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公開番号2024171967
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089352
出願日2023-05-31
発明の名称フードキャップ
出願人株式会社シグマ
代理人
主分類G03B 11/04 20210101AFI20241205BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 簡易な構成で光学フィルタを収納可能な収納部を有するフードキャップを提供する。
【解決手段】 レンズ鏡筒の花弁型フードに装着可能なフードキャップであって、装着されるレンズ鏡筒の第1レンズ面との間に光学フィルタを収納する収納部を有し、収納部は、筒部の第2の遮光壁と対応する位置にスライド蓋と、スライド蓋を略光軸垂直方向に案内する第1のカム機構を有し、第1のカム機構のカム溝は、スライド蓋を開放位置へと案内する開閉カム部と、スライド蓋を係止位置へと案内する係止カム部とを有し、スライド蓋が収納位置において、光学フィルタはスライド蓋に設けられた第1の保持面と収納部に設けられた第2の保持面とにより保持され、スライド蓋が係止位置において、光学フィルタは収納位置から突出されることを特徴とする。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
対向する一対の第1の遮光壁と前記第1の遮光壁より光軸方向の突出長さが短い対向する一対の第2の遮光壁とを有する、レンズ鏡筒の花弁型フードに装着可能なフードキャップであって、
フードキャップは、天面を形成し略円盤形状のキャップ本体と、光軸垂直方向に花弁型フードを覆う筒部と、前記キャップ本体と装着される前記レンズ鏡筒の第1レンズ面との間に光学フィルタを収納する収納部と、を有し、
前記収納部は、前記筒部の前記第2の遮光壁と対応する位置にスライド蓋を備える
ことを特徴とするフードキャップ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記収納部は前記スライド蓋を略光軸垂直方向に案内する第1のカム機構をさらに有し、
前記第1のカム機構のカム溝は、前記スライド蓋を開放位置へと案内する開閉カム部と、前記スライド蓋を係止位置へと案内する係止カム部とを有する
ことを特徴とする請求項1に記載のフードキャップ。
【請求項3】
前記スライド蓋が収納位置において、前記光学フィルタは前記スライド蓋に設けられた第1の保持面と収納部に設けられた第2の保持面とにより保持され、
前記スライド蓋が係止位置において、前記光学フィルタは前記収納位置から突出される
ことを特徴とする請求項2に記載のフードキャップ。
【請求項4】
前記スライド蓋は、前記開閉カム部による案内時に前記光学フィルタと当接する押出爪部を有し、
前記光学フィルタは、前記スライド蓋の前記開放位置への摺動動作と連動して前記押出爪部と一体で移動する
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のフードキャップ。
【請求項5】
前記第2の保持面は、前記係止カム部による案内時に前記光学フィルタと当接する支持爪部を有し、
前記光学フィルタは、前記スライド蓋の前記係止位置への摺動動作と連動することなく前記支持爪部と当接し、前記スライド蓋が前記係止位置において前記支持爪部により前記収納部からの突出が支持される
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のフードキャップ。
【請求項6】
前記第1のカム機構はさらに、前記開閉カム部と略直交して前記開閉カム部と前記係止カム部とを接続し、前記スライド蓋を前記開放位置と傾斜位置との間で案内する遷移カム部を有し、
前記収納部はさらに前記開閉カム部と略平行のカム溝を備える第2のカム機構を有し、
前記スライド蓋は、前記遷移カム部による案内時に前記第2のカム機構のカムボスを支点として揺動動作が可能であり、
前記光学フィルタは、前記スライド蓋の前記傾斜位置への揺動動作と連動して前記押出爪部との当接から前記支持爪部との当接へと切り替わる
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のフードキャップ。
【請求項7】
前記スライド蓋の前記レンズ鏡筒と対向する面は傾斜面であり、
前記スライド蓋は前記傾斜面に作用するユーザの操作力を利用して前記開放位置から前記傾斜位置に移動する
ことを特徴とする請求項6に記載のフードキャップ。
【請求項8】
前記収納部は前記第2の遮光壁が緩挿されるフード受け部を有し、
前記フード受け部に前記第2の遮光壁が緩挿された状態において、前記スライド蓋の前記開放位置への摺動動作が規制される
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のフードキャップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学フィルタを収納することが可能なフードキャップに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
撮像素子に入る光量を減らすことができるNDフィルタや、夜間の光害を除去することができる光害カットフィルタ、被写体の描写を柔らかにするソフトフィルタなど、特殊な効果を得るための光学フィルタを交換レンズのマウント部に装着する場合がある。そのような光学フィルタはリアフィルタと呼ばれる。
【0003】
リアフィルタは、交換レンズの先端に装着するフロントフィルタに比べ、画質低下が少なく、低コストであり、交換レンズの先端のレンズ形状に左右されず装着可能であるというメリットがある。そのため、特に、先端レンズの径が大きい大口径レンズや、先端レンズのレンズ面が大きく突出する広角レンズで好まれる傾向がある。
【0004】
一方で、リアフィルタは、交換レンズのマウント部に設けたフィルタホルダに挿入して使用されるので、装着する交換レンズの種類に応じた専用の形状となる場合が多い。
【0005】
リアフィルタに関する技術として、例えば、特許文献1に開示の発明では、交換レンズの十分な光学有効径の大きさを確保しつつ、光学フィルタを交換するための挿抜作業の作業性を向上する技術が開示されている。
【0006】
ところで、リアフィルタのニーズが特に高い大口径広角レンズでは先端レンズのレンズ面が大きく突出するので、通常のレンズキャップだとレンズ面と接触してしまう。
【0007】
そこで、このようなレンズ形状の交換レンズに対しては、特許文献2の図1に開示されているような、先端レンズ面を保護するために交換レンズ先端に花弁型に伸ばした花弁型フードと呼ばれる形状のフードを採用し、さらに、先端レンズ面と花弁型フードとを覆うように被せる形状のレンズキャップを用いることが一般的となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2021-92596号公報
特開2009-175348号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上述した特許文献1には以下のような問題点があった。すなわち、交換レンズのリアフィルタとして用いられる光学フィルタはゼラチンフィルタなどの樹脂フィルムシートからなるものが多く、挿抜時以外にも使用していないときの折れ曲がりなどに対する注意を要するが、特許文献1に開示の発明はそのような課題に対する言及はなされていない。また、そのような取り扱いに注意を要する光学フィルタを持ち運ぶために、別途ケースを用意して持ち運ぶ必要があるという課題も存在する。
【0010】
また、特許文献2に開示されるようなレンズキャップでは、光軸方向に伸びる花弁型フード全体を覆う形状としているため、長い遮光壁と短い遮光壁、もしくは長い遮光壁と先端レンズ面との間にデッドスペースが生じやすいという課題が存在する。
(【0011】以降は省略されています)

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