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公開番号
2024171601
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023088694
出願日
2023-05-30
発明の名称
車両用ゲート開閉装置
出願人
株式会社市川工務店
,
個人
代理人
個人
主分類
G08G
1/09 20060101AFI20241205BHJP(信号)
要約
【課題】 工事現場などの管理区域から出る車両を一旦停止させ、運転手に対し荷台などの状況確認を促す車両用ゲート開閉装置を提供すること。
【解決手段】
本発明は、車両を検知するように隣接して設置された第1及び第2のセンサーS1,S2と、車両を一旦停止させるためのゲートGと、運転手に対して荷台などの状況確認を促す注意喚起手段6,7,8と、それらを制御する制御装置2と、を有し、前記第1のセンサーS1は低位置に設置され、前記第2のセンサーS2は、車高の高い車両のみを検知するように高位置に設置されており、前記ゲートGは、第1のセンサーS1に引き続いて第2のセンサーS2が車両を検知した場合であって、かつ、第1及び第2のセンサーS1,S2が車両を共に検知している場合にのみ閉じ、一旦停止した車両の運転手に対し、荷台などの状況確認が促された後、ゲート開放スイッチ3の操作に基づいて開く車両用ゲート開閉装置1である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
工事現場などの管理区域の出入口から出る車両を一旦停止させるための車両用ゲート開閉装置であって、
前方に存在する車両を検知する第1のセンサーと、
当該第1のセンサーと隣接し、かつ、当該第1のセンサーよりも出入口側に設置されて前方に存在する車両を検知する第2のセンサーと、
当該第2のセンサーよりもさらに出入口側に設置されて車両を一旦停止させるためのゲートと、
車両の運転手に対して荷台又はブームなどの状況確認を促す注意喚起手段と、
それらの動作を制御する制御装置と、
を有する車両用ゲート開閉装置であって、
前記第1のセンサーは、車高の低い車両及び車高の高い車両の両者を検知するように低位置に設置されており、
前記第2のセンサーは、車高の高い車両のみを検知するように前記第1のセンサーよりも高位置に設置されており、
前記ゲートは、前記第1のセンサーに引き続いて前記第2のセンサーが車両を検知した場合であって、かつ、前記第1のセンサーと前記第2のセンサーが車両を共に検知している場合にのみ閉じるように制御され、車両の運転手がゲート開放スイッチを操作することで開くように制御されるものであり、
前記制御装置は、閉じられた前記ゲートの手前で一旦停止した車両の運転手に対し、前記注意喚起手段にて荷台又はブームなどの状況確認が促された後、前記ゲート開放スイッチの操作に基づいて前記ゲートを開くように構成されていることを特徴とする車両用ゲート開閉装置。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記注意喚起手段は、音声によって車両の運転手に対して荷台又はブームなどの状況確認を促すものであることを特徴とする請求項1に記載の車両用ゲート開閉装置。
【請求項3】
前記ゲート開放スイッチは、車両の運転席の高さの違いに対応できるように、上下方向に伸びる紐状又は棒状の操作部を有しているものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用ゲート開閉装置。
【請求項4】
前記ゲート開放スイッチは、車両の停止位置が前後しても対応できるように、離れた位置にある複数の操作部を有していることを特徴とする請求項3に記載の車両用ゲート開閉装置。
【請求項5】
荷台又はブームなどの様子を視認できるミラー、又は、カメラにて撮影した荷台又はブームなどの様子を視認できる画像表示装置がさらに設置されており、
前記ゲート開放スイッチは、車両の運転手が操作する際に前記ミラー又は前記画像表示装置を見易い位置に設置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用ゲート開閉装置。
【請求項6】
太陽光発電パネル及び充電式バッテリーをさらに備えており、
外部電源から独立して運用可能とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用ゲート開閉装置。
【請求項7】
前記制御装置は、前記第1のセンサーと前記第2のセンサーが何れも車両を検知していない場合に、前記ゲートが閉じられている状態を検知した場合には、前記ゲート開放スイッチの操作状況に関係なく、当該ゲートを開くように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用ゲート開閉装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、工事現場などの管理区域から出る車両の荷台又はブーム(ジブ)などの下げ忘れを防ぐために、それらの車両を一旦停止させ、車両の運転手に対し、荷台又はブームなどの状態を確実に確認させるのに適した車両用ゲート開閉装置に関するものである。
続きを表示(約 3,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、荷下ろし作業を行う工事現場などの管理区域から出る車両(特にダンプカー)がその荷台を下げ忘れてそのまま公道を走行し、信号機や道路標識などに衝突する事故が起きており、そのような事故を防ぐための対策が提案されている(特許文献1~3)。
それらの従来技術において、荷台が下げられているか上がったままであるかを判断する装置を備えている場合には、装置による検出漏れの虞があったり、正確に荷台の状態を判断できない場合があるという問題がある。
さらに、荷台が上げられた状態を検出するには、かなり高い支柱を立設する必要があるため、装置が大がかりなものとなったり、装置の安定性が悪く安全性に欠けるという問題がある。
なお、工事現場などの管理区域に入る車両(進入車両)については、大型の車両であっても小型の車両であっても、装置による荷台の状態検知は不要であり、小型の車両が工事現場から出る場合においても荷台の状態検知は不要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-26522号公報
特開2002-30623号公報
特開2007-132019号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、工事現場などの管理区域から車高が高い車両が出る場合においてのみ機能し、車両の荷台やブームなどの状態を確認することを運転手に対して確実に促すことができる車両用ゲート開閉装置を提供することにある。
本発明は、荷台が上げられた状態を検出するための高い支柱を立設する必要がなく、装置の安定性及び安全性に優れ、コンパクトで設置及び移動が容易な車両用ゲート開閉装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、車両の運転席の高さが違ったり、車両の停止位置が異なっていてもゲートを開く操作に対応できる車両用ゲート開閉装置を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、商用電源などの外部電源に接続する必要が無い車両用ゲート開閉装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本発明は、「工事現場などの管理区域の出入口から出る車両を一旦停止させるための車両用ゲート開閉装置であって、前方に存在する車両を検知する第1のセンサーと、当該第1のセンサーと隣接し、かつ、当該第1のセンサーよりも出入口側に設置されて前方に存在する車両を検知する第2のセンサーと、当該第2のセンサーよりもさらに出入口側に設置されて車両を一旦停止させるためのゲートと、車両の運転手に対して荷台又はブームなどの状況確認を促す注意喚起手段と、それらの動作を制御する制御装置と、を有する車両用ゲート開閉装置であって、
前記第1のセンサーは、車高の低い車両及び車高の高い車両の両者を検知するように低位置に設置されており、前記第2のセンサーは、車高の高い車両のみを検知するように前記第1のセンサーよりも高位置に設置されており、前記ゲートは、前記第1のセンサーに引き続いて前記第2のセンサーが車両を検知した場合であって、かつ、前記第1のセンサーと前記第2のセンサーが車両を共に検知している場合にのみ閉じるように制御され、車両の運転手がゲート開放スイッチを操作することで開くように制御されるものであり、前記制御装置は、閉じられたゲートの手前で一旦停止した車両の運転手に対し、前記注意喚起手段にて荷台又はブームなどの状況確認が促された後、前記ゲート開放スイッチの操作に基づいて前記ゲートを開くように構成されている車両用ゲート開閉装置」を最も主要な特徴とするものである。
【0006】
(2)本発明の車両用ゲート開閉装置において、前記注意喚起手段は、音声によって車両の運転手に対して荷台又はブームなどの状況確認を促すものであっても良い。
(3)本発明の車両用ゲート開閉装置において、前記ゲート開放スイッチは、車両の運転席の高さの違いに対応できるように、上下方向に伸びる紐状又は棒状の操作部を有しているものであっても良い。
(4)本発明の車両用ゲート開閉装置において、前記ゲート開放スイッチは、車両の停止位置が前後しても対応できるように、離れた位置にある複数の操作部を有しているものであっても良い。
【0007】
(5)本発明の車両用ゲート開閉装置において、荷台又はブームなどの様子を視認できるミラー、又は、カメラにて撮影した荷台又はブームなどの様子を視認できる画像表示装置がさらに設置されており、前記ゲート開放スイッチは、車両の運転手が操作する際に前記ミラー又は前記画像表示装置を見易い位置に設置されているものであっても良い。
(6)本発明の車両用ゲート開閉装置において、太陽光発電パネル及び充電式バッテリーをさらに備えており、外部電源から独立して運用可能とされているものであっても良い。
(7)本発明の車両用ゲート開閉装置において、前記制御装置は、前記第1のセンサーと前記第2のセンサーが何れも車両を検知していない場合に、前記ゲートが閉じられている状態を検知した場合には、前記ゲート開放スイッチの操作状況に関係なく、当該ゲートを開くように構成されているものであってもよい。
【発明の効果】
【0008】
(1)上記のように構成した本発明の車両用ゲート開閉装置は、高さが異なる2個のセンサーを車両の進行方法(通路)に沿って隣接して設置しているため、車両の進行方向を判断でき、管理区域に入る車両(進入車両)を停止させることが無く、出入口における車両の流れを阻害することを防ぐことができる。また、管理区域に入る車両のための入口と、管理区域から出る車両のための出口を分ける必要も無く、管理区域から出る車両(退出車両)の運転手に対してのみ必要な注意喚起を効率的かつ確実に行うことができる。
さらに、本発明の車両用ゲート開閉装置は、乗用車、二輪車、人などの通過に対しては作動せず、管理区域から出る車高が高い車両についてのみ一律に一旦停止を求める構成であり、車両の荷台又はブームなどが上げられた状態の車両であることまでを判別する必要が無いため、信号機に衝突するような高い位置における車両の状態を検知するセンサーなどを必要としない。
従って、本発明は、出入口における車両の流れを阻害することが無く、簡易なシステムにて構成でき、装置全体を小型化することができ、装置の安定性及び安全性に優れ、設置及び移動が容易な車両用ゲート開閉装置を提供することができる。
【0009】
(2)本発明の車両用ゲート開閉装置において、前記注意喚起手段が音声によって車両の運転手に対して荷台などの状況確認を促すものである場合には、車両の運転手に対して簡潔に荷台などの状態を確認するように促すことができる。
(3)本発明の車両用ゲート開閉装置において、前記ゲート開放スイッチが運転席の高さの違いに対応できるように、上下方向に伸びる紐状又は棒状の操作部を有している場合には、様々な車種の運転手においてもゲート開放スイッチに対するアクセスが容易となり、操作性・利便性に優れたものとすることができる。
【0010】
(4)本発明の車両用ゲート開閉装置において、前記ゲート開放スイッチが、車両の停止位置が前後しても対応できるように、離れた位置にある複数の操作部を有している場合には、停止位置が一様で無い個々の車両の運転手においてもゲート開放スイッチに対するアクセスが容易となり、操作性・利便性に優れたものとすることができる。
(5)本発明の車両用ゲート開閉装置において、荷台又はブームなどの様子を視認できるミラー、又は、カメラにて撮影した荷台又はブームなどの様子を視認できる画像表示装置がさらに設置されており、前記ゲート開放スイッチは、運転手が操作する際に前記ミラー又は前記画像表示装置を見易い位置に設置されている場合には、ゲート開放スイッチの操作時において荷台などの状態確認を自然な動作の流れの中で行うことができ、利便性を高めるとともに、確認漏れの発生を防ぐ効果を高めることができる。
(6)本発明の車両用ゲート開閉装置において、太陽光発電パネル及び充電式バッテリーをさらに備えており、外部電源から独立して運用可能とされているものである場合には、山間部や河川敷など様々な管理区域において運用が可能であり、利便性及び汎用性に優れたものとすることができる。
(7)本発明の車両用ゲート開閉装置において、前記制御装置が、第1のセンサーと第2のセンサーが何れも車両を検知していない場合に、前記ゲートが閉じられている状態を検知した場合には、前記ゲート開放スイッチの操作状況に関係なく、当該ゲートを開くように構成されているものである場合には、車両が存在しない通常時(待機時)において常にゲートが開いた状態を維持することができ、システムの信頼性及び利便性に優れたものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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