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公開番号2025050111
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023158726
出願日2023-09-22
発明の名称撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03B 9/36 20210101AFI20250327BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】
撮像装置の寸法及び重量の増加を抑えつつ、撮像されたことを振動によりユーザーに報知すること。
【解決手段】
撮像装置は、アクチュエータと、前記アクチュエータにより発生した動力の供給を受けて動作することにより撮像素子への露光を制御する遮光幕と、前記アクチュエータにより発生した動力の供給を受けて振動を発生させる加振手段と、メカシャッターが使用される場合には、前記アクチュエータの動力を前記遮光幕に供給し、電子シャッターが使用される場合には、前記アクチュエータの動力を前記加振手段に供給する切り替え手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
アクチュエータと、
前記アクチュエータにより発生した動力の供給を受けて動作することにより撮像素子への露光を制御する遮光幕と、
前記アクチュエータにより発生した動力の供給を受けて振動を発生させる加振手段と、
メカシャッターが使用される場合には、前記アクチュエータの動力を前記遮光幕に供給し、電子シャッターが使用される場合には、前記アクチュエータの動力を前記加振手段に供給する切り替え手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記加振手段は、前記撮像素子の撮像面の法線方向に振動する振動部材又は前記撮像素子の撮像面の法線方向を基準とする所定の角度範囲内で振動する振動部材を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記加振手段は、振動部材に付勢する弾性部材に力を加えて弾性変形させ、前記弾性部材を解放することにより振動を発生させる、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記加振手段の少なくとも一部を覆うカバー部材を更に備える、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記加振手段は、連続して撮像される場合、前記撮像素子に露光されるタイミングに対して一定のタイミングで振動を発生させる、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記アクチュエータは、モータであり、メカシャッターが使用される場合には、ロータを第一方向に回転させ、電子シャッターが使用される場合には、前記ロータを前記第一方向と反対の方向である第二方向に回転させる、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
撮像装置は、従来から先幕及び後幕を含む機械式シャッター(以下、メカシャッターと記載する)が搭載されており、先幕が走行する時間と後幕が走行する時間との差を制御することにより、撮像素子への露光量を調節する。また、近年の撮像素子の技術的な進歩により、各画素からの撮像データの読み出し速度が向上し、機械式シャッターの機能を電子的なシャッター(以下、電子シャッターと記載する)に置き換える技術が実用化された。電子シャッターは、メカシャッターと異なり、作動時に作動音を発生させない。このため、電子シャッターは、コンサートで楽器が演奏されている場面、ゴルファーがスイングしている場面等、静かにしておくべき場面でも気兼ねなく撮像することを可能にしている。
【0003】
しかし、電子シャッターが使用される場合、撮像ボタンが押下されても全く音が鳴らない。このため、撮像装置は、撮像したタイミングを撮像者に認識させ難く、正しく撮像が行われていない可能性があるという不安を撮像者に与えてしまうことがある。このような問題を解決するための技術を開示している文献として、例えば、特許文献1及び特許文献2が挙げられる。
【0004】
特許文献1に開示されているカメラは、撮像ボタンが押下されると同時に振動手段により振動を発生させることにより撮像者に通知する。これにより、当該カメラは、撮像時に音を鳴らさないメリットを提供しつつ、撮像されたタイミングを撮像者に認識させることができる。
【0005】
特許文献2に開示されているカメラ装置は、振動の発生とレンズユニットの焦点の調整とを一つのアクチュエータにより実現させており、振動を発生させる場合とレンズユニットの焦点を調整させる場合とを切り替える構成を備える。これにより、当該カメラ装置は、本体の大きさと重量を増やすことなく振動機能を保持している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第4649835号公報
特許第4028510号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献2に係るカメラ装置は、撮像中においては、シャッターを切る瞬間までレンズユニットの焦点を調整する必要があるため、アクチュエータを振動の発生のために使用することができない。また、レンズユニットを交換することが可能なカメラの場合、レンズユニットの焦点を調整するためのアクチュエータは、レンズユニットに搭載されている。したがって、このようなカメラの場合、アクチュエータにより発生した動力をカメラ本体に伝達することが困難であり、カメラ本体の把持部に効果的に加振することができない懸念がある。
【0008】
このような課題に鑑みて、本発明は、撮像装置の寸法及び重量の増加を抑えつつ、撮像されたことを振動によりユーザーに報知することが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決するために、本発明の撮像装置は、アクチュエータと、前記アクチュエータにより発生した動力の供給を受けて動作することにより撮像素子への露光を制御する遮光幕と、前記アクチュエータにより発生した動力の供給を受けて振動を発生させる加振手段と、メカシャッターが使用される場合には、前記アクチュエータの動力を前記遮光幕に供給し、電子シャッターが使用される場合には、前記アクチュエータの動力を前記加振手段に供給する切り替え手段と、を備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、撮像装置の寸法及び重量の増加を抑えつつ、撮像されたことを振動によりユーザーに報知することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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