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公開番号2025142337
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-30
出願番号2025127527,2024027411
出願日2025-07-30,2016-10-28
発明の名称ナビゲーションシステム
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人,個人,弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類G06Q 50/04 20120101AFI20250919BHJP(計算;計数)
要約【課題】装置を生産する際に好適な情報を組立作業者に提示する。
【解決手段】 ナビゲーションシステム(生産ナビゲーションシステム10)は、作業者が採取を行う品物を載置する複数の載置部が設けられた棚へ情報の投影を行い作業者を補助するナビゲーションシステムである。ナビゲーションシステムは、作業者が採取する品物の位置を示すための第1の情報、および、作業工程に関連する第2の情報を投影するプロジェクタを備える。プロジェクタは、第1の情報を、採取する品物に対応する載置部に設けられた第1の表示領域に投影することと、第2の情報を、第1の表示領域よりも上部に設けられた第2の表示領域に投影することと、を特徴とする
【選択図】 図8
特許請求の範囲【請求項1】
作業者が採取を行う品物を載置する複数の載置部が設けられた棚へ情報の投影を行い作業者を補助するナビゲーションシステムであって、
前記ナビゲーションシステムは、前記作業者が採取する品物の位置を示すための第1の情報、および、作業工程に関連する第2の情報を投影するプロジェクタを備え、
前記プロジェクタは、
前記第1の情報を、前記採取する品物に対応する前記載置部に設けられた第1の表示領域に投影することと、
前記第2の情報を、前記第1の表示領域よりも上部に設けられた第2の表示領域に投影することと、
を特徴とするナビゲーションシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーションシステ
ムに
関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
様々な装置を生産する工場では、近年、以下のような傾向になりつつある。
・一人当たりの取り扱い部品点数が多い。
・短期間で次々と新製品が立ち上がる。
・生産ラインが製品毎に頻繁に変更される。
・派遣社員による生産体制が日常化している。
このような傾向は、多品種の装置を少量生産する工場ほど、顕著になっている。
しかしながら、このような傾向が進むにつれて、組立漏れや組立誤り等が発生する可能性が高くなってきている。そのため、工場では、組立漏れや組立誤り、作業漏れ等を防止する仕組みの実現が要望されている。
【0003】
組立漏れを防止する仕組みとしては、部品のキット作業を行う仕組みがある。部品のキット作業とは、部品配膳者が部品の保管倉庫から部品別に置き場所の決まった専用のキット箱に部品を並べることで、部品を漏れなく組立作業者に供給する作業である。部品の保管倉庫は、採取口に設けられたLEDを点灯させることで、採取する部品の場所を作業者に知らせる構成になっている。この仕組みでは、組立作業者は、組立完了後にキット箱内に部品が残っていないことを確認することで、組立漏れを防止することができる。
【0004】
そのキット作業に関連する装置としては、例えば、特許文献1に記載された装置がある。特許文献1に記載された装置は、センサを備える作業台の近傍に部品を搬送し、部品の取り出しをセンサで検知したら、次の部品を作業台の近傍に移動させることで、作業性を向上させている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、組立誤りを防止する仕組みとしては、組立作業者が組立作業を習熟までは組立方法等を指示する作業指示書を組立作業者の周囲に配置し、組立作業者が作業指示書を確認しながら組み立てを行う仕組みがある。
【0006】
また、作業漏れを防止する仕組みとしては、作業した実績に応じてチェックシートと呼ばれる作業項目一覧リストに作業者毎に作業履歴を記入したり捺印やサインを行ったりして、作業履歴を残す仕組みがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平10-29139号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、前記した従来の組立漏れを防止する仕組みは、部品配膳者が必要となるため、人員が増加してしまう、という課題があった。
また、部品の保管倉庫は、採取口に設けられたLEDを点灯させることで、採取する部品の場所を作業者に知らせる構成になっている。しかしながら、部品の保管倉庫は、作業場所の環境によってはLEDの点灯状態が分かり難い構造になっており、また、LEDを点灯させるだけでは、いくつの部品を採取し、その部品をどこにどのように取り付ければよいのか等の情報を作業者に知らせることができない、という課題があった。
さらに、従来の組立漏れを防止する仕組みは、新製品立ち上げにおいて、使用する順番に部品を並べる準備工数や、組立漏れを防止するために使用するキット箱作成に工数が非常に多くかかる、という課題があった。
その上、従来の組立漏れを防止する仕組みは、立ち上げ期間中において、部品変更等の設計変更が多く発生するため、その都度キット箱を作り直すことになり、製造準備完了までに時間がかかる、という課題があった。
【0009】
また、前記した組立誤りを防止する仕組みは、作業指示書が紙でファイルに保存されているため、所望のページの検索や、作業指示書の維持管理に工数がかかってしまい、組立誤りを防止するためのサポートシステムの提供が要望されている、という課題があった。
【0010】
また、前記した作業漏れを防止する仕組みは、チェックシートが紙媒体であり、作業履歴を紙媒体に記入したり捺印やサインを行ったりする手間がかかるとともに、チェックシートの維持管理に工数がかかってしまい、作業漏れを防止するためのサポートシステムの提供が要望されている、という課題があった。
(【0011】以降は省略されています)

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