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公開番号2025165610
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-05
出願番号2024069759
出願日2024-04-23
発明の名称情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06F 16/9032 20190101AFI20251028BHJP(計算;計数)
要約【課題】対象者にとって価値のあるメッセージを配信することが可能な技術を提供する。
【解決手段】あらかじめ登録された複数の登録情報と、前記複数の登録情報それぞれに対応付けられた状況データおよび条件とに基づいて、前記複数の登録情報それぞれに関して前記状況データが前記条件に適合するか否かを判定する判定部と、前記条件に適合する前記状況データに対応付けられた1または複数の登録情報それぞれを候補情報として抽出する候補情報抽出部と、前記候補情報に基づいて、前記候補情報それぞれがどの程度選択されやすいかを示す評価値を算出する評価値算出部と、前記評価値に基づいて前記候補情報から1または複数の選択情報を選択する情報選択部と、前記選択情報の配信を制御する配信制御部と、を備える、情報処理システムが提供される。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項１】
あらかじめ登録された複数の登録情報と、前記複数の登録情報それぞれに対応付けられた状況データおよび条件とに基づいて、前記複数の登録情報それぞれに関して前記状況データが前記条件に適合するか否かを判定する判定部と、
前記条件に適合する前記状況データに対応付けられた１または複数の登録情報それぞれを候補情報として抽出する候補情報抽出部と、
前記候補情報に基づいて、前記候補情報それぞれがどの程度選択されやすいかを示す評価値を算出する評価値算出部と、
前記評価値に基づいて前記候補情報から１または複数の選択情報を選択する情報選択部と、
前記選択情報の配信を制御する配信制御部と、
を備える、情報処理システム。
続きを表示（約 900 文字）【請求項２】
前記情報選択部は、前記候補情報から、前記評価値が大きい順に所定の数の候補情報を前記選択情報として選択する、
請求項１に記載の情報処理システム。
【請求項３】
前記情報選択部は、前記候補情報から、前記評価値が最も大きい候補情報を前記選択情報として選択する、
請求項２に記載の情報処理システム。
【請求項４】
前記情報選択部は、前記候補情報それぞれの評価値に基づいて、前記候補情報それぞれの選択確率を算出し、前記選択確率に基づいて前記選択情報を選択する、
請求項１に記載の情報処理システム。
【請求項５】
前記情報選択部は、前記評価値が大きいほど、前記選択確率を大きく算出する、
請求項４に記載の情報処理システム。
【請求項６】
前記評価値算出部は、
前記候補情報それぞれに関して、前記条件に適合するか否かが判定された前記状況データに基づいて、前記評価値を算出する、
請求項１に記載の情報処理システム。
【請求項７】
前記評価値算出部は、
前記候補情報それぞれに関して、前記条件に適合するか否かが判定された前記状況データの数を前記評価値として算出する、
請求項６に記載の情報処理システム。
【請求項８】
前記評価値算出部は、
前記候補情報それぞれに関して、前記条件に適合するか否かが判定された前記状況データに対応付けられた重みの総和または積を前記評価値として算出する、
請求項６に記載の情報処理システム。
【請求項９】
前記重みは、前記重みに対応する前記状況データの計算に用いられるデータ数が多いほど、大きく設定されている、
請求項８に記載の情報処理システム。
【請求項１０】
前記重みは、前記重みに対応する前記状況データの計算に用いられるデータの時間幅が大きいほど、大きく設定されている、
請求項８に記載の情報処理システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、対象者の行動の変化または意識の変化を促す方法として、対象者が携帯する端末または施設に備え付けられた端末にメッセージを配信する方法がある。例えば、対象者の意識は、健康に対する意識または購買に対する意識などである。対象者の行動は、健康な心身を得るための行動または購買行動などである。
【０００３】
対象者の行動または意識の変化を促すためには、対象者が現在の時間または場所において実施しやすい内容がメッセージに含まれるという条件が満たされること（すなわち、「機会」があること）、メッセージの内容がユーザ自身の関心の程度に合っているという条件が満たされること（すなわち、「動機」があること）、メッセージの内容がユーザの自信の程度に合っているという条件が満たされること（すなわち、「能力」があること）が必要である。
【０００４】
そして、これらの条件が満たされるように、行動のきっかけを与えるためのメッセージ、行動実施を賞賛するメッセージ、または、行動に関するリテラシーを高める知識を与えるためのメッセージを配信することが望ましい。メッセージの配信が望ましい状況として、対象者の状況がメッセージを閲覧しやすい状況であること、または、現在の作業に対する新たな作業の割り込みに耐えられる状況にあることも重要な要素である。
【０００５】
特許文献１には、有効期限が設定されたメッセージを用意する技術が開示されている。かかる技術においては、対象者の行動データに基づいて対象者がメッセージを閲覧しやすいタイミングを検出したときに、そのタイミングが有効期限前であれば対象者にメッセージを配信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
特開２０１９－１６４７３６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
メッセージに有効期限を設定する技術は、対象者に配信されるのが望ましいと判断されたメッセージが同じタイミングに１つしか存在しない場合などには有効である。しかし、対象者に配信されるのが望ましいと判断されたメッセージが同じタイミングに複数存在する場合などには、複数のメッセージの中のどのメッセージを優先して対象者に配信すればよいかを判断するのが困難である。
【０００８】
例えば、メッセージに有効期限を設定する技術では、複数のメッセージを短時間で配信する必要がある場合などには、その短時間の中で対象者にとって価値のあるメッセージを提供することができない可能性がある。その結果として、対象者がメッセージの配信に対して煩わしさを感じ、メッセージの配信サービスの利用から離脱してしまう可能性もある。
【０００９】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、対象者にとって価値のあるメッセージを配信することが可能な技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、あらかじめ登録された複数の登録情報と、前記複数の登録情報それぞれに対応付けられた状況データおよび条件とに基づいて、前記複数の登録情報それぞれに関して前記状況データが前記条件に適合するか否かを判定する判定部と、前記条件に適合する前記状況データに対応付けられた１または複数の登録情報それぞれを候補情報として抽出する候補情報抽出部と、前記候補情報に基づいて、前記候補情報それぞれがどの程度選択されやすいかを示す評価値を算出する評価値算出部と、前記評価値に基づいて前記候補情報から１または複数の選択情報を選択する情報選択部と、前記選択情報の配信を制御する配信制御部と、を備える、情報処理システムが提供される。
（【００１１】以降は省略されています）

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