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公開番号
2025155251
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-14
出願番号
2024058965
出願日
2024-04-01
発明の名称
車内環境制御システム
出願人
株式会社 ミックウェア
代理人
主分類
G08G
1/16 20060101AFI20251006BHJP(信号)
要約
【課題】車内にいる複数の搭乗者のうち、優先すべき搭乗者のあるべき意識状態に対応した車内環境を提供する。
【解決手段】各搭乗者と対応付けられている各携帯端末と、車両に搭載された車載機とを含む車内環境制御システムにおいて、各携帯端末は、搭乗者を特定する第1識別情報と、搭乗者の生体情報とを含む搭乗者情報を車載機に送信し、車載機は、各携帯端末から搭乗者情報を受信して、搭乗者の属性情報を特定し、搭乗者の意識状態を推定し、意識状態及び属性情報に基いて、優先すべき搭乗者のあるべき意識状態を促す車内環境に調整する制御を行う。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の搭乗者と対応付けられた各携帯端末と、車両に搭載され各前記携帯端末と通信可能な車載機と、を含む車内環境制御システムであって、
各前記携帯端末は、
対応付けられた前記搭乗者を特定する第1識別情報を記憶する端末記憶部と、
前記搭乗者の生体情報を取得する第1取得部と、
前記第1識別情報と、前記生体情報とを含む搭乗者情報を前記車載機に送信する端末通信部とを備え、
前記車載機は、
前記車両の車内環境を調整する制御を行う調整部と、
各前記携帯端末から、前記搭乗者情報を受信する車載通信部と、
各前記搭乗者の属性情報を前記第1識別情報と対応付けて記憶する車載記憶部と、
前記搭乗者情報に含まれる前記第1識別情報により、対応付けられている前記属性情報を特定する特定部と、
前記搭乗者情報に含まれる前記生体情報から前記搭乗者の意識状態を推定する推定部と、を備え、
前記調整部は、特定した前記属性情報と、推定した前記意識状態とに基いて、前記車内環境を調整する制御を行う、
ことを特徴とする車内環境制御システム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
各前記携帯端末は、更に、
着座位置判定用の第2識別情報を取得する第2取得部と、
前記第2識別情報に基いて、前記搭乗者の着座位置を判定する判定部と、を備え、
前記端末通信部が送信する前記搭乗者情報は、判定した前記着座位置を示す着座位置情報を更に含み、
前記車載記憶部は、更に、受信した前記搭乗者情報に含まれる前記着座位置情報を、前記搭乗者の前記属性情報として記憶し、
前記調整部は、第1の搭乗者の前記属性情報が示す着座位置が運転手席で、且つ、当該第1の搭乗者の前記意識状態が覚醒状態であり、且つ、前記運転手席以外に着座する第2の搭乗者の前記意識状態が睡眠状態である場合、当該第2の搭乗者の睡眠を促す車内環境に調整する制御を行う、
ことを特徴とする請求項1記載の車内環境制御システム。
【請求項3】
各前記携帯端末は、更に、
着座位置判定用の第2識別情報を取得する第2取得部と、
前記第2識別情報に基いて、前記搭乗者の着座位置を判定する判定部と、を備え、
前記端末通信部が送信する前記搭乗者情報は、判定した前記着座位置を示す着座位置情報と、前記搭乗者の年齢を示す年齢情報とを更に含み、
前記車載記憶部は、更に、受信した前記搭乗者情報に含まれる前記着座位置情報及び前記年齢情報を、前記搭乗者の前記属性情報として記憶し、
前記調整部は、第1の搭乗者の前記属性情報が示す着座位置が運転手席で、且つ、当該第1の搭乗者の前記意識状態が覚醒状態であり、且つ、前記運転手席以外に着座する第2の搭乗者の前記属性情報が示す年齢が所定の年齢以下であって、且つ当該第2の搭乗者の前記意識状態が睡眠状態である場合、当該第2の搭乗者の睡眠を促す車内環境に調整する制御を行う、
ことを特徴とする請求項1記載の車内環境制御システム。
【請求項4】
前記調整部は、前記第2の搭乗者の前記意識状態が睡眠状態であるにも関わらず、前記第1の搭乗者の前記意識状態が睡眠状態になった場合、当該第1の搭乗者の覚醒を促す車内環境に調整する制御を行う、
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の車内環境制御システム。
【請求項5】
前記車載機、または前記携帯端末は、更に、
前記搭乗者情報に基いて、車内の着座位置を示すレイアウト図と、前記車内の各着座位置に着座する各前記搭乗者を特定する情報と、推定した各前記搭乗者の前記意識状態を示す情報とを表示する表示部を備える、
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の車内環境制御システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車内環境を構成する各要素(温度、湿度、換気、明るさ、音楽、匂い等)を調整する技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、車両の搭乗者が保持する携帯端末、若しくは搭乗者が装着するウェアラブル端末を用いることで、搭乗者の体温、脈拍等の体調情報(生体情報)を取得し、取得した体調情報に基いて搭乗者の体調を判定し、判定した体調に応じた車内環境を提供する体調連動制御システムを開示する。
【0003】
また、特許文献1は、予め登録されている複数の搭乗者の体調情報を取得して、体調がより正常ではない搭乗者の体調に合わせた車内環境に調整することを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-214591号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1には、複数の搭乗者いずれもが正常な体調である場合、どの搭乗者を基準にして車内環境を調整するのかについて開示がない。また、運転手は、移動中は覚醒した意識状態で運転をする必要があるが、運転手以外の他の搭乗者は、移動中に車内で眠りたい場合が考えられる。例えば、搭乗者に赤ちゃんがいる場合、赤ちゃんが安心して眠れる車内環境に調整することが望ましい。
【0006】
このように、搭乗者によってあるべき意識状態は異なるため、適切な車内環境に調整する技術が求められている。
【0007】
本明細書は、一つの側面において、複数の搭乗者が車両に搭乗する場合、優先すべき搭乗者のあるべき意識状態に対応した車内環境に調整する車内環境制御システムを開示する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)上記課題を解決するために、本開示の一態様である車内環境制御システムは、複数の搭乗者と対応付けられた各携帯端末と、車両に搭載され各前記携帯端末と通信可能な車載機と、を含み、各前記携帯端末は、対応付けられた前記搭乗者を特定する第1識別情報を記憶する端末記憶部と、前記搭乗者の生体情報を取得する第1取得部と、前記第1識別情報と、前記生体情報とを含む搭乗者情報を前記車載機に送信する端末通信部とを備え、前記車載機は、前記車両の車内環境を調整する制御を行う調整部と、各前記携帯端末から、前記搭乗者情報を受信する車載通信部と、各前記搭乗者の属性情報を前記第1識別情報と対応付けて記憶する車載記憶部と、前記搭乗者情報と、当該搭乗者情報に含まれる前記第1識別情報と対応付けられている前記属性情報とに基いて、前記車両に搭乗する前記搭乗者を特定する特定部と、特定した前記搭乗者の意識状態を前記生体情報から推定する推定部と、を備え、前記調整部は、推定した前記意識状態と、前記属性情報とに基いて、前記車内環境を調整する制御を行う、ことを特徴とする。
【0009】
(2)上記(1)に記載の車内環境制御システムにおいて、各前記携帯端末は、更に、着座位置判定用の第2識別情報を取得する第2取得部と、前記第2識別情報に基いて、前記搭乗者の着座位置を判定する判定部と、を備え、前記端末通信部が送信する前記搭乗者情報は、判定した前記着座位置を示す着座位置情報を更に含み、前記車載記憶部は、更に、受信した前記搭乗者情報に含まれる前記着座位置情報を、前記搭乗者の前記属性情報として記憶し、前記調整部は、第1の搭乗者の前記属性情報が示す着座位置が運転手席で、且つ、当該第1の搭乗者の前記意識状態が覚醒状態であり、且つ、前記運転手席以外に着座する第2の搭乗者の前記意識状態が睡眠状態である場合、当該第2の搭乗者の睡眠を促す車内環境に調整する制御を行う、としてもよい。
【0010】
(3)上記(1)に記載の車内環境制御システムにおいて、各前記携帯端末は、更に、着座位置判定用の第2識別情報を取得する第2取得部と、前記第2識別情報に基いて、前記搭乗者の着座位置を判定する判定部と、を備え、前記端末通信部が送信する前記搭乗者情報は、判定した前記着座位置を示す着座位置情報と、前記搭乗者の年齢を示す年齢情報とを更に含み、前記車載記憶部は、更に、受信した前記搭乗者情報に含まれる前記着座位置情報及び前記年齢情報を、前記搭乗者の前記属性情報として記憶し、前記調整部は、第1の搭乗者の前記属性情報が示す着座位置が運転手席で、且つ、当該第1の搭乗者の前記意識状態が覚醒状態であり、且つ、前記運転手席以外に着座する第2の搭乗者の前記属性情報が示す年齢が所定の年齢以下であって、且つ当該第2の搭乗者の前記意識状態が睡眠状態である場合、当該第2の搭乗者の睡眠を促す車内環境に調整する制御を行う、としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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