエータ71の駆動力を紙幣収納庫27Aの差動羽根車58に加えて紙幣収納庫27B及び27Cの差動羽根車58に伝達して回転又は回動させて連動させるようにした。これにより紙幣入出金部11は、紙幣収納庫27の数量に対しアクチュエータ71の数量を削減でき、これに伴って紙幣入出金部筐体21の小型化や製造コストの削減等を図ることができる。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
紙葉状の媒体を収納する複数の媒体収納庫と、
前記複数の媒体収納庫それぞれに設けられ、回転軸に軸支され外周の一部に第1の羽根を有し、正転方向に回転すると前記媒体を叩いて前記媒体収納庫に集積させる第1の羽根車と、
前記第1の羽根車と同期して回転するストッパと、
前記複数の媒体収納庫それぞれに設けられ、前記回転軸と同軸上に軸支され外周の一部に第2の羽根を有し、前記正転方向に回転すると前記媒体を叩いて前記媒体収納庫に集積させる第2の羽根車と、
前記第2の羽根車と同期して回転するリミッタと、
前記複数の媒体収納庫のうち、一の前記媒体収納庫に設けられた前記第1の羽根車を回転させる駆動源と、
前記駆動源からの駆動力を、前記複数の媒体収納庫のうち、他の前記媒体収納庫に設けられた前記第1の羽根車に伝達して当該第1の羽根車を回転させる駆動伝達部と
を具え、
前記複数の媒体収納庫それぞれにおいて、前記第2の羽根車は、前記ストッパが前記リミッタに当接すると、前記第1の羽根車に対し所定の追従角度だけ遅れて追従しながら回転する
ことを特徴とする媒体処理装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
一の前記媒体収納庫に設けられ、前記第1の羽根車及び前記第2の羽根車の位置をそれぞれ検出する位置検出部と、
前記位置検出部による検知結果に基づき前記駆動源を制御する制御部と
をさらに具え、
前記制御部は、
前記媒体収納庫への前記媒体の集積を完了すると、前記第1の羽根車及び前記第2の羽根車を前記媒体と干渉しない退避位置へそれぞれ移動させる退避動作を開始させ、
前記正転方向に回転している前記第2の羽根車が前記退避位置に到達したことを前記位置検出部により検出すると、前記駆動源を停止させ、
その後、前記第1の羽根車を逆転方向に回転させるよう前記駆動源を駆動させ、
前記第1の羽根車が前記退避位置に到達したことを前記位置検出部により検出すると、前記駆動源を停止させ、前記第1の羽根車及び前記第2の羽根車の前記退避動作を終了する
ことを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項3】
前記駆動源の駆動量を検知する駆動量検出部
をさらに具え、
前記制御部は、前記退避動作において、前記第1の羽根車を前記逆転方向に回転させている間の前記駆動量である逆転方向駆動量が所定の下限閾値以上であった場合、他の前記媒体収納庫において前記退避動作が正常に完了したと判定し、前記逆転方向駆動量が前記下限閾値未満であった場合、他の前記媒体収納庫において前記退避動作が正常に完了しなかったと判定する
ことを特徴とする請求項2に記載の媒体処理装置。
【請求項4】
前記媒体収納庫は、前記媒体を収納する収納空間を有し、
前記回転軸は、前記収納空間の外側であり、且つ前記第1の羽根車及び前記第2の羽根車が前記正転方向に回転したときに前記第1の羽根及び前記第2の羽根の一部が前記収納空間内を通過する位置に設けられ、
前記退避位置は、前記第1の羽根及び前記第2の羽根を前記収納空間の外側にそれぞれ退避させた位置であり、
前記下限閾値は、前記第2の羽根車が前記第2の羽根の一部を前記退避位置から前記収納空間内に到達させるまでの回転角度を基に設定される
ことを特徴とする請求項3に記載の媒体処理装置。
【請求項5】
前記媒体収納庫は、前記媒体を収納する収納空間を有し、且つ当該収納空間内において前記媒体が載置されると共に当該媒体が集積される集積方向に沿って移動するステージを有し、
前記回転軸は、前記収納空間の外側であり、且つ前記第1の羽根車及び前記第2の羽根車が前記正転方向に回転したときに前記第1の羽根及び前記第2の羽根の一部が前記収納空間内を通過する位置に設けられ、
前記退避位置は、前記第1の羽根及び前記第2の羽根を前記収納空間の外側にそれぞれ退避させた位置であり、
前記下限閾値は、前記第2の羽根車が前記第2の羽根の一部を前記退避位置から前記ステージの移動範囲内に到達させるまでの回転角度を基に設定される
ことを特徴とする請求項3に記載の媒体処理装置。
【請求項6】
前記駆動源の駆動量を検知する駆動量検出部
をさらに具え、
前記制御部は、前記退避動作において、前記第1の羽根車を前記逆転方向に回転させている間の前記駆動量である逆転方向駆動量が所定の上限閾値以上となった場合、前記第1の羽根車が前記退避位置に到達したことを前記位置検出部により検出できなかったとしても、当該第1の羽根車の駆動を停止させ、且つ一の前記媒体収納庫及び他の前記媒体収納庫において前記退避動作が正常に完了しなかったと判定する
ことを特徴とする請求項2に記載の媒体処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は媒体処理装置に関し、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等のような小売店舗の精算所において、レジ係員や顧客等の使用者により使用されるレジ釣銭システムに適用して好適なものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、レジ釣銭システムにおいては、POS(Point Of Sales)システム等に接続されたPOSレジに、紙幣や硬貨の入出金処理を行う釣銭機が組み合わされたものが普及している。この釣銭機のうち紙幣(以下では媒体とも呼ぶ)を処理する紙幣処理装置としては、例えば使用者との間で紙幣の授受を行う入出金部と、紙幣を搬送する搬送部と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別する鑑別部と、再利用可能な紙幣を金種毎に収納する複数の紙幣収納庫と、再利用すべきでない紙幣を収納するリジェクト庫とを有するものがある。
【0003】
このうち紙幣収納庫は、例えば内部に紙幣を収納する収納空間が形成されると共に、搬送路に沿って紙幣を搬送すると共に収納空間内へ放出する複数のローラ、該収納空間内で紙幣が集積されると共に変位するステージ、収納空間内に放出された紙幣を舌片によりステージに叩き付けて集積させる舌片ローラ(羽根車とも呼ばれる)等が設けられる。さらに羽根車は、紙幣収納庫に紙幣を収納する場合、ローラにより収納空間内へ放出された当該紙幣を舌片によりステージに叩き付ける一方、紙幣収納庫から紙幣を繰り出す場合、当該舌片を当該紙幣と干渉させないことが望ましい。
【0004】
そこで、釣銭機と一部類似した構成を有する現金自動取引装置の紙幣収納庫において、羽根車を概ね半周分ずつに分割した構成としたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この紙幣収納庫では、分割された各羽根車の相対的な位置を変化させることにより、全周に広がるよう舌片を展開した状態と、約半周の範囲内に舌片を集約させた状態とを切り替えるようにしたものが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-78960号公報(図5)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上述した羽根車を有する紙幣収納庫では、分割された各羽根車の相対的な位置を変化させるための駆動部(モータやアクチュエータ等)や、各羽根車の位置を検知するためのセンサ等が必要となる。このため紙幣処理装置では、複数の紙幣収納庫を設ける場合、複数の駆動部やセンサ等が必要となるため、小型化が難しく、また構成が複雑化してしまう、という問題があった。
【0007】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、簡易な構成により、複数の媒体収納庫において媒体の収納及び繰出を行い得る媒体処理装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる課題を解決するため本発明の媒体処理装置においては、紙葉状の媒体を収納する複数の媒体収納庫と、複数の媒体収納庫それぞれに設けられ、回転軸に軸支され外周の一部に第1の羽根を有し、正転方向に回転すると媒体を叩いて媒体収納庫に集積させる第1の羽根車と、第1の羽根車と同期して回転するストッパと、複数の媒体収納庫それぞれに設けられ、回転軸と同軸上に軸支され外周の一部に第2の羽根を有し、正転方向に回転すると媒体を叩いて媒体収納庫に集積させる第2の羽根車と、第2の羽根車と同期して回転するリミッタと、複数の媒体収納庫のうち、一の媒体収納庫に設けられた第1の羽根車を回転させる駆動源と、駆動源からの駆動力を、複数の媒体収納庫のうち、他の媒体収納庫に設けられた第1の羽根車に伝達して当該第1の羽根車を回転させる駆動伝達部とを設け、複数の媒体収納庫それぞれにおいて、第2の羽根車は、ストッパがリミッタに当接すると、第1の羽根車に対し所定の追従角度だけ遅れて追従しながら回転するようにした。
【0009】
本発明は、複数の媒体収納庫にそれぞれ設けられた第1の羽根車に対し、駆動源の駆動力を駆動伝達部によりそれぞれ伝達することができる。これにより本発明では、各媒体収納庫において、第1の羽根車を回転させることができ、また第1の羽根車に追従して第2の羽根車を回転させることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、簡易な構成により、複数の媒体収納庫において媒体の収納及び繰出を行い得る媒体処理装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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