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公開番号2024178734
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-25
出願番号2023097104
出願日2023-06-13
発明の名称画像形成装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/08 20060101AFI20241218BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】画像品位を保つ。
【解決手段】画像形成装置1は、トナー画像を形成する画像形成ユニット10と、画像形成ユニット10のトナー量を検出する検出部74と、画像形成ユニット10の周囲の湿度又は温度の少なくとも何れか一方を計測する計測部75と、トナー量が所定値以下であるか否かを判定する判定部76とを設け、判定部76が、画像形成ユニット10のトナーの残量が所定値以下であると判定するとき、計測部75が計測した湿度又は温度の少なくとも何れか一方が所定の湿度又は所定の温度以下である場合のトナー量は、計測部75が計測した湿度又は温度の少なくとも何れか一方が所定の湿度又は所定の温度よりも高い場合のトナー量よりも多いようにする。
【選択図】図4


特許請求の範囲【請求項1】
現像剤像を形成する画像形成ユニットと、
前記画像形成ユニットの現像剤量を検出する検出部と、
前記画像形成ユニットの周囲の湿度又は温度の少なくとも何れか一方を計測する計測部と、
前記現像剤量が所定値以下であるか否か判定する判定部と
を有し、
前記判定部が、前記画像形成ユニットの前記現像剤量が前記所定値以下であると判定するとき、前記計測部が計測した湿度又は温度の少なくとも何れか一方が所定の湿度又は所定の温度以下である場合の前記現像剤量は、前記計測部が計測した湿度又は温度の少なくとも何れか一方が前記所定の湿度又は前記所定の温度よりも高い場合の前記現像剤量よりも多い
画像形成装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記計測部は、前記画像形成ユニットの周囲の湿度を計測し、
前記判定部が、前記現像剤量が前記所定値以下であると判定するとき、前記計測部が計測した湿度が前記所定の湿度以下である場合の前記現像剤量は、前記計測部が計測した湿度が前記所定の湿度よりも高い場合の前記現像剤量よりも多い
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記計測部は、前記画像形成ユニットの周囲の湿度及び温度を計測し、
前記判定部が、前記現像剤量が前記所定値以下であると判定するとき、前記計測部が計測した湿度及び温度が前記所定の湿度以下及び前記所定の温度以下である場合の前記現像剤量は、前記計測部が計測した湿度及び温度が前記所定の湿度及び前記所定の温度よりも高い場合の前記現像剤量よりも多い
請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記現像剤量が所定のロー所定値以下であるか否か判定するロー判定部と、
前記現像剤量が前記ロー所定値以下であると前記ロー判定部が判定してから前記現像剤量が前記所定値以下であると前記判定部が判定するまでの前記現像剤の使用可能量である現像剤使用可能量を、前記計測部が計測した湿度又は温度の少なくとも何れか一方が前記所定の温度又は前記所定の湿度よりも高い場合よりも、前記計測部が計測した湿度又は温度の少なくとも何れか一方が前記所定の湿度又は前記所定の温度以下である場合の方が、少なく設定する現像剤使用可能量設定部と
をさらに有し、
前記判定部は、
前記現像剤量が前記ロー所定値以下であると前記ロー判定部が判定してから、前記現像剤使用可能量以上に前記現像剤が使用されると、前記現像剤量が前記所定値以下であると判定する
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記現像剤使用可能量設定部は、
前記画像形成ユニットの寿命に対する使用率が低い場合よりも該使用率が高い場合の方が前記現像剤使用可能量を少なく設定する
請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記現像剤使用可能量設定部は、
前記使用率が所定の第1寿命判定値以上の場合、前記使用率が前記第1寿命判定値よりも低い所定の第2寿命判定値以上かつ前記第1寿命判定値未満の場合よりも、前記現像剤使用可能量を少なく設定する
請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記現像剤使用可能量設定部は、
前記計測部が計測した湿度又は温度の少なくとも何れか一方が前記所定の湿度又は前記所定の温度以下である場合、前記現像剤使用可能量を所定の基準値よりも少なく設定する
請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記現像剤使用可能量設定部は、
前記画像形成ユニットが寿命に到達した場合、前記現像剤使用可能量を前記基準値に戻す
請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記判定部は、
前記画像形成ユニットに残留している前記現像剤に新たな前記現像剤が混入されるべき時点で、前記現像剤量が前記所定値以下となったと判定する
請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置に関し、例えば、電子写真方式のプリンタや複写機等の画像形成装置に適用して好適なものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置(プリンタとも呼ばれる)として、コンピュータ装置等から供給される画像に基づき、トナーカートリッジから現像剤(トナーとも呼ばれる)を現像装置に供給して現像装置により現像剤像(トナー画像とも呼ばれる)を形成して紙等の媒体に転写し、これに熱及び圧力を加えて定着させることにより、印刷処理を行うものが広く普及している。
【0003】
このような画像形成装置においては、現像装置内の現像剤の残量が少なくなったことを検知しユーザに報知するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-31521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような画像形成装置においては、現像剤の劣化に伴い、現像装置内に残存している現像剤である残現像剤と、交換後の新たなトナーカートリッジ(現像剤カートリッジとも呼ぶ)から新規供給される現像剤である新規供給現像剤との特性差が大きいときに画像品位が低下することがあった。そのため、現像装置内の現像剤の残量が少ないことを適切なタイミングで判定し、適切なタイミングで現像剤カートリッジを交換したいといった要望があった。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、画像品位を保ち得る画像形成装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる課題を解決するため本発明の画像形成装置においては、現像剤像を形成する画像形成ユニットと、画像形成ユニットの現像剤量を検出する検出部と、画像形成ユニットの周囲の湿度又は温度の少なくとも何れか一方を計測する計測部と、現像剤量が所定値以下であるか否か判定する判定部とを設け、判定部が、画像形成ユニットの現像剤量が所定値以下であると判定するとき、計測部が計測した湿度又は温度の少なくとも何れか一方が所定の湿度又は所定の温度以下である場合の現像剤量は、計測部が計測した湿度又は温度の少なくとも何れか一方が所定の湿度又は所定の温度よりも高い場合の現像剤量よりも多いようにした。
【0008】
本発明は、残現像剤の劣化が少ない時点で現像剤カートリッジの交換を促すことができ、適切に現像剤カートリッジが交換されるときは残現像剤と新規供給現像剤との特性差を抑えることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、残現像剤の劣化が少ない時点で現像剤カートリッジの交換を促すことができ、適切に現像剤カートリッジが交換されるときは残現像剤と新規供給現像剤との特性差を抑えることができ、画像品位を保ち得る画像形成装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像形成装置の内部構成を示す左側面図である。
画像形成ユニットの内部構成を示す左側面図である。
画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態による印刷処理手順を示すフローチャートである。
第1の実施の形態によるトナーエンプティ決定ドットカウント値表を示す表である。
画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。
評価用印刷画像を示す図である。
第1の実施の形態による評価結果を示す表である。
第1の実施の形態によるトナーエンプティ状態発生時に対する新規供給トナー供給直後における現像ローラ上の電位及びトナー付着量の上昇を示すグラフである。
第2の実施の形態による印刷処理手順(1)を示すフローチャートである。
第2の実施の形態による印刷処理手順(2)を示すフローチャートである。
第2の実施の形態による使用率8割時トナーエンプティ決定ドットカウント値表を示す表である。
第2の実施の形態による使用率9割時トナーエンプティ決定ドットカウント値表を示す表である。
第2の実施の形態による評価結果を示す表である。
第2の実施の形態によるトナーエンプティ状態発生時に対する新規供給トナー供給直後における現像ローラ上の電位及びトナー付着量の上昇を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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