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公開番号2024168734
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085639
出願日2023-05-24
発明の名称画像形成装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20241128BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】印刷済媒体が出力されるまでの時間を短縮する。
【解決手段】複数の画像形成ユニットのなかから限定された限定色の前記画像形成ユニットを転写部に接近させて当該限定色での限定色印刷を行う前に、離間位置にある前記画像形成ユニットのそれぞれに設けられた第1タグの情報を読み出し、第2タグから情報を読み出す必要がある場合には前記画像形成ユニットを前記転写部に接近させて前記第2タグから情報を読み出し、読み出す必要がない場合には前記画像形成ユニットを前記第2タグから情報を読み出す動作を省略して前記限定色印刷を開始する。
【選択図】図7


特許請求の範囲【請求項1】
感光体ドラムと、着脱可能な現像剤収容部と、第1タグと、前記現像剤収容部とともに着脱可能な第2タグとを有し、前記現像剤収容部に収容された現像剤を用いて前記感光体ドラムに画像を形成する複数の画像形成ユニットと、
前記感光体ドラムに形成された画像を媒体に転写する転写部と、
複数の前記画像形成ユニットを選択的に前記転写部に接近又は離間させる離接機構部と、
複数の前記画像形成ユニットのそれぞれに設けられた前記第1タグ及び前記第2タグと通信する通信部と、
制御部と
を備え、
前記通信部は、
前記画像形成ユニットが前記転写部に接近する接近位置にある場合に当該画像形成ユニットに設けられた前記第1タグ及び前記第2タグの両方と通信可能であり、前記画像形成ユニットが前記転写部から離間する離間位置にある場合に当該画像形成ユニットに設けられた前記第1タグと通信可能で前記第2タグとの通信が困難であり、
前記制御部は、
複数の前記画像形成ユニットを前記転写部に接近させて複数色印刷を行った後、複数の前記画像形成ユニットのそれぞれに設けられた前記第1タグと前記第2タグに情報を格納し、
複数の前記画像形成ユニットのなかから限定された限定色の前記画像形成ユニットを前記転写部に接近させて当該限定色での限定色印刷を行う前に、前記離間位置にある前記画像形成ユニットのそれぞれに設けられた前記第1タグの情報を読み出し、前記第2タグから情報を読み出す必要がある場合には前記画像形成ユニットを前記転写部に接近させて前記第2タグから情報を読み出し、読み出す必要がない場合には前記画像形成ユニットを前記第2タグから情報を読み出す動作を省略して前記限定色印刷を開始する
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
開閉可能な本体カバーを備え、
前記複数色印刷を行った後、前記限定色印刷を行うまで前記本体カバーの閉状態が継続している場合、前記制御部は、前記第2タグから情報を読み出す動作を省略して前記限定色印刷を開始する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記複数の第2タグは、各々が搭載される前記画像形成ユニットに関する第2タグ情報を格納し、
前記複数の第1タグは、各々が搭載される前記画像形成ユニットに関する第1タグ情報と、前記第2タグ情報を格納し、
前記制御部は、
前記第1タグから前記第2タグ情報を読み出し、前記第2タグから前記第2タグ情報を読み出す必要がある場合には前記画像形成ユニットを前記転写部に接近させて前記第2タグから情報を読み出して前記限定色印刷を開始する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1タグ情報は、前記感光体ドラムに関する情報であり、
前記第2タグ情報は、前記現像剤収容部に関する情報であり、
前記制御部は、
前記限定色印刷を行う前に、前記本体カバーが開閉されていた場合、前記離間位置にある前記画像形成ユニットのそれぞれに設けられた前記第1タグから前記第2タグ情報を読み出し、当該第2タグ情報に示されている前記現像剤収容部の現像剤残量に基づいて前記離間位置にある前記画像形成ユニットのそれぞれに設けられた前記第2タグから前記第2タグ情報を読み出す必要があるか否かを判定する
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記限定色印刷を行う前に、前記本体カバーが開閉されていた場合、前記離間位置にある前記画像形成ユニットのそれぞれに設けられた前記第1タグから前記第2タグ情報を読み出し、当該第2タグ情報に示されている、前記現像剤残量及び前記感光体ドラムから除去した廃現像剤量に基づいて、前記離間位置にある前記画像形成ユニットのそれぞれに設けられた前記第2タグから前記第2タグ情報を読み出す必要があるか否かを判定する
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記限定色印刷を行う前に、前記本体カバーが開閉されていた場合、前記離間位置にある前記画像形成ユニットのそれぞれに設けられた前記第1タグから前記第2タグ情報を読み出し、当該第2タグ情報に示されている前記現像剤残量が閾値を超えている場合に、前記離間位置にある前記画像形成ユニットを前記接近位置まで移動させて前記第2タグから前記第2タグ情報を読み出す動作を省略して前記限定色印刷を開始する
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記通信部は、前記第1タグ及び前記第2タグと無線通信する為のアンテナ部を有し、
前記第1タグは、前記アンテナ部に対して所定方向に間隔を空けて配置され、
前記第2タグは、前記第1タグに対して前記所定方向に間隔を空けて配置され、
前記画像形成ユニットが前記接近位置にある場合には、前記アンテナ部に対して、前記第1タグの少なくとも一部と前記第2タグの少なくとも一部が対向する位置関係となる為、前記通信部は前記第1タグ及び前記第2タグの双方と通信可能であり、
前記画像形成ユニットが前記離間位置にある場合には、前記アンテナ部に対して、前記第1タグの裏側に前記第2タグが隠れてしまう位置関係となる為、前記通信部は前記第2タグとの通信が困難となる
ことを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第1タグと前記第2タグは、
前記画像形成ユニットが前記転写部から離間する離間方向にずらして配置されている
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
カラープリンタなどの画像形成装置では、現像剤(トナー)の色ごとにID(イメージドラム)ユニットを備えている。この画像形成装置では、各色のIDユニットに設けられたイメージドラム上に各色の現像剤像(トナー画像)を形成し、形成された各色の現像剤像を、各色のIDユニットの下方に対向して配置された転写部により用紙などの媒体に転写するようになっている。
【0003】
従来、この種の画像形成装置として、各色のIDユニットを選択的に上昇又は下降させるアップダウン機構を備えるものがある。この画像形成装置では、カラー印刷時には、アップダウン機構により、例えばC(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)の4色のIDユニットをダウン(下降)させて、これら4色のIDユニットのイメージドラムを転写部に接近させて当接させるようになっている。またこの画像形成装置では、モノクロ印刷時には、アップダウン機構により、例えばK(ブラック)のIDユニットのイメージドラムのみをダウンさせて、ブラックのIDユニットのイメージドラムのみを転写部に接近させて当接させるようになっている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-43528号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、画像形成装置では、各IDユニットにICタグであるIDタグとがTC(トナーカートリッジ)タグと設けられていて、各IDユニットに設けられたIDタグとTCタグから必要な情報を読み取るようになっている。
【0006】
しかしながら、例えばアップダウン機構のような離接機構を備える画像形成装置では、IDタグとTCタグから情報を読み取るには、IDユニットを通信可能な位置に移動(つまり転写部に接近)させなければならない。この為、この画像形成装置では、例えばモノクロ印刷などの限定色印刷を開始する前に、限定色印刷に使用しないCMYなどのIDユニットを一旦通信可能な位置に移動(転写部に接近)させて、CMYKなどの各色のIDユニットのそれぞれのIDタグとTCタグから必要な情報を読み取ることで例えばトナーカートリッジが交換されたかどうかのチェックを行い、その後、限定色印刷に使用しないCMYなどのIDユニットを再度転写部から離間させる必要があった。
【0007】
このように、従来の画像形成装置では、限定色印刷を開始する前に、IDタグとTCタグから情報を読み取る為に限定色印刷に使用しないIDユニットについても転写部に接近させる動作が必要となる為、モノクロ印刷が開始されるまでの時間(つまり印刷済媒体が出力されるまでの時間)が長くなってしまうという問題を有していた。
【0008】
本発明は以上の点を考慮したものであり、印刷済媒体が出力されるまでの時間を短縮し得る画像形成装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の画像形成装置は、感光体ドラムと、着脱可能な現像剤収容部と、第1タグと、前記現像剤収容部とともに着脱可能な第2タグとを有し、前記現像剤収容部に収容された現像剤を用いて前記感光体ドラムに画像を形成する複数の画像形成ユニットと、前記感光体ドラムに形成された画像を媒体に転写する転写部と、複数の前記画像形成ユニットを選択的に前記転写部に接近又は離間させる離接機構部と、複数の前記画像形成ユニットのそれぞれに設けられた前記第1タグ及び前記第2タグと通信する通信部と、制御部とを備え、前記通信部は、前記画像形成ユニットが前記転写部に接近する接近位置にある場合に当該画像形成ユニットに設けられた前記第1タグ及び前記第2タグの両方と通信可能であり、前記画像形成ユニットが前記転写部から離間する離間位置にある場合に当該画像形成ユニットに設けられた前記第1タグと通信可能で前記第2タグとの通信が困難であり、前記制御部は、複数の前記画像形成ユニットを前記転写部に接近させて複数色印刷を行った後、複数の前記画像形成ユニットのそれぞれに設けられた前記第1タグと前記第2タグに情報を格納し、複数の前記画像形成ユニットのなかから限定された限定色の前記画像形成ユニットを前記転写部に接近させて当該限定色での限定色印刷を行う前に、前記離間位置にある前記画像形成ユニットのそれぞれに設けられた前記第1タグの情報を読み出し、前記第2タグから情報を読み出す必要がある場合には前記画像形成ユニットを前記転写部に接近させて前記第2タグから情報を読み出し、読み出す必要がない場合には前記画像形成ユニットを前記第2タグから情報を読み出す動作を省略して前記限定色印刷を開始する。
【0010】
このように、本発明の画像形成装置では、限定色印刷を行う前に、離間位置にある画像形成ユニットのそれぞれに設けられた第2タグから情報を読み出す必要がない場合には、離間位置にある画像形成ユニットを接近位置まで移動させて第2タグから情報を読み出す動作を省略し、限定色印刷を迅速に開始することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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