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公開番号
2025022383
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126898
出願日
2023-08-03
発明の名称
報知装置
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人大島特許事務所
主分類
G08G
1/16 20060101AFI20250206BHJP(信号)
要約
【課題】車内エンターテインメント性の低下を抑えつつ、乗員に適切に報知できる報知装置を提供する。
【解決手段】車両1の客室1S内に向けて音を発することにより報知を行う報知装置9であって、客室内に音を発するスピーカ23と、車両に設けられ、収音した音を音信号に変換して出力するマイク25と、音信号に基づいてスピーカから音を出力させる制御装置27と、を備え、制御装置は、車内エンターテインメントのコンテンツ音に係るコンテンツ音情報を取得し、注意喚起のための注意喚起音を生成するための注意音情報を取得し、マイクによって取得された音信号に基づいて車両の走行状態を推定し、推定された走行状態に基づいて、コンテンツ音及び注意喚起音それぞれの音量を設定し、コンテンツ音情報及び注意音情報に基づいて、設定された音量でそれぞれ、対応するコンテンツ音及び注意喚起音をスピーカから出力させる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の客室内に向けて音を発することにより報知を行う報知装置であって、
前記客室内に音を発するスピーカと、
前記車両に設けられ、収音した音を音信号に変換して出力するマイクと、
前記音信号に基づいて前記スピーカから音を出力させる制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
車内エンターテインメントのコンテンツ音に係るコンテンツ音情報を取得し、
注意喚起のための注意喚起音を生成するための注意音情報を取得し、
前記マイクによって取得された前記音信号に基づいて前記車両の走行状態を推定し、
推定された前記走行状態に基づいて、前記コンテンツ音及び前記注意喚起音それぞれの音量を設定し、
前記コンテンツ音情報及び前記注意音情報に基づいて、設定された音量でそれぞれ、対応する前記コンテンツ音及び前記注意喚起音を前記スピーカから出力させる報知装置。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、前記マイクが取得した前記音信号に基づいて乗員に求められる注意度合いを示す注意レベルを設定し、前記注意レベルが高くなるにつれて、前記コンテンツ音情報に基づいて前記スピーカから発生する音の前記音量を小さくする請求項1に記載の報知装置。
【請求項3】
前記制御装置は、前記注意レベルが高くなるにつれて、前記注意音情報に基づいて前記スピーカから発生する音の前記音量を大きくする請求項2に記載の報知装置。
【請求項4】
乗員に報知を行うべく振動を発生させる振動装置を含み、
前記制御装置は推定された前記走行状態に基づいて、前記振動装置を駆動させる請求項2に記載の報知装置。
【請求項5】
前記制御装置は、前記注意レベルが所定の閾値以下であるときには、前記注意音情報に基づく音の出力を停止するとともに、前記振動装置を駆動させる請求項4に記載の報知装置。
【請求項6】
前記制御装置は、前記注意レベルが所定の閾値より大きいときには、前記注意レベルが高くなるにつれて、前記注意音情報に基づく前記音量を大きくする請求項2に記載の報知装置。
【請求項7】
乗員に報知を行うべく振動を発生させる振動装置を含み、
前記制御装置は、前記注意レベルが高くなるにつれて、前記振動装置が発生する振動の振幅を大きくする請求項6に記載の報知装置。
【請求項8】
前記制御装置は、前記マイクによって取得された前記音信号に基づき、前記車両が雨天走行をしているか否かを推定し、雨天走行をしていると判定したときには、雨天走行をしていないと判定したときに比べて、前記注意レベルを高く設定する請求項2~請求項6のいずれか1つの項に記載の報知装置。
【請求項9】
前記制御装置は、雨天走行をしていないと判定したときに、前記マイクによって取得された前記音信号に基づき、前記車両が高速走行をしているか否かを判定し、高速走行をしていると判定したときには、高速走行をしていないと判定したときに比べて、前記注意レベルを高く設定する請求項8に記載の報知装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載され、音により報知を行うための報知装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、交通参加者の中でも高齢者や障がい者や子供といった脆弱な立場にある人々にも配慮した持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する取り組みが活発化している。この実現に向けて、乗員に対する報知に関する研究開発は、交通の安全性をより一層改善するものとして重要となっている。
【0003】
車両を運転する運転者に対して警告を事前に行う運転支援装置が公知である(例えば、特許文献1)。特許文献1に開示された運転支援装置は、走行予定経路上の右折又は左折する可能性がある交差点において、右左折などの走行予定方向に位置する物体を検知し、注意喚起音により報知を行う。
【0004】
特許文献1の運転支援装置では、注意喚起音として、車両のエンジン音や車両のロードノイズのように、実際の物体から聞こえてくるような音を仮想音源から発生させる。このときの音量は、会話や音楽を邪魔しない程度に設定される。
【0005】
乗員に警告及び注意喚起を行うため、車両用シートに設けられ、乗員に振動を付与する振動デバイスを備えた車両用注意喚起装置が公知である(例えば、特許文献2)。振動デバイスはシートバック及びシートクッションにそれぞれ設けられている。シートバックの振動デバイスは、例えば、乗員の肩や肩甲骨付近に配置され、シートクッションの振動デバイスは、乗員の臀部や足付近に配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5867171号公報
特開2019-116221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、近年の車両のIT化によって車室内の快適性が重要視され、カーオーディオをはじめとする車内エンターテインメント(in-car entertainment system)はますます高度化している。一方で、車内エンターテインメントを楽しむ乗員、特に、運転者に対して、必要に応じて適切に警告及び注意喚起を行うことは、車両の安全性を確保するために重要である。
【0008】
特許文献1の運転支援装置では、会話や音楽を邪魔しない程度に注意喚起音が設定される。そのため、とりわけ運転者に強い注意喚起が求められるときに、運転者に十分な注意喚起を行うことができない虞がある。
【0009】
特許文献2の車両用注意喚起装置では、運転者の体格や姿勢によっては、振動デバイスにより発生する振動が効果的に運転者に伝わらないという虞がある。
【0010】
本発明は、以上の背景に鑑み、車内エンターテインメント性の低下を抑えつつ、乗員に適切に報知できる報知装置を提供することを課題とする。そして、延いては交通の安全性をより一層改善して持続可能な輸送システムの発展に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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