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公開番号
2025016199
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023119323
出願日
2023-07-21
発明の名称
交通信号制御システム
出願人
株式会社京三製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
G08G
1/08 20060101AFI20250124BHJP(信号)
要約
【課題】横断歩道内で歩行者が停止している場合には、横断歩道内に車両の進入を阻止する信号制御を行う交通信号制御システムを提供する。
【解決手段】歩行者検出部で取得した映像内から移動する歩行者を検出し、歩行者Wの検出情報から横断歩道内の歩行者の移動速度を測定する。歩行者の移動速度が閾値以下であって所定時間継続した場合には、歩行者は停止していると判断して緊急事態が発生したと判定する。緊急事態が発生したタイミングで信号灯器が全赤点灯制御中でない場合は、ステップST25にて通常設定秒数S1に従う点灯制御から最短設定秒数S2に従う点灯制御に切り換えを行う。このようにして、できるだけ早く信号灯器を全赤点灯制御まで階梯を歩進させて、横断歩道Hの安全を確保する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
開閉扉を備える筐体内に制御部を内設し、該制御部は横断歩道を横断する歩行者を検出する歩行者検出部と、信号灯器とに接続され、記憶された複数の階梯から成る現示テーブルに従って、前記信号灯器の点灯制御を行う交通信号制御システムであって、
前記歩行者検出部からの検出情報に基づいて、前記歩行者が前記横断歩道内で停止した状態である緊急事態が発生したと判定した場合には、前記信号灯器に対して、前記現示テーブルにおける通常設定秒数に従う点灯制御から、最短設定秒数に従う点灯制御に切り換え、全赤点灯である階梯に達した後に、該全赤点灯の階梯を前記通常設定秒数以上の所定時間、継続することを特徴とする交通信号制御システム。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記信号灯器が全赤点灯の状態を前記所定時間、継続した後は、黄点滅又は赤点滅を含む閃光制御に切り換えることを特徴とする請求項1に記載の交通信号制御システム。
【請求項3】
前記検出情報から前記歩行者の移動速度を測定し、該移動速度が閾値以下の速度、又は移動速度が時速0kmであって所定時間、継続しているか否かによって、前記緊急事態が発生したことを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の交通信号制御システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記緊急事態が発生したと判定した場合に、通信回線を介して外部センタに通報することを特徴とする請求項1又は2に記載の交通信号制御システム。
【請求項5】
前記開閉扉の外側面には、スピーカ部を備えるコミュニケーション部を有し、
前記緊急事態が発生したと判定した場合に、前記スピーカ部を介して、前記緊急事態が発生したこと通知することを特徴とする請求項4に記載の交通信号制御システム。
【請求項6】
前記コミュニケーション部は、前記スピーカ部に加えて、モニタ部及びマイク部を備えており、
前記緊急事態が発生したと判定した場合に、前記コミュニケーション部を介して、前記外部センタとコミュニケーションをとることが可能となることを特徴とする請求項5に記載の交通信号制御システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、横断歩道内の歩行者を検出し、歩行者の検出情報に基づいて交差点の信号灯器の点灯制御を行う交通信号制御システムに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、横断歩道を撮像した画像入力部によって、横断歩道の中間に定めた感知位置に達していない歩行者がいない場合には、歩行者用信号灯器の青信号の打ち切りを行う信号制御装置を備えた歩行者信号制御システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-81567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の歩行者信号制御システムでは、横断歩道を横断する歩行者に対する走行車両によるひき逃げの場合や、歩行者が横断歩道内で発作等により倒れてしまい移動できなくなった場合には、青信号の打ち切り処理は行われないものの、設定された現示テーブルの青時間経過後に、青信号から赤信号に切り換わる信号点灯処理が行われる。
【0005】
このように設定された現示テーブルに基づいて赤信号に切り換わると、倒れて移動できなくなった前述の歩行者は、横断歩道内に取り残された状態となり、青信号により走行してきた走行車両と接触する可能性があり、極めて危険な状態となる。
【0006】
特に、歩行者が道路上に倒れている場合には、ドライバの視界から立っている状態に比べて歩行者が認識し難くなるため、事故がより発生し易くなる。
【0007】
本発明の目的は、上述の課題を解消し、横断歩道内で移動しない歩行者が検出された場合には、横断歩道内に車両の進入を阻止する信号制御を行う交通信号制御システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための本発明に係る交通信号制御システムは、開閉扉を備える筐体内に制御部を内設し、該制御部は横断歩道を横断する歩行者を検出する歩行者検出部と、信号灯器とに接続され、記憶された複数の階梯から成る現示テーブルに従って、前記信号灯器の点灯制御を行う交通信号制御システムであって、前記歩行者検出部からの検出情報に基づいて、前記歩行者が前記横断歩道内で停止した状態である緊急事態が発生したと判定した場合には、前記信号灯器に対して、前記現示テーブルにおける通常設定秒数に従う点灯制御から、最短設定秒数に従う点灯制御に切り換え、全赤点灯である階梯に達した後に、該全赤点灯の階梯を前記通常設定秒数以上の所定時間、継続することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る交通信号制御システムによれば、横断歩道内で歩行者が発作や事故等により移動できなくなった場合には、横断歩道内に車両の進入を阻止する信号制御を行うことで、歩行者に対して安全を確保することができる。
【0010】
併せて、横断歩道内の歩行者に緊急状態が発生したことを、救急センタや、周囲の通行人に通報することで、迅速に横断歩道内に残された歩行者の救助活動を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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